テスタロッサ:アクセルペダルの注油と、ついでにフロアマット洗浄。そこで過去オーナーの遺品が見つかる。

暑くなってきましたね、というかいきなり夏です。ちょー暑い。

でも夏ぐらい暑くなるとやれることがあります。夏以外は乾燥させづらいものの掃除です。マットレスやソファーなどもよくこの時期に掃除します。ということで今回はてすたろー(うちのテスタロッサ)のフロアマットを掃除していきたいと思います。水で洗うのは初めてですね。

それと本題はアクセルペダルの動きが渋いので注油です。低速の微妙なアクセルワークでペダルがわずかにカクカク動くので、これはずっと対応しようと思っていたところ。

やっぱりフロアマットは洗剤と水で洗うのがイチバンきれいになる。リンサークリーナーは家庭に1台必需品だと思う。

これまでも掃除機がけはしたことありますが、マットを洗うのは初めて。というよりも積年の汚れた溜まっているのか、掃除機をかけてもきれいにするには限界があります。てすたろーは雨の日に出さないので泥がついた靴で乗り込むことはないんですが、それでも多少は汚れていくことはやむを得ないですね。

フェラーリテスタロッサのカーペット掃除

ひとまずマットを車外に持ち出し。ただ古い車のカーペット類は慎重に扱う必要があり、それは表面の布以上に裏面が痛んでいる可能性があるため。裏面がゴム素材であればパリパリに割れて崩れてくることもありますし、スポンジ状の素材であれば同じくボロッボロに加水分解していることもあります。

今回はそーっとめくってみるとゴムっぽいスパイク素材(ずれないようにスパイク状になっている)。しかし状態はずいぶんと良く、裏面は全然劣化している感じはないですね。素晴らしいぜ!でもマットがそもそもかなり重い・・・。

フェラーリテスタロッサのカーペット掃除

ということで外に持って行って手でバンバン叩きます。砂や草のようなゴミは少ないのですが、叩いていくと砂埃のような細かい煙が・・・うっ、て感じです。叩くだけできれいになればと思いましたけど、やっぱり洗います。こういうダスト状の細かい汚れは水を使うのが一番です。

まずは縦にマットを持って強めの水圧で水をかけます。縦にしているのは布の隙間にある汚れを流し出すため(地面に置いたままだと流れていかない)。そのあと重宝しているリンサークリーナーを使います。これはあるときから(特に海外の)カーディティーリングショップのインスタなんかでよく見かけるようになった「布を水洗いする用の掃除機」です。もちろんベッドやソファーなんかにも使えるもので、僕が持っているのはアイリスオーヤマ製。掃除機と同じようにホースの先に吸い込み口がついていて、同時にレバーを握ると水がまかれます。仕組みとしては水を撒いて布表面を濡らした瞬間に掃除機で水分と汚れを吸っていくというもの。なのでソファーなんかでも奥まで水が染みずに表面を水洗いできるという優れものです。

フェラーリテスタロッサのカーペット掃除

これはカーペットにも有効で、丸洗いできるんですが絞ることはできないのでリンサークリーナーで水分を吸い出してから乾燥させると乾きやすいんですよね。ちなみに薄めた中性洗剤を撒いて吸い出し、その後ゆすぎとして水をホースで撒いてから再度水分を吸っています。これが中性洗剤で吸ってる時の汚れた水ですが、めっちゃ汚れてるのがわかります。つまりホースで水をかけたぐらいではきれいになってなかったということですし、吸い出してこれだけ汚れを取れているこということですね。満足度たけー。笑

フェラーリテスタロッサのカーペット掃除

はい、左右マットをきれいにしたので日焼けしない程度に干して乾燥。助手席はそれほどクリーナーの排水が汚れていなかったので元々きれいだったということです。乾燥してみないとわかりませんが、運転席側もだいぶきれいになったと思います。ベージュのプランシングホース部分を見ると特に色がきれいになっているのがわかります。

過去オーナーの遺物発見。たぶん90年前後に流行った形のサングラス。テスタロッサの歴史を感じる。

それとテスタロッサの場合、フットマットの下にあるベースカーペットも剥がすことができます。ベルクロでついているので丁寧に剥がします。普通みたいに布地を持ってベリベリ引っ張るのはNGで、だいたいベルクロ自体がカーペット地から取れそうになっているので、ベルクロをつまんで優しく剥がしていきます。

フェラーリテスタロッサのカーペット掃除

ベージュというかタンカラーのベースカーペットは汚れておらず、叩いてもほとんど汚れっぽいものは出てきません。それとフットマットと違ってだいぶ軽いですね。

フェラーリテスタロッサのカーペット掃除

こっちは水洗いせず叩いたら終了。あとは車内をかけられるだけ掃除機がけをして細かいゴミや埃を取り除きます。ベースカーペットをはがすと床のフレームパーツは剥き出し、その隙間を吸音材(高密度スポンジ)が覆っていることがわかります。

フェラーリテスタロッサのカーペット掃除

そうそう、それと今さら気づいたんですが、ベースカーペットの隙間に過去オーナーの古いサングラスが落ちてることに気づきました。

フェラーリテスタロッサのカーペット掃除

メーカーはNikon(レンズだけじゃなくてフレームもNikon)、そしてこのティアドロップな感じは結構古いものですね(おやじの昔の写真に写ってた形に似ていて、たぶん90年前後の流行り)。んー、ちょっとレトロで取っておきたい気持ちも湧きましたが、僕は古着とか中古品を直接肌に身につけるのが苦手なので処分することにしました。笑

本題のペダルの注油。でも可動構造までアクセスできず、ちゃんと注油できずに終わる。

そうそう、忘れかけましたが元々はこれをやるついでにカーペット掃除を始めたんですよね。それがアクセルペダルの注油。昔から気になってたんですが、ちょっとアクセルペダルの動きが渋く、若干カクカクと動くんですよね。これが低速の微妙なアクセルワークを阻害していて(ほんのちょっと足裏に力をいれるぐらいでエンジン回転数が変わる敏感さ)、ようやく油を挿そうと思ったわけです。

フェラーリテスタロッサのペダル注油

ペダルの回転軸なのかその先のワイヤーが油切れなのかはわかりませんが、ひとまずパッと作業しやすいであろうペダルから。ひとまずライトで照らして近くで覗き込むと(寝そべって足元に頭突っ込んで作業している)、構造的に汚れが溜まっていく設計なのもあって汚い・・・。ピンセットを使ってできる範囲で埃は取り除いておきました。しかしそれと同時に、ほとんどペダルの回転軸にアクセスできない(油を挿せない)ということもわかりました。

フェラーリテスタロッサのペダル注油

仕方ないので気持ち程度に付け根にシリコングリースを吹いておきました。たぶん完璧にやるにはセンターコンソール裏をバラすと構造部分が出てくるか、車体裏からの作業なのかも。

フェラーリテスタロッサのペダル注油

エンジンをかけずにペダルを何度か踏んでみると、若干スムーズになった気がしないでもないですがその程度です。今日やれるのはここまでですね。

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