ローバーミニ:満を持してホイールをリペイントだ。~スプレーの種類選択編~

前回までにサーフェサーを塗りたくって、下地作りを完成させました。女性の化粧と同じで、塗装やコーティングは下地作りが最終品質を分けます。

塗装は何かミスがあれば再度乾燥させて、パテを盛っては削り、そしてまた塗り直し、、、と結構面倒で乾燥の時間もかかるんですよね。なので妥協してしまいがちですが、ここで妥協すると後でリカバリが効かないので、下地作りが最終仕上げだと思ってやり切りましょう。

ここまでの記事はこちら。

ローバーミニ:満を持してホイールをリペイントだ。~過去のガリ傷編~
やろうやろうと思っていても腰が重いものがありますよね。結構時間がかかる作業がそれにあたりますが、僕の場合は1日で終わらないものは...つづく
“ローバーミニ:満を持してホイールをリペイントだ。~アルミ削りとパテ盛り編~
さて我が家のつゆだく(ローバーミニ)のホイールリペイント。塗るだけなら簡単ですが、アルミホイールというのは案外結構柔らかいもので...つづく
ローバーミニ:満を持してホイールをリペイントだ。~パテの粗削り編~
パテは速乾性のものを使っていますが、それがゆえにこまめに作って盛り、また作って盛り、と繰り返していかないとすぐに固まってしまいま...つづく
ローバーミニ:満を持してホイールをリペイントだ。~下地作り仕上げ編~
新しいタブで開く) ■僅かな凹みは必ず残ってると思え。めんどくさくても追加で修正だ。 僅...つづく

■一度やってみたかったホワイトホイール。真っ白に塗装だ。

そういえば今までホイールを何色に塗装したいか書いていなかったかもしれません。僕はつゆだく(うちのローバーミニ)のホイールを真っ白にしたいのです。それもボディのラッピングと揃えてパールホワイトです。そもそもブレーキダストによる汚れもあり、クルマで一番汚れるのが地面に一番近いホイールだと思いますが、あえてそれを”真っ白”にしてみたいと思ったんです。

「汚れることが前提の日用品」と「汚れやすいけど美しい色」の組み合わせには矛盾がありながら、そこに”贅沢”であったり”優雅”であったりが存在すると考えています。古代より鏡や土器、そして戦場で使用する武器などを装飾することが自身の余裕を演出するものでありました。

まぁそんなアカデミックな話はいいのですが、つゆだく(ローバーミニ)が多頻度で使用して汚していくクルマではなくなったことから、一度はやってみたかった白ホイールに挑戦することに。

白いホイールというと、僕の中で元々はチューンドカーが使用するRAYSの白ホールのような、機能重視・無機質なイメージがありました。それでもふとホワイトホイールに塗りたいと思ったのがF55(BMWミニ最新型)で装着され始めた大きなインチの真っ白なホイールです。CMを見ていると

「ブレーキダストの多いニューミニでホワイトのホイールはやばい!!」

と思った一方で、オモチャのようなミニのフォルムには白ホイールが非常に似合うと思ったんです。まぁ上の画像をよく見るとブレーキダストが雨で流れて結構汚いんですが・・・(大きなインチのホイールはいいなぁ!)

さらにミニカーのようなオモチャ感が出ることに、ミニだからこその可愛さを感じました。これがミニでなかったら白ホイールにはほぼしないと思います。

■残念ながら缶スプレーのメーカーを混ぜると失敗するかも。

ここで僕は失敗を犯しました。。

サーフェサーの上から白いスプレーを吹いた際、下地がその白い塗料をはじいてしまったんです。薄く丁寧に塗ってもダメ、一部がすぐはじいてしまって塗料が乗りません。

脱脂もしっかりやっていたので、これはスプレーの塗料成分が異なることによってはじいてしまったんだと思います。スプレー缶の表示を見るとどちらもアクリル塗料なのですが、それだけでは判断ができないということですね。


残念ながら一度塗料がはじいてしまうと、塗料がはじいた状態で固まってしまうので表面がボコボコになります。なので超めんどくさいですがサンドペーパーではじいたホワイト塗料を全て削り落としつつ、表面を平らにならす必要があります。

まぁイチからやり直しですよね。この間にAmazonで新しいホワイトスプレーを頼んでおきました。次はMr.Hobbyの塗料で揃えます。

■今回はホワイトカラーのサーフェサーを使ってみた。

今回はホワイトカラーのサーフェーサーを使ってみました。サーフェサーは表面がザラザラなので次の塗料がしっかりと乗りやすく、そして次のパール塗料はMr.HobbyではなくHOLT製なので、少しでも食い付きが良い状態にしておきたかったんです。

白が均一に乗せるのにだいたい3回吹いたと思います。さらにそこからしっかり乾燥させてパール塗料を吹きます。これも薄く塗って3回。スプレー缶塗装は液ダレするギリギリまで厚く塗ることで光沢を出すのがコツですが、最後のクリヤーでそれができればまぁいいので、パールまでは確実に塗装するために薄く複数回塗装します。

パール塗装まで完了したのが上の画像です。パールフレークは明るいライトを当てるとどれぐらい乗っているか、均一かがわかります。

次回はいい加減完成編にしたいですね。。