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ローバーミニ:改めて、DIYでATオイルフィルターを交換してみる。~フィルターケース取り外しと掃除編~

前回オイル交換の作業方法について書いてきましたが、今回はオイル交換作業の途中で行うオイルフィルターの交換作業について書いていきたいと思います。過去にも説明した記事(ローバーミニ:ATオイルフィルターを交換してみる。~必要な道具編~)はあるのですが、より画像多く、内容を詳しく説明していければと考えています。

前回までのオイル交換の記事はこちら。

ローバーミニ:改めて、DIYでオイル交換をやってみる。~ドレンボルトの掃除とオイル注入編~
前回までにオイルチェンジャーを使ってまず古いオイルの大半を上抜きしてしまい、その後ドレンボルトから残りのオイルを下抜きするという...つづく

ローバーミニでは一般的にオイル交換2回につき1回はオイルフィルターの交換も行うという交換頻度になっています。オイルの交換が3,000km走行もしくは半年なので、つまりオイルフィルターは6,000kmもしくは1年に1回程度ということになりますね。交換作業は、もちろんオイルフィルターを外すとそこからオイルがドバドバと出てきてしまうので、オイル交換を行う際にセットで作業することになります。

最近使っているオイルフィルターは品質の良さそうなminispares製。MTとATはフィルターの種類が全く違うので購入時は注意。

まず交換用のオイルフィルターを購入しなければなりません。以前はMAHLE製のオイルフィルターを使っていたのですが、今はminispares(ミニスペアーズ)製を使用しています。別にどちらでも良いと思うのですが、minispares製は下の画像の通り金属部分の加工精度も高く、蛇腹のフィルターの周りに崩れ防止にオレンジのペーパーが巻かれています。使い捨てにするにはもったいないぐらい綺麗なのが気に入っているので、このところずっとこれを使っています。笑

ローバーミニのミニスペアーズ製ATオイルフィルター

オイルフィルターを購入すると円筒形のフィルター本体に加えて黒いゴム製のリング(上の画像でいうと大きいリング)がついてきます。これがフィルターケースと根本の接続部を密閉するパッキンです。それに加えて小さい方のゴムリング(Oリング)も劣化してきたら交換が必要な部品です。これはオイルフィルターケースの先端部分を密閉するためのパッキンになります。それと銅製のワッシャーはオイルパンのドレンボルトのパッキンですね。

MAHLE製はAmazonでも見つかりましたがminispares製は見つからず。楽天でも売ってないですし、この辺りは専門店から直接購入するかヤフオクあたりが見つけやすいかもしれません。

それと今回書いているのはAT車(オートマ車)を対象にしたオイルフィルター交換です。ローバーミニの場合ATとMTでオイルフィルターの形式が異なり、MTはフィルターが内部に入っているケースを丸ごと差し替えれば交換完了なのですが、ATの場合オイルフィルターケース内部のフィルターのみを交換する必要があり、分解や清掃で結構手間がかかります。なのでATの方がDIYハードルが高くWeb上に情報も少ないのですが、オイル交換を自分でやるならフィルター交換も自分でやれるようにならないと節約効果が薄いので、ぜひチャレンジしてみて欲しいところです。オイル交換とオイルフィルター交換で専門店でお願いすると部品代工賃合わせて20,000円ぐらいいっちゃうこともありますからね。

オイルフィルターケースの構造上、ケースを外すとオイルが溢れてくるのでビニール袋をかぶせて作業を行う。

フィルター交換作業自体はオイルフィルター内が空っぽになるよう、まずオイルを全て抜いた状態でスタートします。そうしたらグリルを外し、クルマを正面から見て右下にある横長の黒い筒がオイルフィルターです。オルタネーターの下に鎮座しています。

ローバーミニのATオイルフィルターケース分解

これがまたスペースの都合で難易度の高い設置方法になっているのですが、車体を正面から見たとき左側のオイルフィルターヘッドに向かって横に押さえつけるように固定されています。作業性も密閉性もあまり良い設計とは言えない感じですね・・・。

フィルターケースの右先端にあるボルトを緩めてケースを外していきます。ボルトのサイズは9/16インチ。ボルトの位置は下の画像でソケットが刺さっている箇所を参考にしてください。

