パナメーラ:やはりナンバープレートの位置が耐えられない件。

世の中にはどうしても美しさを阻害するものがあります。美しい社寺で観光案内用に置かれているカラーコーンだったり、大自然の中に立っている看板だったり。

ナンバープレートもそのひとつだと思うレベルで邪魔なアイテムです。しかも国によってナンバープレートの縦横比やサイズ感、取り付け位置の規定などが違うものなので、特に欧州車に日本のナンバープレートをつけると収まりが悪い感じがしますね。それは最初から日本の形状のナンバーを取り付ける前提で設計していないからです。

◼️特にスポーツカーの絶望的たるや。

特にフロントが低いスポーツカーは、ガッパリと大きくエアダクトを備えています。それに天地に高さのあるナンバープレートをつけようものなら、それはもうめっちゃ目立つ!その一方でそしてクーリングのためのダクトを覆ってしまっては元も子もないような気がします。

そしてポルシェもフロントが美しい曲線を描いており、曲線で構成されたボディの中でもノーズは僕の好きな部分でもあるわけです。ですがこれにナンバープレートをつけると、プレートの白さも相まって

「出っ歯か!!」

と言いたくなる様相です。

こんな感じで位置が高いのが最もキツイですね。その下にエアダクトがあるのですが(最近のモデルではフロントカメラもある)、ダクトをふさがないようにすると、ナンバーを高い位置にズラすしかないようなんですね。。

◼️やるべきことはひとつ。ナンバープレートの視覚的位置を下げること。

これはケイマンの時もそうで、パナメーラよりもフロントノーズが薄いので、なおさら出っ歯感がありました。これが横に長くて縦に薄い欧州ナンバーだと天地のおさまりが良いのですが・・・

なのであの頃は2、3度も部品を変えたり、根本的に付け方をやり直したりして試行錯誤をしました。最終的にはナンバーの位置をかなり目立たなくできたと自負しており、とにかくケイマンのフロントラインを崩さないようにできたのが良かったですね。 ただし、ある程度倒さないと何とも収まりが良くならないと考えています。

SONY DSC

金属ステーを使ってナンバーを前方に、そして下方向ににグッと押し出し、角度をつけることで正面から見た投影面積を上下短くするということですね。ケイマンだとナンバープレートの土台がバンパーにねじで固定されており、リベットではなかったので色々と工夫のやりようがありました。

さて、パナメーラも現時点で下の写真のように、特定の角度ではいい感じのフロントノーズラインを見せることがあります。感覚的な話になりますが、この時のノーズラインをどんな角度からも見せることが理想です。そんなナンバーの位置を試行錯誤しながら探していきます。

何度も言いますが、本来ナンバーさえなければ美しいですね。

ということでリベンジの作業に移っていきましょう。

◼️悩んだ末に手持ちの金属ステーを使用することに。

ぽすけ(ケイマンS)のために購入して、結局見た目にマッチしない、具体的にはケイマンではノーズにボリューム感が出てしまうことから取り付けをやめた部品が手元にありました。

パナメーラの場合は腹立たしいことにバンパーにナンバープレートの土台がリベットどめされており、細い金属ステーでナンバーの位置をづらしても、バンパーに土台が残ってしまうという事態になります。こればっかりはポルシェジャパンに文句も言いたくなります。笑

パナメーラ:フロントナンバープレートの位置を変えたい。~しかし挫折編~
僕は結構ナンバープレートの位置って重要だと思ってるんですよね。どうしても無くしたいのに無くせない、そんなデザインの阻害物がナンバー...つづく

なので細い金属でなるべくステーの存在を消すのではなく、大きなステーを使うことで、逆に台座の黒いプレートを目立たなく、元々こういう部品であったかのように自然な感じにしたいと思います。

ということで結果だけですが、取り付けたのがこちら。

まぁ正直台座の存在をあまり隠せていないのですが、それでも真っ白で目立つ物体をやや低い位置にできたことでマシになった感じがあります。台座を取り外すにはバンパーを取り外すレベルになるので、今回はこれが限界のようです。

横から見るとプレートは斜めに、位置は前方下方に若干ですが修正されていることがわかります。ボンネットからノーズまで下がってきたボディラインと、ナンバープレートの上端を合わせることがコツです。調整幅的にこれが限界だったのですが、もう10mmぐらい低くしたかったですね・・・

ナンバーの位置が変わったのは若干ですが、実物をやや引いて見た印象は結構大きく変わるものです。(逆に近くで見ると土台とステーのツギハギ感に涙が出ますが)

かれこれ3年ぐらいずっとこのナンバープレートで嫌だなと思って乗って来たので、さっさと試行錯誤して取り付けてしまえば良かったですね。

最後に正面から。どうしても近くで立って見ると「斜め上から」見ることになり、その分だけナンバーが低く見えるので気になりづらくなります。

でも離れて見る(一般的に他者から見る視点)と、ナンバーがなんだかやたら高い位置にあることがよくわかるのですね。。なので僕もこうして中腰になって低い視点から写真を撮って印象の確認をしているわけです。笑

どうでしょう?満を持してというか、ずっと悩んでいた割にやっていなかったカスタムです。ずっとあったわだかまりが若干解消されたようなスッキリ感がありました。