パナメーラ:オプションでクルーズコントロールっている? ~クルコンのレベル編~

みなさんの車ってクルーズコントロール付いてますか?もし付いてるとしたら使ってますか?

僕はめぇさん(パナメーラS)と、実家のインプレッサにクルーズコントロール(以下クルコン)が付いています。じゃあそれを使っているかというと、それは微妙なところ。今回はクルコンについて書いてみたいと思います。

■クルコンにも種類がある。実は長い歴史があったりする。

クルコンってまるで最近出てきた技術のような気がしますが、実はちょくちょくクラシックカー(高級価格帯)にも搭載されている機能です。

wikiによると1958年にクライスラーが、インペリアルに初めて採用したようです。日本車では1964年に登場したトヨタ・クラウンエイトが、「オートドライブ」の名称でオプション装備したのが初採用。想像していたよりもかなり昔からクルコンという考えは存在していたんですね。

おそらく当時は設定した速度に向かってコンピューターが速度調整がされるわけもなく、ただ単にアクセル開度を任意のところで固定するだけなのだと思います(つまりバルブに繋がるワイヤーを固定して、ガソリンの噴射具合だけを固定する?)。当時はブレーキを踏むとクルコンが自動で解除されるとか、そういった仕組みはあったのでしょうか・・・事故の元になっていないか心配です。笑

クルコンって初めて使うとき結構怖いんですよね。アクセルを離しても車が加速していくと、なんだかコントロール不能になって暴走しているかのような感覚を覚えるものです。

■最近のクルコン技術と搭載状況。

では最近のクルコンはどうでしょう。ちょっと前までは設定した任意の速度に向かって自動でアクセルコントロールされる(つまり80kmと設定されれば80kmまで加速し、その速度をキープする)というものです。ただし前の車両に近付いても、どんなに急カーブに差し掛かっても80kmで走り続けようとします。笑

それが今ではメーカーによって呼び方は違いますが、最近の新車はアダプティブクルーズコントロール(とここでは呼んでおきます)が主流になってきています。前方の車両に近づいたら自動でブレーキを踏んで前の車速に合わせたりしてくれるクルコンなのですね。車体の前方にカメラないしソナーが付いていて、前を走る車との距離を認識してくれるのが一般的な仕組みと思います。

その先にあるのが自動運転。自動運転は5段階ありますが、今では高速道路で車線をキープする(アクセルとハンドルを自動で操作してくれる)ところ、つまりレベル2まで日本で実用化されていますね。Audiや日産のレベル2は走行しているところを見たことがあります。

一方でレベル3以降はまだ日本の規制では実現していなかったと思います。この前は北米でUberの自動運転試験車両が横断者を轢いていましたし、まだ操作の確実性において課題があるのでしょう。

2018年現在、特に輸入車を中心にアダプティブでないクルコンはそれなりに装着されている感覚値があります。日本車にはあまり標準で付いていないイメージがありますね。ただオプションでアダプティブクルコンが装備できる場合が多く、最新型の中・高価格帯クラスにはレベル2の自動運転が搭載できるメーカーもあります(低価格帯で普及させようとしているのが日産)。

次回はクルコンの利便性について。