ローバーミニ:なんだって・・・エンジンをかけようとしたらうんともすんとも言わない。ジャンプスタートを試みる。

またやっちまったようで、つゆだく(うちのローバーミニ)で出かけようとしたらバッテリーあがりでウンともスンとも言いません。。

以前はドラレコ、室内灯(追加分)、フットライトをバッ直独立配線で使っていたので、スイッチ消し忘れるとバッテリー上がりの危険があったのですが、今はアクセサリー電源にしたのでそれが原因ではないはず。何が原因だろう。。ひとまず復旧させるところからです。

おかしいな、ACCもつかないから完全放電してる・・・。これで今年のラスト雪山は行けずに終わって子供に怒られる。

とりあえずキーを回してACCすらオンにならない(エアバック警告灯やETCすらつかない)ので、バッテリーが完全放電した可能性が大。もしくは主要配線の完全な断線ですが、それは考えづらいですね。

ローバーミニのバッテリーあがり

今シーズンのスキー納めに行こうと思っていた朝のできごとだったのですが、いざ行くときになってエンジンがかからず。。もう陽気がめっちゃあったかくなってしまったので、今年は最後に行けずスキー納めになっちゃいました。。(その足でボードとスキー板はガレージから屋根裏にしまった)

雪山は諦めてひとまず症状をちゃんと確認しましょう。

まずバッテリー残量をあらためてチェック。バッテリーボックス(という名のトランク内にポンと置かれてるだけのフタ)を開けてみます。端子はガッチリついてますね。基本的に断線は考えていなかったのですが、振動による端子外れの可能性もないわけではないと思ってました。去年アース線も追加したので、その時になんか緩んじゃったかな?と思ったりも。

ローバーミニ:バッテリーからボディへのマイナスアース線強化。ローバーミニでは定番らしいアース線追加。

ローバーミニのバッテリー端子

次にテスターで電圧測ってみます。あー、バッテリーが完全放電して残量なしですね。。針がピクリともしないのでやはりバッテリーの完全放電が原因です。クルマだけに限らずこのテスターというのは僕にとって必需品で、旧車のようなアナログなクルマはテスターで辿っていけば大体原因までたどり着くことができます。ただし登場頻度が低いので僕が使っているのは電池消耗しづらいアナログテスター(通電判定ブザーを鳴らすために、それでも電池は入っている)。べつにデジタルでも全然OKです。

最後に乗ったのは先週なので、先週から何かの通電がしっぱなしで完全放電したと考えるのが妥当ですね。バッテリー上がりで心配なのはオルタネーター故障ですが(僕が交換したことはないので、新車から替えてないとするといつ寿命が来てもおかしくない)、オルタネーターが充電できなくてバッテリーあがりの場合、時間が経ってない限り微弱電圧は残ってるはずで完全放電はしないと思います。おそらく別の原因と推定されます。

バッテリーは一度完全放電してしまうと、基本は交換しなきゃいけなくなる。つゆだくのバッテリーは安いとはいえできれば交換したくない。。

残念ながら鉛蓄電池というものは完全放電すると再充電すらできなくなるので、基本的には交換が必要になります。まだつゆだくのバッテリー替えてそんな経ってないのに。。もったいないことをしました。個人的にはこういう環境負荷が高い廃棄が発生すると心が痛みますね。。ローバーミニのバッテリー交換をDIYで行う記事はこちら。

ローバーミニ:バッテリーを交換する。絶対に自分でやるのが安い。

僕が使っているバッテリーはかなりコンパクト設計なので、ローバーミニのバッテリーボックス内がスカスカ。重量的にメリットが大きいし安いのがいいところですが、これまでがっつりフォグライトつけたりエアコン回したりシートヒーターつけてもバッテリーが弱ったことないので、容量の問題はないはず(今は世代交代してC8シリーズが最新みたい)。


とりあえずダメ元でバッテリーチャージャーを接続するのですが、想定通りバッテリー状態診断の時点で読み込まず、充電が不可能な状態ということになります。本来ならここでバッテリーを購入して交換ですね。