ローバーミニのATオイルフィルターケース分解

トルクの高い箇所ではないので、小さめのハンドレンチで大丈夫です。構造としては黒いオイルフィルターケース内を長いボルトが貫通していて、左側のフィルターケース付け根であるフィルターヘッドに締め込まれています。これを緩めるとフィルターケース左端のフチが浮いてきて残っているオイルがドバッと出てきてしまいます。

これはしっかりオイルを抜いた後でも必ずオイルが出てきますし、多少ペーパーを当てておいたぐらいじゃ量が多くてほぼ受け止めきれません。しかも横方向にケースが固定されているためオイルをこぼさないようにフィルターケースを外すのはほぼ難しく、それでもなるべくこぼさないようにするために僕はボルトをかける前にビニール袋をかぶせます。そしてオイルがこぼれてくるのは手で抑えているあたりなので、さらに水色のペーパーを折って差し込んでおきます。そしてできるだけそこまで深くビニールをかぶせておきます。

ローバーミニのATオイルフィルターケース分解

このビニール袋は厚手のものがお勧めですが、今回はわかりやすいように透明のビニールを使用しています。作業としては先ほど一度位置を示すためにソケットをボルトにかけましたが、これをかぶせたビニール越しにソケットをかけて少しずつ回していくと最もオイルをこぼす可能性が低くなります。なんでビニールは厚手がいいかというと、その時薄いビニールだとすぐ破れてしまうんですよね。。

オイルフィルターケースはかぶせているビニール袋ごと外す。それでもオイルはこぼれるものなので急いでペーパーで拭き取る。

もしボルトがやや硬ければ、最初はビニールをかぶせずソケットをかけて少しだけボルトを緩め(少し緩めるぐらいじゃ、スプリングでケースがヘッドに押し付けられているのでまだオイルは漏れてきません)、その後にビニールをかけてさらにボルトを緩めていきます。さらにボルトが緩んでくるとビニールの上から手でボルトを掴んで回せるようになるので、それ以降は手で回した方がビニールが破れずに済みます。フィルターケースの中にはバネが入っているためボルトが回しづらいのですが、コツは左手で黒いケースを掴んで左(フィルターケースの付け根側)に押しつけつつ右手でボルトを回すと回りやすいです。

ローバーミニのATオイルフィルターケース掃除

緩んでいったらそのままビニール袋の中にボルトもケースも丸ごと落としてしまって大丈夫です。ビニールに入れたままオイルトレイなどによけてしまいます。そこでようやく中身を出しましょう。

下の画像はフィルターカバーを外した後ですが、どうしても少しはオイルがフィルターヘッドからから垂れてしまうので、なるべくミッションなど下の方まで流れていってしまう前にペーパーで拭き取ってしまいます。

ローバーミニのATオイルフィルターケース分解

これでオイルフィルターケースの取り外しが完了。

あとは落ち着いて作業すればOK。フィルターケース内の掃除とフィルター交換を行う。

続いて中に入っているフィルターを新しいものに差し替えるのですが、フィルターケース内には鉄粉が溜まりやすいのでなるべく綺麗に掃除をしてから組み付けをするようにしています。とりあえずまずは古いフィルターを鑑賞しましょう!

ローバーミニのATオイルフィルター交換

おー、黒くなってますね。仕事をしてくれている証拠でもあります。でもフィルター部分など全く崩れてないので品質的には問題なし。なんかこれだけしっかりと作られたものをポイッと捨てるのは気が引けますが、再利用はできないのでオイルが漏れないよう2重にビニールに包んで燃えないゴミに捨てます。

オイルやそれを拭いたペーパーはポイパック(オイル捨てる用のボックス)に入れていいですが、フィルターは金属部品なので一緒に捨ててはダメですよ。

ローバーミニのATオイルフィルター交換

次にオイルフィルターケース内の部品を分解していきます。下の画像はフィルターケースから中身のオイルフィルターだけを抜いた後の状態で、ボルト軸にいくつか部品が残っています。まずはボルトのネジ部分によく見ると小さな金属製の輪っかが付いているのがわかるでしょうか?よく見ると指でつまんでいるのがそれです。これが他の部品が抜け落ちてこないようにストッパーの役割を果たしています。一番紛失しやすい部品です。

