ローバーミニ:足回りの定期点検そしてサマータイヤへの交換。~①洗車と増し締め、グリスアップ編~

桜も完全に終わってしまって、あっという間に春から初夏に移っていきそうですね。この季節用に持っている服には気に入っているものも多いんですが、出番が短く、頑張って着ようにも暑くてすぐ着れなくなる感じです。。

そんな時期なのにまだスタッドレス(ウィンタータイヤ)を履きっぱなしだったつゆだく(うちのローバーミニ)。不必要にスタッドレス履いてると燃費が良くないとか路面が痛むとか色々ありますが、何より良くないのがドライコンディションでの性能の低さ。先日強くブレーキを踏むことがあって、目算では普通に強く踏み込んでいけば止まれるので落ち着いて対応という感じだったのですが、思っていたよりもタイヤの限界が低くてスキール音が出てしまいました。柔らかく踏み込んでいったつもりなんですが、ホイールロックしてしまう感じだったので、自分が思ってるよりスタッドレスのドライ性能は低いんでしょうね。。

ということで重い腰を上げ、まとまった時間を確保してタイヤ交換をしたいと思います。

ひとまずは春シーズンで汚れているボディの洗車から。春は花粉と砂埃でクルマにとっては最悪な時期。

で、本当に4輪付け替えるだけならすぐに終わるんですが、仕舞うスタッドレスのホイールを掃除して、空気圧下げて、タイヤも保護剤塗ってなんてやっていると結構時間がかかります。さらにスタッドレス履かせた以来足回りのチェックもグリスアップもしていないので、それもやっておきたいと思います。

といいつつまず洗車から。やっぱり春は置いておくだけでも一番花粉と砂埃で汚れるシーズンですね。クルマにとっては全然嬉しくないシーズン。しかもパラパラっと降る春雨でその汚れがダマダマ模様になるんですよね。最悪です。。もちろんそれをゴシゴシ擦って洗ったりするとボディが傷まみれになるので、より丁寧に洗車する必要があります。今回はオーバーフェンダーをつけるので、その前にフェンダーで隠れる部分もよく綺麗に洗っておきたいですね。

ローバーミニの洗車

洗車完了。ピッカピカですが、ここまでで既に2時間ぐらい経過。やれやれ。

ローバーミニ:傷つけない洗車方法のアップデート。~使う道具編~

ローバーミニ:傷つけない洗車方法のアップデート。~洗い方編~

さらに内装が今年入ってから一度も掃除できておらず(つゆだく、ごめん、、、)。桜の花びらなんかも結構車内床に散らばっているのできれいに掃除します。。これは後ほど。

フロントをジャッキアップして融雪剤の掃除。融雪剤はサビの大きな原因なのでなるべくきれいにしておきたい。

ひとまず最初にフロントのジャッキアップ。先にホイールボルトを緩めておいてからジャッキで車体を持ち上げて左右両方ともサブフレームにウマ(リジットラック)をかけます。これで安定していることを確認したら作業開始。まず右側からホイールを外します。外してしまったホイールはこのまま洗って片付けることになるんですが、外した時点で「右フロント」などをマスキングテープに書いて貼っておかないと、あとでどこに付いていたタイヤだったのかわかんなくなります・・・。タイヤローテーションしながら使っていく都合でこのマーキングは必須です。特にFF車は極端にフロントタイヤだけ減っていくので、ローテーションが混ぜ混ぜになると良くないです。

ローバーミニの足回りチェック

さて、フロント足回り。雪山行ったらその足でなるべく足回りに洗剤かけて水で流してたので、まぁまぁきれいな感じ。白っぽく水が乾いた跡が残ってたらそれは融雪剤の残りな気がするので、このタイミングで捨てていいタオルを固く絞り、ボディ用のコーティング剤をつけてよく拭いておきます。

「そこまですんの?」

と思う人もいるかもしれないですが、旧車はサビが大きな敵なのでやれることはやっておきたいですね。購入時に車体裏全面に錆止めのシャシーブラックを塗ってもらったぐらい気を遣ってます。おかげで車体裏は結構きれいです。どっちかというとボディの方が錆が浮いてくるところが出てきたかも・・・。

続いてグリスアップ。古いグリスもきれいなので、ボールジョイント内のコンディションは良いみたい。

次に汚れ仕事。ということでグリスアップです。グリスアップはオイルを交換する毎ぐらいの頻度で(3,000km)やっておくのがベターですが、僕の場合は5,000kmに1回ぐらいな気がします。

ローバーミニのグリスアップ

グリスを押し込んでいくと古いグリスが出てきますが、このときに古いグリスが茶色っぽかったら内部で錆が発生していたり異常摩耗が出ているサイン。つゆだくは新品のような色でグリスが出てくるので全然問題ナシですね。

ローバーミニのグリスアップ

はみ出てきた古いグリスなどはなるべくきれいにペーパーで拭き取っておきます。こういうベタベタには砂がついてしまうので、汚れていかないためにもきれいにしておいた方が後が楽です。ペーパーについたグリスの色もよく見ましたが大丈夫そう。

ひととおりグリスアップを終えてキレイにしたら、ついでにラバープロテクタントスプレーをゴム部品類に散布しておきます。これはゴム部品の劣化を防ぐ保護剤ですね。

ローバーミニのゴムブッシュ保護

「あーまじ俺ってこういうとこマメだなー」

と自分で呟いてしまいましたが、好きなものに関してはマメというかやれること探しちゃうんですよね。でもゴム部品の寿命が長いと交換の手間が減るので結果的には楽になると信じてます。

最後に肝心の足回り緩み点検。テンションロッドの長さ調整ナットだけ緩みがあったのできっちり締め直す。

続いて肝心の足回りの緩み点検。自分で足回りを触るようになってみて思うんですが、

「えっ?クルマってめっちゃ力がかかりそうなのに、こんなちっこいナットひとつで固定して大丈夫なの?」

みたいな部分も結構あるのでわりと心配になります。ローバーミニだから?笑

規定トルクで締めるなどは徹底しますけど、それでも緩んで脱落でもしたら死ぬんじゃないかと思うので、機会があれば緩みを確認しておきます。DIYで適当な作業をするとかなり危険ですが、DIYでできるからこそ自分でこまめにコンディションチェックできるとも言えます。DIYは自己責任で楽しくやりましょう・・・。

ということで目ぼしい箇所は全部規定トルクでレンチ当てて確認していきます。逆に締まってるのに不必要に増し締めするとオーバートルクになるので、それも注意です。

ローバーミニのアジャスタブルテンションロッド調整

そして一箇所緩んでるところを見つけました。以前導入したアジャスタブルテンションロッドの長さ固定ナットです。

ローバーミニ:調整式テンションロッドに交換し、キャスターを寝かせて直進安定性をよくしてみる。~①パーツ選定とドレスアップ編~

ローバーミニ:調整式テンションロッドに交換し、キャスターを寝かせて直進安定性をよくしてみる。~②長さ調整と取り付け編~ 

即テンションロッドの長さが変わってしまうようなものでもないですし、遊んでしまうほど緩まってなかったので大丈夫だと思いますが、念の為左右のテンションロッドの長さが揃っていることをノギスで測っておきます。問題なしなのでテンションロッドは伸びてないですね。ここは規定トルクとかないですが、しっかり目に締め込んでおきました。

ローバーミニの足回りメンテナンス

ブレーキパッド部分は下に受け皿を敷いて軽くパーツクリーナーを吹いて掃除しておきました。これで点検作業も終了。

次回はホイールとフェンダーの取り付けにいきましょう。