ミニJCW:スポーツハッチにベビーカーを積めるのか!?~そもそもベビーカーの種類編~

子供が生まれたことによって、

「よし、車を買おう」

と思い立つ人も多いと思います。特に赤ちゃんと出かけるには結構な荷物を持って歩かなければならないですし、子供が複数になるとさらに大変です。

もちろん電車とバスで生活するのが基本ですが、電車が空いていることの方がタイミング的に少ないですし、めちゃめちゃ気を使うどころか(それでも嫌な思いをすることがある)満員で物理的に乗れないこともあります。僕は元々心底公共交通機関が嫌いなので、さらに子供を連れて乗るのは精神衛生上極力避けたいわけです。

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別に車がなくても生活できますし、東京では車を持たない人の方が多いと思います。山手線の外でも、月極駐車場はざっくり3万円/月ぐらいします。もちろん青空駐車場で。もはや山手線の内側に住むなら子供との移動を基本タクシーで過ごした方が、車を持つより総額は安いかもしれません。。

■都心で車を買うのは合理的ではない。それでも車はいいぞ。

僕は山手線の内側に住んでいるわけではありませんが、それでも色々と出かけようとすると山手線圏内の電車を乗り継ぐ必要があります。結果として現在子供と電車に乗る機会はほぼ皆無です。

「みんなで子供も連れてランチ飲みしませんか?」みたいなお誘いもたまにありますが、大抵嫁とジャンケンをして負けた方がノンアルドライバーとなって車で行きます。笑

実際に子育てをしていて感じる車の利点は、

  • 大泣きされても周囲を気にしなくていい
  • 後部座席のウィンドウがスモークなら授乳できる
  • ちょっと体勢は悪いが、オムツ替えスペースがなければ車でオムツ替えができる
  • ベビーカー、その他いろいろな荷物が乗る(冬は何着もダウンのアウターがあるとかなり嵩張る)
  • 子供2人以上になるとチャイルドシートで動かないようにして移動できるのはめちゃ助かる
  • 旅行など、遠出する気になる

というところ。気合が足りないとか言われるかもしれませんが、個人的には”車がないと出かける気にすらならない”というのが正直な感想ですね。

■実際親になって真面目に調べると初めてわかる。ベビーカーにも色々あるぞ。

僕も親になってから初めて知ったのですが、ベビーカーと言ってもいろいろな種類があります。単純に高級なのがデカいんだろうと思っていたのですが(確かにデカい方が値段は高い)、そもそも用途が違ったりします。

それは年齢、というか月齢。まず首が座っておらず、つまり寄りかかって座席に座るには不安定な場合は”寝転べるベビーカー”というのが必要になります。ざっくり言うとこの寝転べるベビーカーがA型で、個々人によりますが一般論として生後1ヶ月〜6ヶ月までは首が座っていないのでA型ベビーカーを使用するということです。このA型は寝られるリクライニングで、乗りごごちを重視するモデルも多いのでベビーカーそのものが大きめです。

ちなみにうちが使っていたのはシングルタイヤのこちらのモデル。今回実際に積んでみているベビーカーのサイズなどはこちらを参考にしてください。うちのは既に最新モデルではありませんが。


もちろんそのままリクライニングを起こして座って乗ることも可能なので、1台で長く使い続けることができるのですが、しっかり座るようになるとぶっちゃけ”無駄にデカいし重い”ベビーカーと化すわけで、もう少しコンパクトで軽いのが欲しくなります。

それがB型。最初から座る体勢のベビーカーとなっており、その分構造が簡易でコンパクト、そして軽くなります。特に階段などを持って歩くときに重さはかなりネックになるので、B型では軽量重視で購入しました。


なんやかんやでベビーカーも3台あります。邪魔です。ベビーカーは計画的に買うべきですが子供は何人産まれるかわかりませんし、使わなくなったものは売りましょう・・・ということで3台目は2人乗りのベビーカー。

横に2人乗る双子タイプもありますが、それではどこの屋内にも持ち込めないので前後に2人乗る兄弟タイプです。確かに2人子供がいると、1人しかベビーカーに乗れなくてもう一人は抱っこ紐というシチュエーションを避けられます。


ただしデカいし重い。我が家で最大のベビーカーです。なのでこれを試乗時に積ませて頂き、各車の実用性をチェックしていきたいと思います。

ちなみにとても小さく折り畳めるタイプのベビーカーもありますが、これらはだいたいB型なので幼子は乗れません。あとは折りたたむ関節が多いので重めであり価格も高め。何より子供を抱きながらパッパと組み立てるのは難しいという難点があります。クルマを重視するなら良い選択ではあります、クラシックミニのトランクにすらさらりと収納可能です。各家庭のママと相談ですね。。

個人的な意見ですが、3輪の大型バギー(のベビーカー)はあまり好きではありません。日本の狭い歩行者通路、店内通路には合っておらず道をふさぎがちで、もちろん畳んでも大きめ。子連れの母親は暖かく優先すべき人物ではありますが、だからと言って過剰にデカいベビーカーで道を塞いで良いわけではないと思います。他の人への気遣いとして、あまりに幅を取るものはちょっと気持ち良くないかなと考えているので僕は買っていません。

■さて本題。コンパクトハッチバックにベビーカーが載るのか!?

クルマにベビーカーが載る。

「ファミリーカーを買うなら当たり前やろがいっ!!」

ですが僕のようにどうしてもスポーツ要素が欲しかったり、例えば世田谷の狭い住宅街に住んでてどうしても小さなクルマが良かったりすると、トランクスペースが狭いという問題と折り合いをつけなければなりません。

今回はじょんじょん(うちのミニF56 JCW)を購入する際に悩んだ候補であるアバルト595を含めて、実際にベビーカーが積めるのかどうか紹介したいと思います。

実際にクルマを購入する際にはディーラーに使用しているベビーカーを持って行って試しに積んでみることが大事です。もちろんディーラーの方に相談をし許可をもらってから積んでみましょう。

クルマの積載スペースというのは全くもってきれいな直方体の空間ではなく、内装トリムやシートなどでデコボコとした空間になっています。なので採寸上ではギリギリ入るだろうな、みたいな目測で購入した後に実際にベビーカーが載らないと大問題です。それとリヤトランクゲートはテールライトやナンバー灯が仕込まれている都合で、案外内装が張り出しているのでしっかりとゲートが閉まるかどうかも確認ポイントです。

次回はまずアバルト595から見ていきましょう!