ローバーミニのATオイルフィルターケース掃除

まずはこのストッパーリングを引っ張るなりぐるぐるネジに沿って回すなりして外します。すると残りの部品がガラガラっと抜けるようになるのですが、気をつけて欲しいのが部品の順番です。これが分からなくなって間違った順で戻すとフィルターの効果が半減したりオイルが漏れたりしますので注意。

下の画像で左上から順に部品を外していっているのですが、

  1. ストッパーリング
  2. オイルフィルターの位置を固定するための円盤(後述しますが向きに注意)
  3. ゴム製ワッシャー
  4. 金属ワッシャー
  5. バネ

という順でここまでがフィルターケースの内側に入っています。組み立てる時はフィルターケースにボルトを通した後、6から1の順でボルトの軸に部品を通していきます。

ローバーミニのATオイルフィルターケース掃除

分解した部品はペーパーなどでオイルと汚れを拭き取ります。どうせ組み戻したらまたオイルに浸かるのでパーツクリーナーでピカピカにする必要まではありません。オイルフィルターケース内部も拭いて綺麗にするのですが、手がギリギリ入るか入らないかぐらいの内径でなんとか手を入れて中を拭きたくなってしまいます。しかしフチの塗装剥がれがかなり鋭利になっていることが多く手を突っ込もうとすると深手の切り傷を負うことがあるのでお勧めしません・・・

ローバーミニのATオイルフィルターケース掃除

僕は捨てるTシャツなどをギュウギュウに詰めて中を拭いています。これなら手を入れずに中を拭き取れます。あらかた綺麗になったらパーツクリーナーで内部を吹いたら完璧です。

オイルフィルターケース先端のボルト穴を密閉するゴムリングも消耗品。毎回でなくとも、劣化してきたら交換する。

続いてボルトのほう。ボルトには下のように厚手の金属ワッシャー?のようなものが入っていて、さらにその内側に黒いゴムリングがハマっています。ボルトを締めた時にこのワッシャーとゴムリングがフィルターケースの先端部分を密閉してオイルが漏れないように防ぎます。逆にいうとオイルフィルターケース先端部分からのオイル漏れはこのゴムリングの劣化が原因となります。

ローバーミニのATオイルフィルターケース組み立て

これも消耗品ですが、僕は毎回交換はしてません(案外高いし)。様子を見て弾力を失ってきたりひび割れが出てくるようなら新品交換している感じです。久しく交換していない気がするので今回は交換しておきましょう。


下の画像のようにワッシャーに埋まっているゴムリングを引っ張り出すと潰れて割れかけていたので交換時期ですね。それとオイルフィルターを買ってもこのゴムリングはついてこないので別途購入が必要です。

ローバーミニのATオイルフィルターケース組み立て

ゴムリングの交換は差し替えるだけ。金属ワッシャーの溝にしっかりハマるように押し込んでおきます。

それが完了したらフィルターケースを組み立てていきます。細かい部品があるので順番と組み込み忘れだけ注意して欲しいですが、特に難しいことはありません。長いボルトにゴムリングを交換した厚手のワッシャーを通してからフィルターケースに差し込みます。厚手のワッシャーはゴムリングが入っている方がフィルターケース側ですよ。

そしたらフィルターケース内部に先ほどの6から順に部品を入れていきます。一番大きな立体的な円盤だけ向きがあるので注意です。内側が出っ張っている方がフィルターケース入り口側になります。下の画像の通りです。

ローバーミニのATオイルフィルターケース組み立て

これは構造を理解すると間違わないのですが、この円盤の出っ張っている円がオイルフィルターの軸穴にぴったりハマり、蓋になるわけです。フィルターケース内で下の画像のように蓋としてフィルターにハマります。向きが裏返しになってしまうとぴったり密閉できなかったりするので注意してください。

ローバーミニのATオイルフィルターケース組み立て

ここまで組めたらオイルフィルターをケースに入れます。これには向きがないはずなのでどっち向きで入れても大丈夫。ここまできたら車体に戻す事前準備はOKですね。

ローバーミニのATオイルフィルターケース組み立て

ここまでで忘れそうになりますが、あとひとつ交換部品が残っています!これがオイルフィルター周りのオイル漏れに一番関与する部品です。

次回は後半ですが、オイルフィルターヘッド側のゴムパッキン交換と新しいフィルターの取り付け作業を行なっていきます。