ローバーミニ:リヤブレーキシューの点検をしてみる。~そしてチェック編~

前回に続いてつゆだく(うちのローバーミニ)のリヤブレーキ点検について記載していきます。前回まではドラムブレーキを外すところまで作業をしました。

ローバーミニ:リヤブレーキシューの点検をしてみる。~まず分解編~
僕は今まで自分でリヤブレーキの点検をしてこなかったのですが、相当な距離を走っていることですし一度チェックしてみようと思いました。...つづく

今回はブレーキシューの残量点検や、ドラム側の以上摩擦がないかを確認していきたいと思います。見えないからこそあまりチェックしない(気がついたら摩耗して効かなくなっていそう)なリヤブレーキ、たまには開けてチェックしたほうがいいですね。

■ブレーキシューの減りを確認。ドラムはホイールを汚しづらい点だけはいいところ。

ドラムを外したら見えてくるのがドラムブレーキの中身。うひゃー茶色いですねー。

この茶色いのはサビではなくてブレーキダストです。ブレーキダストとはザックリ言うとブレーキを踏むことによって摩擦で金属(主にパッド側)が削れて微粉末になります。それが空気中の水分で酸化して(つまり錆びる)赤茶色になるんです。微粉末なのでもちろん走っているとホイールじゅうに飛び散って汚してしまいます。

欧州車はとにかくブレーキダストが多く、ボディは綺麗でもホイールがすぐに汚れますが、その点国産車のブレーキは汚れが出づらいですよね(イコールブレーキが効くかというと、そうではない)。街中でよくメルセデスやBMWが赤茶のホイールで走っていますが、あれは洗っていないだけで元はシルバーホイールなんです。ガソスタの自動洗車機に突っ込むだけの人はホイールまで綺麗になっていないことが多いですね。

さて、今回のつゆだく(ローバーミニ)のブレーキはサビや破損ではないので問題なさそう。ドラムブレーキは外に比較的ブレーキダストが出づらいので、ホイールを汚しづらいかもしれません。つゆだくでも明確に汚れるのはフロントのディスクブレーキです。

■キタナイ!一応ダストを掃除しとく。

こちらはブレーキドラム(黒いカバー)の内側。見てください、茶色い土のようなものがドッサリ溜まっていますね。
これはブレーキダストで、見たからには気分が悪いので取り払っておきます。でもまたすぐ溜まるはずなので、こうなっていることでブレーキ性能に影響はほぼないと思います。

水をかけて洗うことはしないほうがいいかもしれません。そこまで綺麗にしてもすぐ汚れるというのと、余計にサビを誘発するような事はしないほうがいいと思います(構造上、多少水は入るものなので濡れても問題はないのですが)。
ブレーキパーツクリーナーをかけるのもいいですが、別にサビによってブレーキ性能が落ちているわけではないですし、今回は不要と考えました。ダストだけ掃除すればいいですね。


合わせてブレーキシュー側(車体側)もダストを取り払うのですが、安直にフーッと吹き飛ばそうとすると煙のようにダストが飛んでめっちゃ体に悪そうです。さらにボディもめちゃめちゃ汚れるのでオススメしません。

ええ、僕はフーをぶちかまして後悔しているから言っているのです。笑

■ブレーキシューの残量確認。まだいけそう。

さて、ブレーキシューの残量確認。ネットで新品のブレーキシュー画像を見て比較しているのですが、まだ残量があるようにみえました。

ブレーキの構造としては、このブレーキシュー(タイヤと一緒に回転しない)が先ほどのブレーキドラム(タイヤと一緒に回転する黒くて丸いカバー)の内側に押し付けられて摩擦でブレーキがかかります。なのでこのシューが削れていくと交換になるんですね。

クラシックミニは最初に乗るとやはりまずブレーキが頼りなく、安全性に不安を覚えるものです。もちろんブレーキペダルを蹴り飛ばすことに慣れるとタイヤロックまで持っていけるので急ブレーキにも対応できます。

ただ安全のため、特に頼りないリヤブレーキはそのうち効きのいいスポーツ系のブレーキシューに交換しようかなーと思ったりもするのですが、まぁ消耗して交換するときでいいかと思ったりもしています。。

■シューだけでなく、ドラム側も確認して欲しいのです。

最後にブレーキドラム。こちらの内側を覗くと錆びていない面があるのですが、これがブレーキシューが当たる面です。回転方向に沿って摩耗した跡があるのですが、念のため明らかに波を打っていたり、大きな傷がないか確認しておきます。今回はこちらも問題なし。

これで元どおりに組みなおしたら終わりなのですが、ついでなのでサイドブレーキのワイヤーが稼働する部分にKURE 556をスプレーしておきました。写真を撮り忘れてすいません。。とりあえずサイドブレーキのワイヤーが何かに接触している箇所に潤滑剤を吹いただけです。

こんな感じでリヤブレーキの点検をしてみました。簡単な点検かもしれませんがどうでしょうか?もし2人いればちゃんとウマをかけたうえで、ブレーキを踏んでもらうと動作感もわかるのかもしれませんね。
リヤブレーキも一度やってみると簡単にチェックできる事がわかるので、リヤホイールを外す事があったら(あんまないか・・・)ついでにドラム外してチェックしてみるのがいいかもしれませんね。

『ローバーミニ:リヤブレーキシューの点検をしてみる。~そしてチェック編~』へのコメント

  1. 名前:にゃも~ 投稿日:2019/01/10(木) 10:04:50 ID:65aca23c2 返信

    リアブレーキシューを強化タイプにするとブレーキング時に荷重が抜けるのでタイヤがロックします←経験済み(笑)
    あと、ミニのブレーキシリンダは下側なのでシューの残量は下側を見たほうが良いですよぉ~

    • 名前:Kamibukuroman 投稿日:2019/01/22(火) 00:28:14 ID:651a9515c 返信

      にゃもさん

      ロックするんですか!それはそれで止まらないですね・・・
      それならフロントを強化した方がいいかもと思いつつ、まぁ結局は前後バランスなので現状維持ですかね。笑