しかしちょうどガレージにはめぇ(パナメーラS)で交換した後のバッテリーが保管してある(というか処分しそびれている)ので、一応これを使ってみます。ジャンパーケーブルでスターターモーターまで通電するか、スタートしてオルタネーターでチャージするかまでは確認して確実に原因特定してからバッテリー買った方が安全ですから。

ローバーミニのバッテリーブースターケーブル

ということで後日、パナメーラバッテリーをブースターケーブル(ジャンパーケーブル)でミニのバッテリーにつなぎます。このブースターケーブルは優しくて接続順が明記されています。

ローバーミニのバッテリージャンプスタート

最後の接続の瞬間に通電している機器が多いと火花が飛びますが、危険なほどじゃないのでためらいなくつなげれば大丈夫です。ちなみにブースターケーブルは3.5mのものを持っていますが、ケチらず5mぐらいのを買っておいた方が便利です。意外とクルマ同士の距離は遠いもので、路上だとめっちゃクルマ近づけないといけないですし、車種によって前にバッテリーがあったり後ろにバッテリーがあったりして苦労します。やっぱり5mの方を買っとけばよかったかな・・・。

いざ!ジャンプスタート!・・・でも不発に終わる。でもなぜか元のバッテリーが充電できるようになった。

これでACCオン。お、ちゃんとエアバッグ警告灯もついたし、ライトもつきますね。

ローバーミニのバッテリージャンプスタート

いざエンジンスタート!・・・それはキュルっと1回鳴るか鳴らないかぐらいでスターターモーターが止まってしまいます。。モーターへの通電不良?マグネットスイッチも作動してるっぽい音はするし、かろうじで回ろうとするし、パワーが足りないという感じです。。

どうしようかな・・・でもバッテリーからスターターモーターへの通電不良を疑うなら、いちどスターターモーターを直接通電で回してみて、モーター自体の故障がないことを確認してからバッテリー購入した方が確実だよな・・・。

なんて考えましたが、なんとここで完全放電したはずのバッテリーがー充電器に検知されるようになって充電できるようになりました!僅かに充電されてチャージャーが検知できるようになったのかよくわからんけど、ありがたい!ということで試しにガッツリ充電してみてからまた考えましょう。。バッテリーチャージャーも電源を取れる環境なら持っておいた方がいいですね。


そして充電してみた結果・・・、なんと普通にエンジンがかかりました!助かった!

本当ならバッテリーをちゃんと充電しても完全放電により最大容量が下がってしまう(?)らしいので、交換する方がベター。でもちょっと使ってみて問題なさそうならまだ古くないですし、このバッテリーで粘ってみようかと思います。とりあえず少しの間回しっぱなしでアイドリングさせておいても止まることはなかったのでヨシ。これで万事解決ですね!めでたしめでたし!

いやまて。まだバッテリーを完全放電させた犯人を捕まえてない。これが特定できないと再発するかも。

・・・いやいや。つゆだくのバッテリーを完全放電で骨抜きにした輩がいるはずです。これを特定できないとまたバッテリー上がりが起きる可能性があるので、対策をしておかなければ。

最初にバッテリーが上がった時に確認したのですが、確かライトもワイパーも何もついてない。危険なのは純正の室内灯で、たまに子供が触ってドアを閉めても電球がつきっぱなしの状態になることがありますが、たぶんそれでもなさそう。

そこで気になったのが、スペアバッテリーを繋いだ時に耳を澄ませるとコチコチ聞こえたこと。ランプはついていないのですが、ウィンカーリレーがダッシュボードの中でコチコチ言ってるということは通電して動いているということですね。僅かな接触を起こしていると、もしかしたら電球がつくほどではないけどリレーまでは稼働するのかもしれません。滅多に使わないハザードスイッチを触ってみると、スイッチはほとんどオフ状態なのに、かなり過敏に通電することに気づきました。これが犯人くさいので分解修理してみることにします。。