前回に引き続き家でDIY企画。細かいブラックアウト作業は自宅でコーヒーでも飲みながら作業するのが集中もできて良いですよね!
僕はクルマのフェイスを人の表情と同じように捉えており、小学生の何かの作文では「クルマの顔は人間の表情と同じように捉えられる」的な題材を書いた記憶があります。その頃からクルマオタクだったのか・・・笑
以前ぽすけ(987ケイマンS)に乗っていた頃もそうだったのですが、この世代のポルシェは前期型はヘッドライトの縁がグレーのシマ模様で、これが後期型になるとくっきりと黒い縁になるんですね。これが締まって見えて結構うらやましかったわけです。ちなみにそれぞれ前後期でヘッドライトの互換性はありません。
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■ポルシェ用はヘッドライトリングを使うのが一般的。
これを人の顔で考えると、ポルシェの丸くて可愛い眼にバッチリとアイラインを入れるとかなり締まるわけです。特にまん丸の911よりはケイマンやパナメーラといった少し切れ長になったヘッドライトの方が顕著に効果が出るように思います。ポルシェでなくとも、切れ長のヘッドライトでアイライン入れたらとても美人になりそうですね。
世の中にはブラックのヘッドライトリングも売っていますが、ポルシェ用のものはなぜかかなり金額が高く、高々樹脂製のリングなのに1.5万円ぐらいするのではないでしょうか。さらにブラックの製品は少なく、メッキかボディ同色が多い印象ですね。ボディ同色が多いのはテックアートのボディ同色ヘッドライトリングが有名だからかもしれません。僕は好みではないのですが・・・
ヘッドライトリングは上から追加で重ね付けするので厚みが出てしまうことと、コスパの悪さから今回は使いません。いつも通りラッピングフィルムで仕上げたいと思います。
■今回はテープ状にフィルムを切り出して複数分割貼り。ひとつひとつのパーツが小さいので失敗しづらい。
まずはサクッとヘッドライトを取り外し。970パナメーラは987ケイマンよりもサクッと工具でロックが外れますが、配線以外にもホースが接続されているので注意。
外したら自宅に持ち込んで綺麗に掃除します。ヘッドライトの端はフィルムを裏側に折り返すので、折り返した先の裏側も汚れがついていないようにします。
今回は1枚貼りではなく、購入したフィルムが小さいので細いテープ状に切ったうえで分割して細々と貼ろうと思います。カーブがキツイところは熱で伸ばして貼らずにカーブ通りに切り出して貼ります。
なのでカーブのキツイ両端を養生テープで型取りします。貼り付けてマッキーでライン取り。あとは剥がしてラッピングフィルムに貼り付けたら、養生テープごとライン通りに切り出します。
ヘッドライト先端はこんな感じ。ちなみにこれは周りの部分を既にブラックフィルムを貼り終わっています。気をつけるのは型を取ったものの、その外周側のラインはヘッドライト裏側へフィルムを折り返しできるよう”のりしろ”を設けて大きめに切ること。そして切り込みを入れながら裏側まで折り返して貼ります。
綺麗に貼れたと思っても、最後にフィルム部分をヒートガンで軽く炙ります(樹脂が劣化するので、あまり強く熱を加えないように注意)。軽く熱することで折り返し部分のわずかな浮きなどが馴染み、剥がれづらくなるためです。
■締まった表情の完成!今回使ったのはちょっと珍しいマットスモークフィルム。
車体に戻したら完成。ポルシェの場合はボルト留め不要というところがすごいですが、ロックは忘れずに。広いところに出して引きで見たわけではないですが、ちょっと締まった顔になったかと思います。まぁこれもオーナーの自己満なのですが、最大限に自己満足できる愛車にしていきたいと思います!
最後に。今回使ったフィルムはマットスモーク。実はフチ用ではなくて普通にテールライトに貼ろうと思っていたのですが、購入してみるとかなりダークだったので使わなかったのです。スモークフィルムでマットは購入してはダメですね・・・転倒した光がかなりぼやけてしまうので。
まぁただ貼りやすさはよかったかもしれません。貼ってる間にどんどんシワが入ってしまったり表面に傷がついてしまうダメフィルムもありますが、これは適度に柔軟性と厚みがありました。マット以外も売っていたので、次回はそちらを購入するかもしれません。フチとして貼るには結果としてマットスモークが良いデザインだったかも。
ヒートガンはあった方が便利ですが、今回のように細いテープ状のフィルムを貼るのに強力な熱を与えるとテープの太さが変わってしまうので、ドライヤーでじんわりあっためながら作業する方がやりやすいかもしれません。ヒートガンだと瞬時に熱が入り、一度太さの変わってしまったテープ状フィルムは使えなくなりますのでかなり遠火でじっくり作業しましょう。