ローバーミニ:テールライトの光量は小さい。そして不点灯の修理。

ローバーミニってテールライト暗くないですか?まぁさすがに夜間はスモールライトも点いているので、ミニの暗いライトでも遠くから存在に気づくかもしれません。でも明るい日中にブレーキを踏んでも、暗いブレーキランプは後続車にとって見づらいのではないかと思うんです。

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これって結構危険で、やむを得ない急ブレーキでは後続車のブレーキングが一瞬遅れるだけでも、結果として突っ込まれるかもしれません。弱々しいクラシックミニで突っ込まれたら、ましてや前に停まっていたトラックとの間に挟まれたら、後部座席は人命に関わりますよね。。

■そう、ミニの不安は故障じゃない。いざという時に死ぬかもしれないことだ。

ローバーミニ乗り、あるいはクラシックカー乗りの人は一度は考えたことがあると思うんです。事故ったら死ぬかもしれないと。

最近のように強固なフレームや、衝撃吸収する安全設計がないクラシックカーでは、たとえ自分がいかに気をつけて運転していようと、事故に巻き込まれたらペシャンコになる可能性があります。それは確率は低かろうと事実なので、覚悟して乗る必要があります。

とはいえ、予防に努力することもできます。そのために僕がやったほうが良いと思っているのが、

  • 前後カメラの設置(そしてカメラが設置されていることを周囲のドライバーにもわかるようにする)
  • ライト類を明るくする(LED化などで明るくすると他車が気づきやすい)
  • Baby Onboardの設置(子供がいる場合はアピールしたほうがいい)

予防というのは自分の丁寧な運転だけではなくて、周辺のクルマに自分のクルマの存在をアピールすること、特に後続車にアピールすることです。

うちのつゆだく(ローバーミニ)は車高も低ければテールランプの位置も低く、例えばトラックに車間距離を詰めて走られていたら、トラックの高い位置に座っているドライバーに対して、ミニのテールランプなんか視界に入らないのでは?と思うわけです。

だからいずれハイマウントストップランプを追加しなきゃなぁとは考えています。

■すぐにできるテールランプ対策もある。今回は反射板の強化。

そもそもローバーミニのテールランプが暗いのはいくつか原因があります。

  • バッテリーは共通の12Vでも、アース等配線が悪くしっかりと電圧がかかりづらいので暗い
  • カバーレンズが暗い。さらに日焼けで劣化してたりすると尚暗い
  • 錆が発生しやすく、伝導性が下がっていたり接触不良も多い

という感じでしょうか。今回作業をすることになった起点は、サビでテールランプの片方がつかなくなったことですが、そうなる前にも日々メンテナンスをしたほうがいいです。そうなると純正のライトに頼らず、LEDなど明るいライトを合法な範囲で追加していくことが良いのかもしれません。

クラシックカーの雰囲気と、何を大事にするかですが。

■テールランプを分解してサビを取る。メッキ加工は剥がさないように!!

とはいえまずやるべきことは点かなくなったライトを修理しましょう。笑 テールランプをプラスドライバーで外します。もはやネジ2本なので説明不要ですね。

そしたらまずは今回不点灯になってしまった片側のスモールライトを確認。クラシックミニのテールランプはダブル球なのですが、ブレーキランプは点くのでサビによる接触不良か、純粋にスモールの球切れの可能性がたかそうです。真ん中の段が赤く錆びてます。

で、電球を外そうとしたのですが、、これが錆びていて簡単に回らない。。。手でギュッと掴んで回すのですが、これで握りつぶして割ってしまったりすると指がズタズタの血まみれバイオハザードになるので、そういう時は厚手のタオルでを折りたたんで掴みましょう。
奥に押しながらゴリっと回したら外れました(押しながら回さないと外れないですよ)。

電球は生きているようなので、やっぱりサビが原因な気がしますね。ということで粗めの紙やすりで、コツコツ削っていきます。ソケットの中をグリグリ抉りながら削るので作業性が悪いのですがどうしようもないですね。ちなみに金属のやすりを使うとショートするので、いずれにせよ作業前にヒューズを抜いておくなどしたほうが安全です。

上の画像は綺麗にする前ですが、結構錆びてますね・・・それとインナーのメッキもダメージを受けてきています。まぁ見えないところですし、剥がれ落ちちゃったらアルミテープで綺麗に貼り直すのでも用が足りそうな気がしますが。

今回はサビを削り落としたことでライトが復活しました。とりあえずの復活ですが、結局は水分が入ってしまったから錆びているわけで、今後また錆びてくる可能性はありますね。まずはテールランプカバーのパッキンを見てみたのですが、切れたり劣化しているわけではないのでもう少し様子を見てみます。

綺麗にしたと言ってもこの程度なんですけどね。奥の電球との接触面はなんとか綺麗にして、手前のサビはある程度削った後サビチェンジャーを塗っておきました。

いやーなんだか点灯しても、暖かで弱々しい感じですね。笑

カバーが外れたら内外部から研磨で磨いてクスミを取ることをオススメします。

外側からは研磨をしてからガラスコーティングしているので、今回は何もしていません。さらに電球を使っている以上は結構熱が発生し(特にハロゲン球とか熱がすごい)、これによって内側の表面も樹脂が劣化していることがあります。そんな時は内側からも手で研磨しましょう。でも内側は複雑なレンズカットがされているため凹凸にコンパウンドが入り込んでしまうので、やるなら歯ブラシで最後に綺麗に除去する必要がありますね。

■ついでにレンズカバーの反射板をつける。

何かできることはないかなーと考えた結果、テールランプカバーの内側にアルミテープでしっかり反射板を入れてやろうと思いました。

要は光を後方に向けて集めてあげればイイのですが、テールランプ内部の壁面が反射板になっていないと、その分の光が減少します。だかライトの中身はメッキなんですね。

わかりづらいですが、ウィンカー、テールランプ、バックランプのボックスを仕切る面に両面にアルミテープを貼っていきます。現物合わせでアルミテープを切り出して貼るだけ。上の画像は合わせてみたところですね。問題なければ貼っていきます。もちろんテールランプカバー内は汚れているのでしっかり掃除してから貼ります。

ぴったり貼れました。これを全部の仕切り部分に貼っていけば完了です。

効果はパッと見てわかるほどではありませんが、まぁ気持ち程度のDIYということで。。