僕のらんたん(ランクル250)はこれまで自分でフォグ類の追加はしていないんですが、まずランクルなので標準でフォグライトがついています。それに加えて新車オプションでJAOSのフロントバンパーを追加しているので、フロントのセンター下あたりにLEDが4つ埋め込まれています。でもこれはビカっと光るというよりあくまでアクセサリーライトで、デイライト連動であるものの明るい夏の日中などはそこまで目立ちません。
だから追加したいというわけではないのですが、やっぱりオフローダーに乗るのが初めてなのでちょっと定番系のカスタムはしていきたいんですよね。ということでアメ車オフローダーでは定番のグリルマーカー(ライト)をDIYで取り付けてみたいと思います。
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今回のグリルマーカーは衝動買いしてそのまま放置してた。手元にらんたんが戻ってきたので取り付けてみることに。
今回はモノを探し回って購入したのではなく、Amazonのレコメンド広告で出てきたランクル250専用設計のグリルマーカーを衝動買いしました。笑 というのも中華品でありながら専用設計かつ取り付けの説明が充実していたので、まともにつけられそうな感じが強かったのと、その割には安いので試してみようと思ったんです。
購入したのはこちら。当時の購入価格は¥3,435でした。

DIYといってもかなり軽いカスタムなので「工具すら不要」。やることはランクル250特有の正方形の網目になったグリルのマスにLEDライトをパチンとはめ込み、エンジンルーム内で配線するだけ。しかもコネクターも割としっかりしたものがついているのと、個別のライトと主配線、主配線と電源取りヒューズで接続が別れているので配線の取り回しまで考えられています。これまでの中華品の仕事とは違う・・・?笑
グリルマーカーといえばオレンジ(アンバー)が定番?統一感としてはホワイトでの方が僕の好みではあったかも。
グリルマーカーというとアメ車オフローダーの定番な感じがしますね。向こうだと実用品で、前を照らす目的ではなく対向車側からこちらの存在が気づきやすくなるとか。オレンジが多いのは法規の問題なのかなんなのか知りませんが、ラリーで使われるライトもイエロー系統の方が照らしたものが立体的に感じやすく暗闇で障害物を検知するのに有効と言われますよね。だからオレンジ系統なのかも?
で、取り付けてみた後に印象を見てみると、まぁ個人的にはいろんな色のライトを混ぜたくないというタイプなので、オレンジが入るとちょっと違和感があるのが正直なところ。でもそういうもんだし、ランクル250においてはフロントウィンカーのレンズが元々オレンジなので、デザイン的な統一感は損なわないだろうと自分に言い聞かせて納得させています。とか言いつつたぶんすぐ見慣れるでしょう。笑 ただこれでフォグがイエローだったりすると、実用性は良いでしょうがいろんな色が混在してあんまり僕は納得感が得られないと思うので、フォグは純正ホワイトのままにしておこうと思います。
いっそJAOSバンパーのLEDもオレンジだったらもっと良かったかも・・・。
ちなみに日本でグリルマーカーが車検対応なのかというと、Google先生的には「ヘッドライトやウインカーのような主要な灯火装置には該当しないため、保安基準においては「その他の灯火類」として扱われることが一般的」とのこと。でも車検時は切っておけた方が万全なのかもしれないですね。
取り付けする前に、まずはエンジンルーム内の電源を確保して点灯テストをする。
ということで取り付けをしていくんですが、まずエンジンルームを開きます。ランクル250のボンネットはアルミ製で軽量化が図られていますが、それでもダンパーはついていないのでとても重い・・・。それと意図してかわからないですがルーフと同じ高さまで開いてつっかえ棒するので、うちのガレージでは天井ギリギリ。ぶつけないように注意します。でももしやトヨタなら、こういった日本の狭いガレージでもエンジンルームを開けられるようにルーフの高さまで開くように意図的に設計しているのかも?と思うと日本のものづくりはやべーですね。
で、とりあえず電装品を初めて追加するので電源を探すところから始めます。電源取りがうまく決まらないと点灯テストができないですし配線の取り回しも決まりません。中華製のライトなんて初期不良上等なので、懸命に取り付けてから返品交換となるとかなり時間を無駄にするので、まず点灯テストしてから取り付けます。笑
しかし今回の製品は素晴らしいことにヒューズボックスのどのソケットから電源取るべしという指定まで画像であります!これはめっちゃありがたい!!
ランクル250のエンジンルームには左右端にひとつずつ大きなヒューズボックスがあるようですが、接続したのはフロントからエンジンルームを除いて右側、バッテリーの手前です。狙うのはもちろんACC電源(アクセサリー電源)で、デイライトと同じように点灯させます。ちなみにエンジンルームの反対側、左にあるヒューズボックスのソケットを色々探ってみたのですが、こっちはザッと見全てが常時電源(つまりつきっぱなしになってバッテリーが上がってしまうのでNG)でした。下の画像は常時電源側。

