実は残っていためぇさん(パナメーラS)の室内LED化作業。後部座席の天井にある室内灯がどうにも外すことができずに残っていたのです。
ここまでのLED化関連記事はこちら。LED化に向けた経緯↓
LED化に向けた作業↓
色々とWebサイトを漁っていたところ、ようやく取り外し方に言及した記事を見つけることができたので交換を実行しました。結構DIYネタは海外で拾えることも多いので英語でも検索することが肝要ですよ。
このページのもくじ。
■元は電球なので結構オレンジ色っぽい。
元々は汎用的な電球なのですが、その色が結構オレンジっぽいんですね。これが落ち着く色ではあるのですが、ドアを開けた際など後部座席を広く照らすので、この照明の色ひとつで後部座席の雰囲気は結構変わります。
足元はドアカーテシーランプをアイスブルーにしていて、純正とは違う感を出しているのですが、室内灯は白色にしようと思います。
なぜかというと内装色が真っ白で、僕はその雰囲気を愛してやまないからです。だから照明がオレンジっぽいことで室内全体がオレンジっぽく見える(白は何にでも染まる色なので特に)のが嫌でした。
下の画像を見てもらうとわかる通り、内装の白いシートは暖色で染まっています。
ここは真っ白のLEDに交換することで、白い内装がいっそう映えるようにしたいと思います。アイスブルーのLEDとは、白いLEDの方が相性もいいでしょう。
■照明ユニットを外す。ツメの位置を知ることが重要。
ここはレンズを外して電球を交換するのではなく、照明ユニットを外して裏側から電球を差し替える仕組みになっています。ということでユニットを外しましょう。
僕がわからなかったのはユニットを天井に固定するためのツメの位置です。単純に内装剥がしで引き抜こうとすると、ユニット自体は浮くのですがツメが引っかかって全体が抜けません。これを無理矢理引っ張ったりしてツメが割れると、元どおりガッチリ固定できないことになります。
そして走っている時にカタカタとかギシギシとかいうようになるのです。特にパナメーラのような室内が静かだったり剛性が高い車は、ちょっとした内装の軋み音がすごく目立ちますし、一気に高級感を損なうので要注意です。(最悪、ツメが割れてガタつくようなら、内装部品ならスポンジを詰めたりできます。ただし外装部品は外れると危ないので必ず交換しましょう)
それを恐れて無理矢理外さず、Web上でユニットのツメの位置が写っている画像を探していました。
取り外した結果が下の写真で、車体向かって前方側に大きなツメがあります。こちらから浮かせて引き抜く感じです。一方で車体後方側にはコネクターが伸びているので、後ろ側から浮かせて引き抜こうとするとコネクターが引っかかって壊れます。
■電球のソケットに合うLEDを作って差し替える。
先ほどの画像でユニットの裏に黒いツマミのようなものが付いていました。これを捻じると電球が外れます。電球の土台がこのツマミのようなものなんですね。
今回はユニットをコネクタから外す必要はありませんが、伸びてきているケーブルが短いので決して引っ張らないように気をつけましょう。これが断線すると終わりです。
LEDバルブを作成する時に気をつける点は、主に長さと向きです。
- 仕組みを見ると察せる通り、ここはスペースが小さく、LEDバルブを長く&太く作ると入らなくなります。なのでほぼほぼ元々の電球サイズで作成する必要があります
- 照明ユニット内のレンズは中が反射板になっていますが、実際の照射方向は電球の先端方向なので、バルブを作成する際にLED素子を向ける方向は、バルブの先端方向が望ましいです
- また目立たないものの、室内から見ると透明のレンズの先に電球が見えるので、LEDバルブもあまり汚く作らないように気をつけなければならないです
ということでちょっと面倒ですが専用LEDバルブを作った方がよさそうですね。綺麗とは言えませんが、このような形で作りました。この後エポキシ樹脂で固めています。
ソケットに戻す時はプラスマイナスによくよく気をつけてください。僕は測定して確認しています。
ということで戻した後の画像がこちら。真っ白な雰囲気に変わったのと、明るくなったので夜間の乗り降りをする際も便利ですね。
ドアが閉まっていてもこのボタンを押すとジンワリとゆっくり点灯・消灯するのですが、それはLEDに変えても問題なく機能するようです。よかったよかった。