なんかカスタム欲が湧いてきたのでミニカーでも弄ることに。ミニカーといってもミニチャンプスなどの高価なミニカーではなくトミカ的なものです。
うちにはトミカだけでなくsiku(ジク)というドイツ版トミカがいくつかあります。sikuのスタイルというか造形は車種によって当たり外れがあるものの、ホイールなどのディテールはトミカの安価シリーズよりもよく作られています。あと若干大きいですね。物によって価格が違うのですがスポーツカーひとつ700円などトミカよりちょっと高くなっています。
ちなみに手に入れるには、ボーネルンドという輸入おもちゃのショップに行くのがベストで、そこに行くとクルクルと回転するタワーにたくさんのラインナップがあります。ネットで買うと送料の方が気になるかもしれません。
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■911ターボSカブリオレは最初から僕の好きなターコイズブルーを身に纏っている。
今回弄ってみるのはポルシェ911ターボSカブリオレ、991世代ですね。カラーはターコイズブルーで僕のとても好みとするところ。実際にはオプションラインナップにも存在しないカラーです。
ホイールと内装はブラック。というか全車種内装は樹脂そのままのブラックです。子供向けのおもちゃなので、そりゃそうか。
そして面白いのが、裏面にスペックが書いてあること。子供心に自分の車の方が速い、みたいな会話がありそうですね。さすがドイツ製品ということだけあってドイツ車が多かったり造形もいい雰囲気だったりします。タイヤはちゃんとゴム製のラジアルです。
しかもトミカのようにめちゃくちゃラインナップが多いわけではないのですが、911カレラだけターボSカブリオレと、ターボSの2種類があります。熱い想いを感じますね。笑
■ミニカーのカスタムはまず分解から。トミカと同じで金属リベットをドリルで削り取る。
改造するにあたってとりあえず分解します。これはトミカなどと同じで、前後にあるリベットを外せば分解できます。これが1番大変というか面倒な作業ですね。電動ドリルがあると楽ですが、今回はハンドドリルで作業します。こんな感じでリベットをひたすら削る地道な作業です。
シャシーは樹脂製ですが、それを貫通して止まっているリベットはボディと同じ金属です。なので削るのは金属であり、結構時間がかかります。久々にハンドドリルとか使うと指にマメができますね。。
リベットが削れて折り返しが薄くなってきたら、小さなマイナスドライパーなどで折り返し部分を起こしてもいいです。ただし力尽くでやるとドライバーが滑って指に刺さったりするので気をつけて・・・
リベットが綺麗にとれずにシャシーの差し込み部がもげることもありますが、まぁいいでしょう。あとで再度リベット止めするわけではないので。
分解できたらこんな感じ。金属のボディとタイヤ、樹脂シャシーはバラせます。そして車種によりますが、フロントライトやウィンドウも外れます。
■分解したら内装を塗装。今回はボディカラーが最初から好きな色なので、ボディはそのまま。
とりあえず簡単なところから。ヘッドライトはインナーブラックにしたいので裏側だけをブラックで塗装します。またオープンカーはAピラーなどの枠が透明のままなのでこれを塗ります。ただボディ同色じゃなくてブラックにしました。それとワイパー周りも実際は樹脂のブラックなので黒く塗ります。
クリアーは裏から塗ると表から見て均一で綺麗に見えますね。フロントグラスはマットクリアーを塗ったのですが、塗らなくてよかったかなと後悔しています。
次に内装。実車でもそうですがオープンカーは特に内装カラーが重要です。外からめっちゃ見えるのでこのカラーで優雅さが大きく変わります。爽やかにホワイトでまとめるか、レッドでスポーティにするか迷ったのですが、ターボSという凶暴な性格と爽やかさを共存させる為に内装はレッドを選択。ただしブラックとのツートンで面積を抑えます。
下塗りなしで直接レッドを塗ったところ。筆塗りで1回目です。どうしてもブラックに塗っているのでレッドが薄く、乾いたら2度塗りします。
