テスタロッサ:クラシックカーの金属部品を磨く。ボンネットキャッチやボルト、ナットのひとつひとつまで。~②結局マシンポリッシュでやり直す編~

前回までにテスたろー(うちのフェラーリテスタロッサ)のリヤエンジンハッチのキャッチ部分の金具をピカピカにハンドポリッシュしてきました。今回は反対側の金具もやるのですが、、、めちゃくちゃ時間をかけてハンドポリッシュしたくせに、ここからさらに上を目指してマシンポリッシュをすることに・・・。笑 なので今回はマシンポリッシュについて書いていきたいと思います。

前回までの記事はこちら。

テスタロッサ:クラシックカーの金属部品を磨く。ボンネットキャッチやボルト、ナットのひとつひとつまで。~①ピカールによるハンドポリッシュでどこまで行けるか編~
クラシックカーで汚れてくすんできてしまった金具類、でもそれらがピカピカに輝くだけで急に古ぼけた感じが薄れてくると思うんです。今回...つづく

ボンネットキャッチを綺麗にするといってもひとつじゃない!なので磨かなきゃいけない部品が多い・・・。

テスタロッサのリヤハッチのキャッチは左右両方にあり、一般的なセンターキャッチ1箇所よりもよりガッチリ閉まるようになっています。ハッチ自体がかなりデカいので順当な作りですね。それと昔のハンドメイドスーパーカーということもあって個体ごとの差が大きく、パネル間のチリを調整できるようにするのと重たいハッチを受け止められるようにラバーコーンとその受けであるカップ、そしてハッチが開かないようにロックするフックの2種類の部品で構成されています。

フェラーリテスタロッサのリヤハッチキャッチ研磨

上の画像がまだ磨いていない右側のキャッチを外したところ。お皿状のがラバーコーンのキャッチ、そしてコートがかけられそうな方がロックをするためのフックです。左右で言うと大きくこれら4つの部品を磨く必要があります。

フェラーリテスタロッサのリヤハッチキャッチ研磨

磨き終わった左側のパーツと外したままの右側のパーツ。全然違いますね。左側は前回1.5時間ぐらいかけてカップの部品を磨き、さらにまた1.5時間ぐらいかけてフックも磨きました・・・。これやってると時間の感覚を失ってきます・・・。

でもその甲斐あって(これ部品を洗おうとして洗面台なのですが)洗面台の排水溝のフタぐらいにシルバーでピカピカです。逆にこれだけ左右で差があると右側の汚いのもこのレベルまで磨くしかありません、、、さらに3時間で合計6時間か・・・。

「俺の短い人生こんなことやっててイイのだろうか。もっとやることあるんじゃないだろうか。世界征服とか・・・」

と考えてしまいます。

たとえ時間がかかっても手で磨き切ってみた。でも金属研磨はマシンポリッシュには効率も綺麗さも勝てないな・・・。

ものすごく時間はかかりましたが、結局左右ともめちゃくちゃ綺麗に磨きました。でもひとつ目を磨き終わった時点で一瞬頭をよぎってしまった感情がもう一度蘇ります。

「鏡面っぽいけど鏡面ではない・・・」

フェラーリテスタロッサのリヤハッチキャッチ研磨

そして何日か悩んだんですが、Amazonをポチリ。ポリッシングバフを買ってしまいました。要は手で磨かずに機械でもっとガッツリ磨く、マシンポリッシュです。元々ディスクグラインダーは持っていたのでバフを買うだけで研磨ができるのです。


結果バフ研磨するなら最初から時間かけて手で磨くなんてしなければよかった・・・。

しかし気を取り直してやっていきましょう。まずバフ研磨に必要なのはディスクグラインダーです。僕は電動式のグラインダーを持っていて、ディスクを変えることによって切断、削り、磨きをこなすことができる優れもので、ディスクもホームセンターに行けば色々揃っているので実物を見ながら選ぶことができます。

フェラーリテスタロッサのリヤハッチキャッチ研磨

金属の表面に光沢を出す磨きに使うのはフェルトなどを使ったバフ。上の画像は磨きに使った後なので黒いですが、元々はクリーム色のフェルトです。要は手で磨く布の代わりにこれを使って高速で磨くだけですね。ただ荒れている面を平らに削ってから磨くならもうちょっと違う種類の削る力が強いディスクも必要です。

今回は鏡面とか言いつつそもそも金属肌が真っ平らではないので光沢を出すまでになり、顔が写るような鏡面にはなりません。

フェラーリテスタロッサのリヤハッチキャッチ研磨

青棒も購入したんですが、とりあえずピカールをバフに少しだけ塗って磨いてみます。これで足りなければ青棒を使うことにしましょう。バフ研磨はこんな感じで広い面であれば機械で磨くことができます。もちろん床に置いて磨いたりせず手に持って磨きますけどね・・・。

フェラーリテスタロッサのリヤハッチキャッチ研磨

ただ広い面以外、細かいところをあのディスクグラインダーで磨くのは結構危険なので、リューター用のバフも購入しました。なにやらいろんな種類が入っていますが、これに研磨剤をつけて細かいところは磨いていきます。本来リューターで使うものですが、手元になかったのでIKEAの電動ドライバーで使いました。実際はリューターの方が遥かに回転速度が高いので早く磨けます。

やっぱりマシンポリッシュの方が効率的に光沢が出る!さらに酸化を防ぐためにガラスコーティングを施しておく。

機械研磨したのがこんな感じ。より光沢が出ましたし、多少傷で凹んでしまっている部分はどうしようもないですが、表面の汚れも全て綺麗に落ちた感じです。やっぱり最初からバフ研磨しておけばよかった・・・。ただしワッシャーやナットなど細かいところは結局手で磨いています。

フェラーリテスタロッサのリヤハッチキャッチ研磨

磨いた後は研磨剤が残っているので油分をしっかり落とす台所用中性洗剤とブラシでよく洗って乾かします。これで完成!!

いやいや、ここまで綺麗にしちゃったらまた汚れて欲しくないので大きなパーツからナットひとつひとつまでガラスコーティングします。元々の金属もエンジンルームの熱に晒されたり、長い時間をかけて酸化したりして真鍮のような色になったと思うので、なるべくそうならないようガラスコーティングして空気に触れないようにしておきたいというのが意図です。ネジ山やナットの内側ネジ部分はコーティングしないようにしています。

フェラーリテスタロッサのリヤハッチキャッチ研磨

最終的な仕上がりがこれ。ずいぶん綺麗になりましたよね。というかこんな細かいところにどこまで時間と手間をかけてるんだ自分は、、、と思いますが、ここまで手をかけるのは愛以外の何者ですもないですよね。愛ですよ、愛。