ミニJCW:DIYでエンジンオイル交換をする。~オイルフィルターケース作業編~

前回までにドレンボルトからオイルを抜きました。今回はオイルのみ交換し、フィルターは交換しません。これで大半のオイルは抜けたはずなのですが、念のためオイルフィルターケースからもオイルを抜いておきます。そして最後にオイルを注いで完了です。

前回までの記事はこちら。

ミニJCW:DIYでエンジンオイル交換をする。~ドレンボルト作業編~
さて前回はエンジン裏のアンダーパネルから作業を行う箇所の確認をしておきました。その結果工具が足りないことがわかったので、追加購入...つづく

■次にフィルターケースを外してオイルを抜き切る。今回はフィルター交換しなくてもケースごと外す。

続いてフィルターケースですが、前回の記事で記載した通りフィルターケースのボルトが32mmソケット、2重ボルト構造になっている内側のドレンボルトはトルクス55というサイズです。もちろんフィルターケースごと外せば中のオイルも抜けるので、僕は32mmソケットのみを購入しました。

今度はエクステンションを使って垂直方向にソケットを差し込みます。フタの付け根ギリギリの位置にフィルターケースのボルトがあるので回して外します。

フィルターケースはゴトっと落ちてきますが、どうしたって汚れるのでいったんオイルトレーに落ちてもOK。どうやらドレンボルトからオイルを抜いた後であればオイルフィルターケースから出てくるオイルの量は少ないようです。

■汚れたフィルターを見ると、これも換えておけばよかったか・・・フィルターケースの締め付けトルクは25Nm。

その間にフィルターケースを掃除します。というか周りのオイルを綺麗に拭き取ります。

いやーフィルターも汚い感じがしますね。。確かオイル交換2回につき、フィルターは1回交換が推奨サイクルだった気がするので今回はオイルのみの交換です。でもこれ見ると換えを買っておけばよかったかなぁ・・・と思ってしまいます。

そしてフィルターケース内のドレンボルトと言っていたのはこれです!ケースそのものが32mmですが、中にあるトルクス55だけを外すとオイルだけ抜くことができます。フィルター交換をしない場合、本来はトルクスでオイルだけ抜いておくということですね。

ちなみにフィルターケースを逆さにして中のオイルを出すと、鉄粉が混じった明らかに色の違う(オイルは濃茶でも、鉄粉は濃灰色)オイルが出てくるので、なるべく流し出しておきました。

最後にフィルターケースから抜けたオイル量はこちら。500ccぐらいですかね。

そしたらドレンボルトと同じようにフィルターケースを戻しておきます。フィルターケースは25Nm、ドレンボルトの場合は5Nmが規定トルクのようです。

■最後にオイルを注いで暖気し、オイル量が適正かチェック。

ちゃんと下回りのボルトを締めたことを確認したら、最後にオイルを入れます。今回はMINIの純正オイル SAE 5W-30にしました。ネットで購入したので1Lあたり1,790円強、5本で8,962円の購入です。

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オイルキャップを外して覗き込むと、案外注ぎ口は狭いのでこぼさないように漏斗を差し込みます。ペットボトルの頭を切ったもので十分です。

目標が5リットルなので、とりあえず4本はサクサクっと入れてしまいます。

ちなみに純正オイルのボトル。なんかこれだけでもデザインがお洒落な感じですよね。キャップにもMINIって彫ってあるし。良い感じの雰囲気なので冷蔵庫で麦茶を作るときに使いましょう(絶対やめてください。笑)

ちなみにキャップを外すとアルミのシーリングがされていますが、これは指でブスッと突き破るだけの方が良さそうです。綺麗に剥がれないので、不必要に綺麗に剥がしてから注ごうとすると、逆に千切れた一部がボトル内に落ちるリスクがあります。そのままエンジン内に注ぐと大変なので、もしオイルにゴミが混入したら濾すことが必要になります。

4L入れたらオイル残量をチェックして適正な量に調整します。エンジンルームにオイル量を測るレベルゲージはないので、暖気してオンボードコンピュータで測定せざるを得ません。

そのままアイドリングしておいたのですが、メーター内の水温計が真ん中まできても測定可能にはならず・・・なので次回走った際に測定しつつオイルを足してMAX近くに調整することにします。とりあえず4.5Lまでオイルを入れたら、残りのボトルを座席足元に置いておき今回の作業は完了!

これまでローバーミニのオイル交換は幾度となくやってきましたが、現代車のオイル交換ということでF56ミニの作業をやってみました。初回なのでなるべく丁寧に書いたつもりですが、基本的な手順はどの車でも大きく変わらないと思います。

そして何より追加購入した32mmソケットとオイル5L、合わせても1万円に満たない金額に収まりました!ディーラーで交換するといくらなのかわかりませんが(購入時にフルメンテしてもらったものの、金額明細はないので)、乗れば乗るほどこういった節約は効いてくると思いますよ!

■後日のオイル量チェック。4.5リッターでドンピシャ満タンだった!

後日じょんじょん(F56 JCW)を出すときにオイル量のチェックをしました。エンジンや冷却水が暖まったぐらいでは測定可能にならず、ガッツリオイルが温まるぐらい走ると測定可能になるようです。

でも測定は平らな場所でNかPに入っている必要があるので、信号で止まるたびにシフトをNに入れ、オイル測定の開始が有効になったタイミングで路肩に止めて測定をする必要があります。

この測定中のバーがゆっくり伸びていくのですが、1秒に1%ぐらいの進捗なので信号待ちの時間に測定し切るのはちょっと難しいですね・・・これが100%になるとようやく測定結果が表示されます。

測定結果はmaxぴったり!継ぎ足しする必要なくラッキー!

と思いますが、入れすぎもダメなので最初のオイル投入は4リッターから4.2リッターぐらい入れて、一度測定してからmaxを目指すのが安全なのでしょうね。ちなみにmaxを狙って入れるのは、オイルというものは走行とともに消耗して少しずつ減少するためです。交換時期に来る前にmin近くになるようであれば継ぎ足しをするのですが、もし現代の車でそれぐらい早くオイルが減少していくならオイル漏れを疑うべきでしょうね。

ミニJCW:DIYでエンジンオイル交換をする。~オイル量チェックとサービスインターバルリセット編~
以前オイル交換をDIYで行いましたが、オイルの残量のチェックができていなかったのでその方法を書いていきたいと思います。 そ...つづく