僕は青空駐車場生活が長く、一人暮らしをしていた頃はぽすけ（ケイマンS）とつゆだく（ローバーミニ）の駐車場を借りて保管しており、もちろん青空駐車場。ただし砂埃のたつ砂利は許せずコンクリです。カーポート（半透明の屋根）があるだけ雨の日はありがたかったのですが、別に雨に濡れないわけでも、日差しを避けられるわけでもありませんでした。
そして結婚もあって引っ越した先もコンクリの青空駐車場。カーポートもない一般的な駐車場です。
そんな当たり前なんだけどクルマには優しいと言えない環境においては、ボディコンディションにこだわる僕にとってカーカバーは必須のアイテムでした。
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■ただ屋外にクルマを停めておく。それだけでも相当な攻撃性がある。
これまで何度もこのブログで書いていますが、外に物を置いておくというのは単に雨や砂で汚れるというのではなく、めちゃくちゃ過酷な環境にあります。外に置きっぱなしにしている樹脂類（たとえば子供用の三輪車）は退色していきますし、外置き用でもないプラスチックのものは劣化して割れます。
なんと人間については夏に1日外にいれば肌が焦げるんですから危険な状況です。
さらに日本は湿度が高いシーズンがあり、さらに黄砂や花粉という塗装面を侵食するタイプの飛沫があり、これもかなりクルマにダメージがあるようですね。そんな環境の中でも基本的に洗車をすればある程度綺麗になるクルマとは、相当なレベルの耐候性をもっていることがわかります。
もちろんカーカバーは万能ではなく、湿度からはクルマを守れないですし、さらにどうしても風が吹けばカバーの中に砂埃も入ります。これが逆にカバーとボディの間でヤスリの効果をもって塗装面を傷つけることも。もちろん乗るたびにカバーを外してかけるのは手間ではあります。それでも僕はカバー（ただし布製）を推奨していて、これでだいぶダメージを防ぎ洗車回数を減らすことができます。
具体的に大事だと思うのは紫外線からのガード。もちろんそれ以外の汚れも付着しにくいというのはありますが、日焼けによる劣化については（内外装共に）リカバリーが難しく、しかし汚れや傷は研磨とコーティングを駆使すればある程度は綺麗にすることが可能と考えているからです。
■カーカバーにも色々あるが、重要なのは生地と固定方法。
カーカバーといってもピンキリでいろいろあります。オートバックスで売っているビニールっぽい1枚ものから、内側が布製になっているもの、室内用の薄くて伸びる生地の物まで（高級車のメーカー純正である）あります。
僕は内側が布製になっているものが必須です。カバーとボディはかなりキツく擦れ合うので砂の摩擦を低減する布製の生地でなければ、傷が激しくてちょっと耐えられません。もちろん布製になると一気に嵩張るのですが、それはもう我慢するしかないでしょうね。
それと合わせて重要なのが固定方法。裾にゴムが入っていて裾がキュッと絞れるものや（紐よりゴムが便利かも）、前後、あるいは腹にベルトを通して固定するものなど。ホイールに紐を縛り付けるものもありました。
ただ、僕の結論から言って腹にベルトを通して固定するもの以外は強風で飛びます。これでも台風だと固定具を壊して外れるケースすらありました。カバーが風で飛べば、隣の車にぶつかってしまったり、道に落ちて塞いでしまったり問題が発生します。
なので固定がしっかりできないものであれば、これまで追加でナイロン紐（絶対に切れない頑丈な工事用紐）を購入し、それをカバーに通せるよう固定ベルトを追加で縫い付けて使っていました。もしくは台風が来る日は逆にカバーを外しておいたほうが良いかもしれません。
■僕はいくつか試してCoverland一択に。ただしモデルごとに当たり外れはあるかも。
そんなこんなでひたすらググったり、いくつかカバーを使って来ましたが、今はCoverland製の布製カバー一択です。内側だけでなく外側も布なので水を吸って重くなったりする、嵩張るのはデメリットですが、耐候性と傷防止、それに前後の裾にゴムが入っているのと腹2本をベルトで固定するという理想的な仕様です。
ローバーミニまでラインナップされているところがありがたいところ。F56ミニはJCWとそれ以外（要はリヤスポイラーやフロントエアロがついているかどうか）でサイズが異なるので注意です。店頭で見かけたことはないので（車種別になると店頭に在庫なんか持てない）僕はいつも楽天から購入しています。
それと（モデルによってわずかに当たり外れがありますが）車種に合わせた細かい採寸というのが非常に良いところ。結局ボディ形状にフィットしないと裾のゴムなども意味をなさないので。これまで4車種分購入してきましたが
- ポルシェ987ケイマンS：ぴったり
- ローバーミニスポーツパック：やや大きめだが裾は地面につかない、逆にオーバーフェンダー車でも入るのでその点はキツキツでなくてよかったか
- ポルシェ970パナメーラS：ぴったり
- ミニF56ジョンクーパーワークス：ウイングや前後エアロのせいでカバーに収まらず、大きな別モデルに交換してもらった
という感じ。車種専用設計を謳っていますが、25種類ぐらいのサイズ・形状から近いものが適用されるのでモデルごとに当たり外れはあります。小さいのは論外ですが、大きくても風でバサついて傷をつける原因となるので極力ぴったりを目指したいですね。生地についてはどれも共通です。
■耐用年数については3~4年ぐらい。それでも破れはしない。
このカバーは経験上耐用年数が3~4年です。やはり紫外線による劣化だと思いますが、生地の表面が剥がれてくるのと、合わせて裏面の布カスが出てくるようになります。カバーをかけ外しするときに砂埃ではなく、布ぼこりがかなり立つようになったら交換ですね。カバーを外したときにボディにもめちゃめちゃ布ぼこりが残ります（走ると風で飛んで綺麗になる）。
下の画像は交換時期を過ぎためぇ（パナメーラS）のカーカバー。
まぁ汎用品のカバーで2年でダメになった（外す時のちょっとした引っ張りで破けた）ことがあるので、全然持つ方だと思います。むしろ3年でこの値段なら全然良いでしょう！
裏面はこんな感じでまだボロボロにはなっていません。ちょっとボディに白い糸くずが残るようになってきたので交換してしまった方が良いでしょう。
ちなみにこのカバー、ボディに固定用ベルトの樹脂製固定具が当たらないように、布製のポケット構造になっています。このポケットの奥にある黒い固定具にベルトを差し込むので非常にボディ攻撃性は低いでしょう。
これだけ配慮されていれば、この値段でも全然納得というか安いと言えます。僕としてはむしろ一部サイズが廃盤になってしまわないか心配なレベルで、もし嵩張るものじゃなかったならストックも買っておきそうですね・・・笑
あと猫が一度気づいてしまうとめちゃめちゃ居心地が良いポケットという問題もありますが・・・
