前々から気になっていて放置していたのですが、てすたろー(テスタロッサ)のアクセルペダルの動きが渋くなっていたのでメンテナンスしようと思います。
動きが渋いというのはペダルの踏む方向が固い(柔らかく一定の力で踏んで行ったときにカクカクっと動く印象)というのもありますが、問題は戻り方向の渋さ。足を緩めてアクセルペダルを戻そうとしたときにほんの一瞬遅れる感じがするんです。これって結構怖くて、自分の意図しない一瞬、自分の感覚よりアクセルが踏まれているのはヒヤッとするものです。それとマニュアル車なので、シフトチェンジの際に一瞬思った回転数にならず、クラッチを繋いだときにガクつくという弊害もあります。
さすがにそこまでは放置しないですけど、もっと行きすぎちゃうとアクセルペダルが戻らなくてクルマが突っ走る(で、事故る)というめちゃくちゃ危ない状況になりうるので、ペダル類の動きの悪さは放置しちゃいけないですね。ということで今回はDIYでサクッと注油していこうと思います。
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旧車はアクセルペダルのワイヤー類の動きが渋くなりやすい。
新しいクルマはペダルがそもそもスイッチでしかなく、物理的に直接スロットルにつながってないんですよね。だから間にコンピューター挟んでアクセルの反応を良くしたりというアイテムが実現できるわけですが。

一方で旧車は直接スロットルにつながってます。ローバーミニはフロントエンジンでペダルから近いので、リンケージでつながっています。一方でテスタロッサはリヤエンジンなのでペダルからワイヤーを通してエンジン上のスロットルにつながっています。
しかしまぁ厄介なのがワイヤーで、長期的にはワイヤーも伸びうるので調整が必要だったり、なにより自転車と同じでチューブの中にワイヤーが通っている構造なので、チューブ内部の油が固くなってくると動きが渋くなるんですよね・・・。そして注油しづらい。一方でリンケージ部分はシリコンスプレーを吹いたりとか、まぁ多少分解清掃すれば苦労せずスムーズな動きに復帰できるのでメンテナンスが楽です。
ちなみにテスタロッサの場合、ブレーキはもちろんペダル類の前方にブレーキシリンダーがあって油圧伝達式です。クラッチも同じブレーキフルードを使って車体の最後部にあるクラッチを可動させています。
今回はとりあえずペダルの可動部分とワイヤーの入り口だけ注油して様子を見てみる。
エンジンブロックとエアインテークの間にあるスロットルリンケージ部を覗き込んで、手でそれを動かしてみると油が固まってカクカクしている感じはなかったので、リヤではなくペダル周りをバラして注油していくことに。
まずフロアマットとカーペットを剥がします。下の画像はカーペットなのですが、テスタロッサはカーペットが1枚ものではなく分割されているので剥がすのは楽です。ただし古いものなので力任せにベルクロを剥がしてしまわないよう、丁寧にめくりながら固定箇所を剥がしていきます。

で、右奥の壁とブレーキペダルの間の狭いスペース、そこに生えている細くて黒い棒がアクセルペダル。これが本当にタイトで、幅のあるデカいスニーカーだと踏めないと思います(ブレーキに靴が当たって一緒に踏んでしまう)。ちなみに僕は運転時に必ずシューズを脱ぐ人なので問題なし。

ホコリが溜まっていて汚いのが申し訳ないですが、これがペダルのどアップ。まず上の画像のペダルを囲っている黒いパネルを見えているプラスネジ3本で外します。
次にペダルの右側(センターコンソール側)の壁パネルを、同じく見えているプラスネジを外していくことで取り出します。取り出したパネルがこんな感じ。

この黒い樹脂部分はベースパネルに固定されているので外す必要がないようです。さすがイタリア車。こんなところのレザーも本革ですね。

そして裏返すとアルミの手曲げのパネル!
「ちゃっちいぜ!」
と言いたくなるのが一般的かもしれないですが、僕の場合は手曲げのアルミパネルでテンションあがっちゃいました。笑 めっちゃ手作り感ありますね。
ペダルのリンケージを軽く掃除して、シリコングリーススプレーを吹いてみる。そんな変わらない?
パネルを外すとアクセルペダルからワイヤーにつながるリンケージ部分が露出します。とりあえず積年の埃が溜まって汚かったのでペーパーで古い油ごとザッと掃除。といっても床の砂が溜まっているように見えるのは塗装のざらざらなので、あまり綺麗にはできないですね。

アクセルワイヤーの張り具合はここでも調整できるみたいですね。それとアクセルワイヤーの真鍮がやたらピカピカに見えるので、これは純正じゃなくてもしかしたらどこかで交換されているかも?
で、理想はペダルの回転軸が渋いとメンテナンスが楽なんですが、色々触ってみた感じたぶんペダル軸はちゃんと動き、やはりワイヤーの動きが渋い気がします。それでもペダル周り、リンケージ接続部、なけなしのワイヤー入り口に注油をしました。

アクセルワイヤーのチューブ内はちょっと特殊な道具もないので注油が難しそう。むしろ高い位置はリヤ側なので、リヤもメンテナンスすることになった際には、そちらからチューブ内に注油することにしましょう。
あとはこれでパーツを元に戻すだけ。
もちろん注油する前と後で、ペダルを何回か踏んで違いが出たかどうか試してみたんですが、うーん・・・なんとなく動きが少しはよくなった感じもしますが、わかりやすく体感できるほどではないですね。あとはエンジンかけて実際に走ってみないとわからなそうでした。
ということでひとまずはペダル側の注油でした。

