ローバーミニ:1年半経ったのでクーラントを交換。ついでに水路掃除だ。

気がつけば前回クーラントを交換してから1年半経っていたのでリフレッシュすることに。クーラントこと冷却水の交換サイクルはあまり理解していないのですが、少なくとも前回の交換からは結構な距離を走ったので交換しておきます。

聞くところによるとローバーミニはクーラントにオイルが滲んでしまうこともあるようで、純粋にクーラントが古くなること以外にも交換する要素がありますね。あまりこれをサボって水路自体にサビなど不具合が生じるとそれこそ交換費用がかかるので、めんどくさがらない方がいいかもしれません。

詳しいやり方は前回記載したので今回は割愛します。

ちなみに何故かつゆだく(ローバーミニ)もめぇさん(パナメーラS)もクーラント漏れを経験しており、僕の中で若干嫌な思い出があるテーマでもあります。でもいずれも家やディーラーの近くで発生してくれたので、その点は2台に感謝。

■まずは元々入っている冷却水を抜く。

とりあえず蓋を開けて中を確認。定期的に確認しているのですが、今回も水位が下がっていることはないためクーラント漏れはなさそうです。あ、もちろんエンジンとクーラントが冷えた状態で作業しないと火傷しますよ。

ただ毒々しい蛍光青(緑だったっけ?)ではなく、黒く濁ってますね。古くなっています。

まずはこれを抜きとるためにフロントグリルを外して、センサーのコネクタを抜きます。そのあとはドレンボルトを外して冷却水を抜くだけ。ただしボルトが硬くて毎回苦労します。かなり径が大きいためモンキーレンチを使ってしまっていますが、舐めないように注意が必要です。緩む瞬間は「舐めてしまっタァァァァァァァッ!!!」と誤解して叫ぶぐらい急に緩みます。その時何かに手をぶつけて痛い思いをするので軍手がある人はした方がいいですね。

これが一番めんどくさいのですが、ドレンボルトの下に受け皿として牛乳パックを車体裏から差し込んで、ドレンボルトを少し緩めるとチョロチョロとクーラントが出てきます。

めんどくさいからといってボルトを緩めすぎると牛乳パックの外に勢いよく放出されるので我慢してください。チビチビと出して、牛乳パックがいっぱいになったらボルトを閉めて中身を捨ててきます。これの繰り返し。

どす黒いですね。もっと早く変えた方がよかったのかも・・・?

でもオイルは色の変化と性質の劣化は直接的に関係しないとかいう話もあるので、わかりません。少なくともこの夏に水温が定常温度より上がってしまったことはないっす。

■古いクーラントが抜けたら水路掃除。ホースで水をバシャバシャと流す。

クーラントが抜けたらドレンボルトを外したまま、上からホースで水を流します。ざっと流したら軽く手でドレンボルトを閉めて、満水まで水を貯めます。

で、5分ぐらいアイドリング。この時にヒーターの温度調整ノブをマックスまで引くと、ヒーターで使用する水路にも水が回って、こちらのクーラントも排出できます。

そのエンジンを回している最中の画像。なんかやたら泡立ってますね・・・中にカニでも入っていたのでしょうか。排水と共に出てきたら美味しくいただきましょう。

エンジンを止めたあとはまたドレンボルトを外して水を抜きますが、この時は暖気されてやや熱い水が出てくる可能性があるのでとっても注意してください。でもほぼ水なので受け皿を用意せずにそのまま流してしまって大丈夫と思います。

(ヒーター水路の冷却水も出てきたからか、また少し青みがかっている)

■最後に新しいクーラントを入れて完了。できればパッキンは替えたほうがいいかも。

あとはドレンボルトを閉めるのですが、ここで使われているのは金属パッキン。今回も替えを用意していなかったので元々のパッキンを再使用しますが、できれば新しくしたほうがいいですね。オイルと違って粘度が低い分、ちょっとした隙間から漏れやすいです。

あとはセンサーの挿し忘れにも注意。

準備ができたら新しいクーラントを上から入れます。適当な水位になったら少しエンジンを回して、ヒーターの水路まで水を循環させたうえで、再度規定量までクーラントが入っていること、あとドレンボルトから漏れていないことを確認してOKです。

クーラントはなんでもいいかと思っているので、国産メーカーの安いものを購入して使っています。僕は薄めない原液タイプですね、なんとなくですけど水道水にはサビ等の不純物もないとは言えないので薄めないほうがいいかと。
今回の作業は1時間かからないで完了できるのと、ローバーミニ(97年、AT車)に必要なクーラントは3リッターぐらいです。たまに継ぎ足すのでもう少し余裕を持ったサイズで購入しておけば安心ですね。