こちらが2回塗ったところ。まぁまぁ赤くなったので良いでしょう。幌はレッドにするか悩んだのですが、クローズドにしたときにフロントウィンドウピラーと揃えてブラックですね。というかミニカーで幌は閉まらないのですが、実車のように想いを馳せながら作るのがワクワクポイントですよね。
たまにボディに当ててみながら全体の印象を決めていきます。幌がブラックは正解ですね。
■シャシー周りもレッドアクセントを入れ、低い位置に視線が集まることで重心を低く見せる。
僕が実車でやるのが好きなのがワンポイントアクセントカラー。それもなるべく低い位置に視覚的注目を集めることで低重心に見せます。
実車ではありませんが、樹脂製のサイドスカート部をレッドに。それとフロントのサイドリップ、リヤのディフューザーもレッドにしてみます。マフラーカッターはシルバーですね。それとボディもサイドのエアインテークはブラック、リヤのハイマウントストップランプはレッドに塗っておきます。
サイドスカートなどはラッピングフィルムも考えたのですが、細かい部分は塗った方が楽だという判断にしました。
最後にボディセンターにストライプを細めに入れるのですが、これはパールホワイト。やっぱり直線と出すのは筆よりテープが綺麗に仕上がります。
アメリカンなダブルセンターストライプにするのではなく、欧州車っぽい細めのスタイル、かつボンネットはフロントに向けて細く絞っていきます。リヤはあまり広い面積がないのですが、リヤスポイラーまで入れることにします。テールランプ部分はPORSCHEの文字がせっかくあるのでストライプはなし。
■最後に組み立てて完成。あーこれは派手だけどマジで実車欲しいわ・・・
しっかりと乾いたら組み立てていきます。リベットは壊してしまったので接着剤で留めるのが普通だと思いますが、僕のことなので眺めていたらまた微妙な調整・修正をしたくなる気がしていて、いったん両面テープで止めました。笑
さて、最後に全体像をご覧ください。仕上がりだけ一眼デジタルで撮ってます。いいですねー。速さとエレガントさが共存している感じがたまらなく贅沢です。これこそ”クルマを楽しんでいる”1台と思います。
白いトミカの911と比較すると、そのディティールの良さがわかるかと思います。もちろんガチンコの高級ミニカーに比べるとまだまだなのですが、700円の満足度としては高いでしょう。
ホイールハウスのサイズがでかいのも全体のバランスをよくしています。トミカはちょっとタイヤ径が小さいんですよね。。一方でsikuはボンネットのエンブレムがデカく、ここはトミカの方がめちゃ小さいのに詳細に印刷されていてさすが日本のメーカーと思うところ。
テールはこんな感じ。ブラックアウトで投影面積を小さくしつつ、ディフューザーをレッドに。最初からPORSCHEのロゴがシルバーで入っています。ちなみにトミカはPORSCHEと911 Carreraの2段で入っていて、その印刷技術の高さには驚かされます。
これはガレージにあったら最高の1台ですね。新車は厳しいので金かけてラッピングでボディカラーを仕上げる感じでしょうか。
実は最近991世代ぐらいのポルシェターボの中古購入を検討したりしていました。そしてミニカー作ってたらめちゃくちゃ欲しい気持ちが加速されたのもあります。いい歳してミニカーで遊んでたら本物のクルマ欲しくなっちゃった、というのも恐ろしい話ですが・・・。
カブリオレはクローズドボディよりも数が少なく、相場も高くなります。古くなればなるほどカブリオレの方が価格が残っている感じですね。だいたい1600万以上は必要で、それぐらいの予算まで考えると他にもいろんな選択があるなぁと考えると悩ましいところ。911は乗っていないものの、2台ポルシェに乗ってきている僕としては「んーまたポルシェばかり買ってもなぁ」という気持ちと「ポルシェのトップオブトップレンジをちゃんと乗っておくべきだ」という気持ちが交錯します。。でも子供2人乗せて気持ちよく流すオープン×4人乗れるだと1択で911なんだよなぁ。
いやーもうちょっと考えさせてください・・・。笑