ただ製品説明(Amazonに掲載されていた画像)にある右側のヒューズボックスの写真が、全然挿さっているリレーやヒューズが違っていて、僕のランクルはスカスカ。国別やグレードによる仕様の違いはあれど、こんなにヒューズボックスがスカスカになるのかな・・・とは思いつつ、説明に示されたソケットは空きになっていたので付属のヒューズ分岐配線を差し込むとACCオンで通電しました。一応説明通りOKということに。

次にヒューズボックスから外のエンジンルーム内に配線を出します。というか主配線をコルゲートチューブの隙間からねじ込んで通します。しかしやっぱりランクルはすごい。防水防塵が徹底されていてヒューズボックスから出る配線も完全に密閉されてました。さすが世界屈指の信頼性を誇るのは伊達じゃないですね。

そしたら主配線の先にあるコネクターに4つのLEDユニットを接続して点灯テストをします。マイナス側を適応なボディアースのボルトに繋げてACCオンにするとどのLEDも無事に点灯。明るさも爆光を目指しているわけではないので十分ですね。

点灯確認ができたので、ライトをグリルに取り付けて配線を取り回していきましょう。
LEDユニットを取りつけて配線する。製品は自然にデザインが馴染んで思っていたよりもかなり満足度が高そう。
ライトユニット本体はこんな感じでグリルのデザインに合わせた正方形、ちゃんと保護フィルムが貼ってあって綺麗にできています。向きがあるわけではないようですが、レンズ内部を覗き込むと固定ネジが止まっている方向があるので、念の為それを下方向として4つとも向きを揃えて取り付けることにします。

フィルムを剥がしてグリルの好きな場所にはめます。固定は4方向にツメが付いていて、結構ギリギリの設計ですがその分外れる心配はなさそうでしっかりと固定できます(ガタつくなら両面テープを使おうと思っていたが不要だった)。
グリルの好きな場所といっても、TOYOTAのロゴがついている上段のグリルのみで、ナンバー下のグリルは実はマスの大きさが上段より大きいため、サイズが合わないです。

パチっと取り付けてみるとこんな感じ。スモークのレンズも、点灯していない時でも浮かない感じで結構満足度が高いですね。取ってつけたような違和感はないですが、理想を言うとグリルの表面に飛び出ず、中に埋まるぐらいのサイズ感だったら最高でしたね。
続いてグリルのすぐ後ろにあるフタを開けて、LEDユニットの裏側からコネクターを接続していきます。ここは10箇所ぐらい?をクリップ留めされているので、真ん中を押してクリップ全体を抜いていきます。しかしこのクリップは優秀ですね。単純な構造なのにつけ外ししやすく、しかもしっかりと留まる。戻すときはクリップの真ん中を引き上げておいて、クリップ本体を差し込んだら真ん中を軽く押すと固定できます。

全部の見えているクリップを外すと、パカっとフタが外せます。これを外すとグリルの裏にアクセスできます。

あとは主配線とコネクターというかカプラーを接続していきます。配線は余り気味になるので振動でガタガタ言うようになると嫌なので適当な場所にタイラップで軽く束ねて固定しました。

で、エンジンルームの壁に沿ってヒューズボックスまで配線します。タイラップで適当に固定しながら、大事なのはとにかく熱くなりそうなものに触れさせないこと。エアコンガスパイプやクーラントパイプなどが通っているようなので、危なそうなものに振動で触れて配線が解けないよう、ちゃんとタイラップで固定します。

結局マイナス側のアーシングはコードの長さ都合もあって、ヒューズボックス本体が車体に固定されているボルトに共締めしました。すぐ近くにバッテリー本体とボディを繋ぐマイナス配線もあったんですが、こんなちょろっとした(そして安全に関わらない)ボディアース取りで主要かつ大きなボルトを使いたくなかったこともあります。

あとはグリル上のフタを戻してクリップで固定したら完成。改めて点灯してみるとなかなかいい感じじゃないですか?

一気にオフロード感が出た気がするので満足です。まぁこれぐらいならクーリングを損なうこともまずないでしょう。あとは中華LEDなので長持ちしてくれるといいな・・・笑