パナメーラ:新型カイエンフェアに行ってきた。予想外に欲しくなる。~価格スペック編~

ちょっと間が空いてしまいましたが、カイエンフェアに行ってきたレポートの後半です。前半の記事はこちら。

パナメーラ:新型カイエンフェアに行ってきた。予想外に欲しくなる。~内外装編~

■スペックとお値段。やっぱしパナメーラより買いやすい?

展示車両はカイエンSですが、最初からベースグレードもラインナップ。手ぶれしてて申し訳ないのですが、1,288諭吉です。当然ながら本体価格なので、これにオプションが乗って、さらに購入諸費用・高い税金が乗ればオプション絞っても1,400諭吉を超えるでしょう。

カタログも頂いてきました。テールかっこいいですね。こちらを見ると価格が書いてあるのですが、ざっくりと馬力とセットでリストアップすると、

  • カイエンベースグレード 340ps 976万円
  • カイエンS 440PS 1,288万円
  • カイエンターボ 540ps 1,855万円

というのが現状のラインナップ。ベースグレードでも340psあるので重たい車体でも不便に感じることはないと思いますが、何より価格が魅力。上位グレードになると色々なオプションが最初からついていることになるとはいえ、カイエンSとベースグレードで300万円離れているわけです。

そう思うとパナメーラより3桁万円ということもあって買いやすい感がありますね。実は先代より100万円以上上がっていることに気づいた方は冷静です。笑

■ポルシェはベースグレードがお得?

そうなるとベースグレードの相対的なお得感が非常に高くなります。ベースグレードの馬力に余裕があるので、100psずつ上げていくのに結構な金額投資が必要だとすると、うむむと思うのです。

まぁそもそもカイエン購入層は馬力よりも装備重視だと思うので、パワー軸で語ることがまず間違いかもしれませんが、ベースグレードにヘッドライトやホイールなどの見た目オプションをしっかり乗せて購入するのがお得な気がします。

今まで街で見かけるカイエンはベースグレードが多くを占め、その分中古流通量が多いはずですが、一方で中古価格は「新車時の価格より上位グレードと価格差が縮まる」感覚があります。

もちろん絶対的な金額は上位モデルの方がはるかに高いので、値落ちの絶対額が大きいのは止む無し。ただ新車価格に対する値落ち率で見ても、ベースグレードは下落率が低いように感じます。割安に買って割高に売れるとなれば、やはりベースグレードの競争力が高いですね。

ポルシェはSUVもサルーンも含めて「トップグレードのスポーツパフォーマンス」ありきのメーカーで、もちろん買えるものならトップグレードが欲しいところ。でも逆に同じモデル、カイエンならカイエンでもグレードによる価格差がものすごく離れています。

見た目で言えば1000万と2000万という倍の開きほど見た目は変わらず、しかもベースグレードでも他メーカーに対して結構なハイパフォーマンスとあれば、ベースグレードでもオーナーを満足させてしまうのかもしれません。特にカイエンであればパフォーマンスよりもブランドで選んでいる顧客層が多く、「5人乗れるポルシェがいい」という理由で選択する人も多いのでは?

■さらなる巨大化と日常性。

今回のカイエン、実は先代カイエンと比べてさらに巨大化しています。

というのもフォルクスワーゲングループの傘下であるポルシェは、グループでシナジーを生むべく今回から車体がベントレーのベンタイガなどと共有がされています。ベンタイガと言うと桁違いにデカイSUVだと思っていましたが、それとプラットフォームが共有化されたことにより、カイエンもさらに巨大化を遂げ、全長:4,918mm 全幅:1,983mm 全高:1,696mmとなりました。

先代のカイエンが全長4,855mm、全幅:1,940mm、全高:1,710mmなので、

  • 全長+63mm
  • 全幅+43mm
  • 全高-14mm

つまり広く長く、それでいて低くなったのでかっこよくなったのですが、個人的にデカすぎて普段使いには抵抗がありますね。。めぇさん(パナメーラS)に乗っている身として、結構行く場所を選ぶ車だと思っており、さらにでかくなるとちょっと困りものかもしれません。

パレットパーキングは一瞬で断られるとして、普通の駐車場に入らないことはないのですが。ただ幅がでかくなるほど隣の車とギリギリになり、要は隣の車のドアパンチや、荷物を当てられるリスクが高くなりすぎて精神を削られるのです。。

狭い路地の多い都内の住宅街に住んでいる人も、大通りに出るまでの都合でデカイ車は使いづらいかもしれません。そうなると新型マカンの人気が加速することも考えられますね。

我が家はめぇさん(パナメーラS)の市場価格が下がってきているのでまだ買い替えは厳しそうです・・・パナメーラとポジションが被っている以上、もちろん増車もナシですね。新車で買うなら出たてに購入して現行モデルのうちに売るほうが値崩れしないので、すぐ買えないのであれば今回のカイエンは見送りな気がします。。残念。。

7シーターが出るかマイナーチェンジ待ちですかね。とはいえなかなか欲しくなってきたので、そのうち試乗できたらいいなと思います。