クラッチケースカバー内のちょっとしたバネを入れ忘れて2度目の組み直しをしましたが、ようやく全てが組み終わりました。今回はオイルを投入して完成、テスト走行に行ってきたいと思います。今回がようやく最終回です。
前回の記事はこちら。
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テスト走行前にオイルを入れる。今回は基本のホンダ製、ウルトラG2を選択。
最後にオイルを注ぎ入れます。もちろんその前にドレンボルトは新しいガスケットに変えて締めておきました。締め付けトルクは25Nmです。
オイルは基本のホンダ製、ウルトラのG2にしました。ホムセンでも売ってる基本のバイクオイルですが、いくつか種類がある中でもちょっとスポーツ走行寄りっぽいです。
・Honda エンジンオイル ウルトラG2:1,850円 × 2本 = 3,700円
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エイプのオイル量は900ccほど。カバーまで開けて底から流し出しているのでオイルは全量抜けているはず。この缶は1リッター入りなんですが、5段コアのオイルクーラーを追加すると、その分容量が増えるので+150cc注ぐべしと説明書に書いてあります。つまり1,050ccで微妙に1缶じゃ足りないんですよね!
仕方ないので2缶買いましたが・・・。オイルは空気に触れると自然劣化していくので使い残しは好ましくないですね。仕方ないんですけど950cc触らずに残しておくとは微妙な気持ち。
付属のノズルでトクトクと注いでいきます。焦るとこぼれるのでゆっくり傾けて注ぎます。1缶目は1リッターなので全部入れ切って、2缶目を50cc程度入れます。
これでキャップを閉めて一度エンジンを回します。オイルクーラーの方が位置が高いので、いったんエンジンをかけてポンプを回さないとオイルが循環していきません。なのでこれで暖気しつつオイル漏れがないかひととおり点検。
オイルクーラーは上下逆さまに取り付けると油圧が下がると書かれていたので、おそらくエンジンを切ってもコアの中にはオイルが残る仕組みになってるのかも。なので150cc分オイルがコアに回った状態で、オイル量を測って通常の適正範囲に入ってたらいいんじゃないの?という推測です。取説にはその辺書いてないので・・・。
オイル量はバイクに跨って水平にした状態(スタンド立てて斜めになっている状態ではなく)にして計りました。たぶんこの測り方で合ってるはず。うちのエイプには車体の取説が付属してないんですよね。
オイルはいい感じの量だったのでこれでヨシ。テスト走行したらもう一度測ってみましょうかね。
いよいよ完成だ!炎天下の真夏、ドライブに出掛けてテスト走行してみる。
テストドライブはまだ7月ではありますが、それなりに暑い日の日中。真夏のドライブに行ってみましょう。
あえて高回転でぶん回すようなことはしていないですが、それでも幹線道路の速い流れを走っていきます。アクセルも車速も特に遠慮していません。当面は渋滞もしていなかったので、スピードは出ていてもその分風に当たるので一定以上は温度が上がりません。問題はそんな状況から急に渋滞にハマってストップアンドゴーになったとき。これまでだと長い区間走って信号で急に止まるだけでもエンストしていました。
しかし!さすが5段のオイルクーラー!!信号で止まるだけではへっちゃらになりました!
発進時もアクセルを普通に開けてもエンストしません(これまでは超ゆっくり丁寧にアクセルを開けないとストールした)。これは通常運転では完全に熱を克服したと言っていい気がします。その後広いけどかなり車の流れが速い産業道路の方に出て全開まで回してみましたが、それにも特に問題や不安はナシ。走ってさえいれば完全に適温まで冷却できるようです。
都心の渋滞に入っても大丈夫でした(乗ってる人間の方が熱ダレでツラい)。じつは別日に長時間信号に捕まってたら一度発進時にアクセルを開けた瞬間ストールしましたが、まぁ気をつければ起きなそうなので真夏も常用できるようになったといえますね。さすがにアイドリングが長引くとオイルクーラーにも風が通らないので限界が来るようです。アイドリングで落ちることはないので発進時に気をつければなんとかなりそう。
ということでボアアップの熱も克服した綾乃ちゃん(うちのエイプ)でした!
しかし総額結構かかったな・・・。エイプ購入金額の10%以上使ったぞ。笑
今回はオイルクーラーや強化オイルポンプ、それとオイル交換やガスケット交換もしたので、そこそこお金がかかった気がします。
- デイトナ強化オイルポンプ:2,926円
- キタコ製オイルクーラー5段コア:22,548円(これでもだいぶ安く買えている)
- キタコ(KITACO) パッキンセット-B:2,560円
- Honda エンジンオイル ウルトラG2:1,850円 × 2本 = 3,700円
合計31,734円也。工具類とか、液体ガスケットなどはパーツ代に入れていません。
車両購入価格の10%以上使ったと思うと結構投じた気もします。笑 それでもショップに出してたら倍ぐらいかかったかもしれませんし、クルマのパーツに比べたらはるかに安く新品で揃えられているので大満足。
しかしまぁ、取り付けたオイルクーラーは細身のエイプに対して結構横幅があって、わりと横へのはみ出し度合いが高いです。こけたらグシャアっといきそう・・・。油圧的にNGと書かれていますが、デザイン的には縦に取り付けたくなりますね。
そうそう、それと炎天下でこれだけオイルを冷やすので、涼しくなったら過冷却になりますね。クーラーをカバーで覆って冷えないようにしながら走るのか、よもや冬はクーラーを外してケースからのホースをIN/OUT直結にするのかは寒くなって来たら考える必要がありそうです。いずれにせよ油温を見ながらの判断になると思うので、やっぱり油温計はつけなきゃいけないな・・・。
ということで長くなりましたが、エイプのボアアップ熱対策としてオイルクーラーの設置作業でした。