パナメーラ:ヘッドライトをスモーク化してみる。~ラッピング施工編~

さて今回はやっとラッピング施工編です。ここまでの記事はこちら。

パナメーラ:ヘッドライトをスモーク化してみる。~インナーブラック憧れ編

パナメーラ:ヘッドライトをスモーク化してみる。~塗装とラッピング編~

■早速ラッピングしてみる。

ヘッドライトのラッピングなので、もちろん外して作業したほうがいいです。基本的に外せるものは外して作業したほうがやりやすいですし、さらに塗装やラッピングであれば風で砂や埃が付着しない室内でやったほうが綺麗に仕上がります。

ということで外してきたヘッドライト。パナメーラのライトはデカイし重いですね・・・

外し方は取扱説明書に記載されているので割愛しますが、ボディを傷つけたり、ヘッドライト自体もデカイのでぶつけない様に注意して取り外します。

そしたらスモークフィルムを大まかにカット。ここで僕みたいなケチな人間はなるべく小さく、ピッタリなサイズで切り出そうとするのですが、そうするとフィルムを掴んで引っ張る余白がなくなるので失敗のもとです。

余白の感じとしてはこれぐらい。

そしたらいつもの様に脱脂して、霧吹きで水を吹いたら貼っていきましょう。撥水性のコーティング剤を塗っていたら、脱脂の前に一度洗剤で洗ったほうがいいと思います。ただしヘッドライト裏のコネクタ部は濡れてはいけないのでとっても注意。

毎回そうなんですけど、ラッピングってすごく大変なので途中色々写真を撮る余裕がないのです。つまり画像が少ないことへの言い訳です。笑

画像には写っていないですが、まずドライヤーで熱を与えながらやや引っ張って長辺にフィルムを貼ります。あとはドライヤーで伸ばしつつ、なるべく気泡が入らない様に端まで全面を貼っていきました。

貼り終わったら周囲の余ったフィルムをカットします。カッターでスススーっと1週削ぎ落としました。ヘッドライトそのものに傷を入れないように力の入れ方を気をつけます。

終わったらこんな感じで気泡が入っています。僕があまり上手ではないのもありますが、無理やり力任せに表面をスキージー(ヘラ)で擦って気泡を追い出そうとしたり、何度もはがして貼りなおすとフィルムが汚くなっていくだけです。

なので細かい気泡が残っていても良しとしています。なぜなら放っておけば2週間ぐらいで気泡が消えて、綺麗な仕上がりになるからです。

こういう気泡の消えるかどうかはフィルムの呼吸性能にもよりますね。つまりフィルム自体がわずかに空気を通さない限り気泡は消えないので、通気性のあるフィルムがおすすめです。少なくとも3M性のフィルムはそれがしっかりしていますので、気泡が残った状態でも放っておけば空気が抜けて綺麗になります。

はい完成。両側やるとそれなりに大変な作業です。

濃いスモークではないのですが、確かにスモークがかっていますね。正直室内に置いてヘッドライト単体で見た場合、あんまりスモークがかかってなくてガッカリだったのです。でも実際に車に装着して屋外で見てみると結構印象が変わっているので、ちょうどよかったかもしれません。

■装着とその副作用?

さて、ヘッドライトが完成したら車に装着します。

あ、言い忘れてましたけどヘッドライトのアッセンブリを作業で持ち出す場合、車にはカバーをかけておくことが賢明です。ヘッドライトの穴から部品を盗難されることはあまり考えづらいですが、もし雨が降ったら濡れちゃいけない電装系が濡れることも考えられます。

若干ブラウンがかっていますが、結構締まった顔つきになりますね。

思っていたより満足の仕上がりですが、やっぱり最新型のインナーブラックのほうが真っ黒でかっこいいですね。もしかしたら今後ヘッドライト周囲の縁取りだけマットブラックでラッピングするかもしれません。

そして副作用としてはもちろん、スモークを入れれば夜間ヘッドライト照射が暗くなります。これは実際悩みどころで、安全性にも関わるのでもしかしたら剥がしてしまうかもしれません。。

少なくともヤンキープリウスがやっちゃってるような真っ黒なスモークはできませんね。。もちろんめぇ子(パナメーラS)をヤン車にしたいとはまったく思っていませんが、嫁が運転しててもナメられない程度にはしたいですね。笑

この写真、非常にお気に入りのめぇ子(パナメーラS)。箱根の峠を走っていたのでサスペンションがSportに入っており、通常より車高が2cmほど落ちてる状態。写真撮るならこの状態がベストですね。

一方でもうひとつ副作用があります。それは前の車が若干道を開けるようになったこと。

もちろん車間も開いていて煽っているわけでもないですし、どいて欲しいとも思っていないのですが、それでもなんとなく道を開けてもらうことが増えたように思います。もともとパナメーラって車に詳しくない人からしたら280km/h以上出るスポーツカーだとは思わないですし、ポルシェだとわからない人が多いと思います。

なのでぽすけ(うちのケイマンS)に比べてめぇ子(うちのパナメーラS)は普通に走ってて道を開けられることってあんまりなかったのですが、スモークを入れたらだいぶ締まった顔になってしまったようです。

僕としては前に高速で誰も走っていないとスピード違反で覆面に捕まりやすいと考えており、よってできれば「若干飛ばすカモ」をちょっと前に走らせておくようにしています。カモが道を譲ってしまうと僕が先頭になってしまうので、プレッシャーを与えないように若干車間も開けているのですが、それでもどいてしまうのは若干アレですね。笑

テールライトもスモークなのか、レッドテールにするのか考えたいと思います。