ローバーミニ:さぁて重い腰を上げて溜まっていた夏休みの宿題をやるか。つゆだくのフロントナックルジョイントブーツをシリコン製に交換する。~②取付編~

今回はそんな夏休みの宿題としてDIYでローバーミニのフロントナックルジョイントブーツを耐久度の高いシリコン製に交換したいと思います。前回までにアッパーアームを分解し、ようやくナックルジョイントを取り外すところまで行きました。今回はナイロンカップとブーツの交換、そして組み上げです。

前回までの記事はこちら。

ローバーミニ:さぁて重い腰を上げて溜まっていた夏休みの宿題をやるか。つゆだくのフロントナックルジョイントブーツをシリコン製に交換する。~①分解編~
8月も終わって9月になってしまいましたが、9月頭は夏休みの宿題の繁忙期です。夏休みの宿題というのは各教科の初回授業までに倒せば良...つづく

ナイロンカップも交換する。ナックルジョイントブーツとはセットで交換しておくのがベター。

こいつはこれまで交換してこなかったのですが、ナイロンカップの内側に溝(摩耗傷)が入っていたので交換します。ちなみに本来はブーツを交換するタイミングでは一緒に交換した方がいいみたいですね。ナックルジョイントはサスペンションスプリングとアッパーアームの接続部分なので、この薄っぺらなカップに全車重(の4輪分の1)が乗るわけですから、ブーツ以上にダメージを受けやすいはずです。


ブーツが破れる以外にもこのナイロンカップの底が擦り切れていることがあります。そうなるとボールジョイントの金属球とアッパーアームのソケットが直接擦れて摩耗してしまいます。

ローバーミニのナックルジョイントカップ交換

ようやく取れたのがこれ。ナイロン製なのでパキッと割れるわけではなく、ペンチで力ずくに捻ったことで伸びるようにちぎれまくってますね。

ローバーミニのナックルジョイントブーツをシリコンに交換

新しいナイロンカップはこれなんですが、元々付いていたものとは内側の色が違います。元のカップはかなり長持ちしてくれましたが、今回のはもしかして品質が良いとは限らないかも・・・?という不安に駆られてきました。これをつけてあまり長持ちせずに穴が空いたら、また全部解体して交換する必要があります・・・。それは嫌だな・・・。

まぁ、とはいえ他に手元に部品もないのでこれで進めるんですけど。。

シリコン製のナックルジョイントブーツは頼もしい。厚みも柔軟性も十分で10年ぐらいもってくれそうな雰囲気。

最初にグリスがサビで茶色っぽいので中が錆びたりいていないかちょっと心配になりましたが、どうやらナイロンカップとアッパーアームの間に若干のサビが発生したようで、ナックルジョイント自体は全く綺麗でした。

ローバーミニのナックルジョイントカップ交換

このアッパーアームの中も拭き取ったらきれいだったので、そのまま新しいナイロンカップを取り付けて戻すことにします。

ここで新しいブーツの登場です。古いブーツと並べて見ると、劣化で潰れていた具合がわかります。新しいブーツはシリコン製なので半透明、それと頼りになりそうな厚みと弾力があります。

ローバーミニのナックルジョイントブーツをシリコンに交換

それと上側の穴の周りの折り返しが広く取られていて穴が広がりづらそう。ナックルジョイントは構造上ホイールの上下に伴ってグリグリと動くので、ブーツの上側の穴は引っ張られて広がります。ただ広がると隙間からゴミが入るので、ステンレスワイヤーで穴の周りを縛ることもあります。上の穴が広がりづらければその必要もなさそう。

ローバーミニのナックルジョイントブーツをシリコンに交換

ナックルジョイントについていた元々のグリスを掃除してからシリコンブーツをセットしました。ちゃんとナックルジョイント側の段になっている溝までブーツを押し込みます。この時点で中にグリスを入れてカップとブーツをセットしてしまいます。シリコンカップのフチまでしっかりとブーツを被せておきます。

ローバーミニのナックルジョイントブーツをシリコンに交換

アッパーアームに押し込んで動かしてみるとまぁ多少は隙間ができますが密閉度が高いことがわかります。ジャッキアップしたり極端に車高を下げない限り、こんな無茶な角度になることはないので大丈夫なはず。今回はステンレスワイヤーは巻かずにおきます。不必要に締めるとそれはそれでゴムが切れやすくなるためです。

ローバーミニのナックルジョイントブーツをシリコンに交換

本題であったナックルジョイントのブーツ、カップ交換自体はとてもシンプルなものなんですけどね。ここから分解より面倒な組み立てが始まります。。とにかくリテーナープレートを取り付けるところがやりづらすぎて疲れるんですよね。。

せっかく分解をしたなら本来の交換部品以外の周辺もクリーニングと点検、組み直しまでやっておくのがおすすめ。古いクルマはこの繰り返しでどんどん状態が良くなる。

あ、もちろん分解した全部品とサブフレーム側もパーツクリーナーを使ってきれいに掃除しておきます。アッパーアームシャフトのオーバーホールタイミングではないですが(というか少し前のブーツ交換時にも全てきれいに掃除して組み直したばかり)、今回も全て掃除をしてグリスを塗り直して組みます。ここまで手間をかけて分解したので少しでもやれることはやらない理由がありません。

ローバーミニのアッパーアームオーバーホール

で、組み立て。組み立て時は手順を間違えるとやり直し(あとからリバウンドバッファーが入らないなど)があるので気をつけます。ちなみに今回落ち着いてガレージ内で作業できることもあって、片側の分解してその日の作業は終了し、翌日組み立てと日を分けてます。平日深夜作業なのでやりきれないというのもあるんですが、疲れてしまうと作業が雑になりがちなので疲れたら一旦やめることができるのはサンデーメカニックの特権ですね。

あとシリコンブーツ以外のゴム部品、アッパーアーム両端のゴムシール(リング)、リバウンドバッファー、バンプストップバーには長持ちしてもらうように保護剤(ラバープロテクタント)を吹いておきました。どれぐらい寿命が伸びるのかはわからないですが、交換の手間を考えれば数百円のスプレーを吹くぐらいはやっておきたいところ。

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全部のパーツを組み直したらハイローキットの長さを調整して下の車高に戻します。多分ナイロンカップが新品になり厚みが増したことでも車高に影響が出ますが、別にシビアにセッティングしているわけではないので良しとします。

ローバーミニのナックルジョイントブーツをシリコンに交換

それとアッパーアームのシャフトは指でグリスを塗ってセットしていますが、忘れないようにニップルからもグリス補充します。

これでナックルジョイントブーツの交換自体は完了。片側はね。そう、もう片方あるんだよね・・・。笑