パナメーラ:サルーンの値下がりと残価設定の追加支払い。それでもパナメーラに乗る理由。

先日車検を超えたことで購入してから4年が経った”めぇ”ことパナメーラSですが、いまだに結構気に入っていて、代替となるクルマで”コレ”というのは今のところありません。もちろん予算を度外視すれば色々あるのでしょうが。。ロールスロイスのレイスとかね。笑

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■セダン/サルーンは値下がりが激しいから、新車で購入するのはキツイ。

パナメーラはポルシェセンターで認定中古車として購入をしました。購入時は新車から6年落ちでしたが、その後4年乗っているのでつまり10年車になってしまいました。

僕はケイマン、ローバーミニと来てサルーンを購入したのは初めて。大衆車だろうが高級車だろうが基本的に値下がり率が高いというのは理解していたのですが、それでも

「ポルシェブランドがあればそんなに下がらんだろう!」

と思って購入しました。

ところが実際はポルシェであろうとかなりの値下がりを食らっているのが事実で、これは予想を遥かに超える速度です。この値下がりについては、パナメーラ購入時に担当して頂いたセールスの方も「見当外れで申し訳ないです。。」と謝るレベルでした(やむを得ないことなのと、悪意は微塵もなかったので全く怒ってない)。

現在新車販売されているパナメーラは2代目であり、僕が乗っているのは初代の前期型です。つまりポルシェにとっても初めて発売した高級サルーンであり、ポルシェ×サルーンのマーケットが確立されていなかったことを指します。

僕はそのブランドにおいて過去のモデル等から値落ちの相場、そして購入時にお得なのか損なのかを判断材料にします。しかしパナメーラは前世代がないので前例がなく、スポーツモデルやSUVの値下がり率を見て判断してしまったのですね。

結果としてポルシェとはいえサルーンの相場はサルーンの相場でした。。まぁ同じ高級サルーンとしてマセラティよりは寝落ちがマシではあるのですが。。(めちゃくちゃ良い音するので欲しいですが・・・)

■残価設定ローンの恐いパターン。残価設定割れしてしまって最後に足が出る。

今回購入に当たっては残価設定ローンを5年で組んでおり、その際に5年後の残存価格を気持ち余裕を持って低めに設定しています。残価設定ローンについては今更説明不要ですが、5年ローンなら”5年後に売却できるであろう価格”を予め予測し、その金額を引いた購入金額を60回払いで割るというもの。クルマの販売価格の全額を60回で割るのと違って月々の支払い負担が小さくできるというのがこのローンのメリット。

一方でデメリットと言うと、5年後の売却額はあくまで予想でしかないので、予想を外して相場が下がりすぎると売却時になぜか追加で支払いが必要になります。。一般的に買取額保証をしてくれるローンは少なく、極端に言うと賭けということです。

そして今回はその危険なケースに該当してしまい、現在購入から4年目にして既に買取相場価格が残価設定価格と同じになってしまっているという・・・もちろんあと1年でさらに足が出るので追加の支払いが発生する見込みです。

今売却しても同じで、1年分の残ったローン分を一括で払うような形になるのでお金がかかりますね。

■現時点では、残価もキャッシュで払って長く乗りそうな気がする。

なんやかんやで4.8リッターという大排気量の自動車税だけでなく、たまに来るべくしてやってくる修理につき、かなりの維持費がかかっているパナメーラ。まぁ言葉を濁さずに言えば、

  • 燃費悪けりゃ税金も高い
  • やたらデカいのに4人しか乗らない
  • 荷物は載るが、サイズの割には低いテールなので載らない

という完全に無駄な嗜好品。挙げ句の果てに荷物を載せてキャンプに行くためにルーフボックスを載せるという・・・笑

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それでも僕の満足度は高く手放せない状況。そんなに乗っているわけではないんですけどね・・・。特にブルーの外装と、内装がネイビーとホワイトのツートンであることが、愛着を倍にしていると言っても良いでしょう。

ここまでで書いた通り、新車でサルーンを購入するのは値下がりを考えるとめちゃめちゃ金を払う必要があり、結果として「購入価格 – 売却価格 = 実際にかかった価格」であることを考えるとかなりの金額になります。なので今後はサルーンを購入するにしても価格を見ながら中古で効率よく購入していくように思います。

ただそうするとネックなのが、新車でないとカラーを選べないということ。細々したオプションの有無よりも僕が気にするのは、ボディカラー、インテリアカラー、そしてホイールの3つでつまり見た目なのですが。ですがJapaneseの皆さんは白か黒かシルバーの車しか購入せず、内装もブラックばかりなので僕の欲しい組み合わせの中古車にはほぼ出会わない(うちのめぇは奇跡の出会いだと思って即購入した)ということになります。

そう思うと「どうしても!」という次の運命の出会いがやってくるまで、僕は今の愛車に乗り続ける気がするのです。