ケイマン:スポーツカーと言ったらね。アルミペダルを装着してみる。

僕の勝手なイメージかも知れませんが、スポーツカーにはアルミペダルがついていてほしいなという気持ちがあります。微妙な踏み具合の変化をうんたらかんたらするようなギリギリの走りをしているわけではないので、圧倒的に見た目の問題です。笑

僕はほとんど完成パーツってものを買いません(DIYで色々とやる材料ぐらい)。というのは車の部品ってあまり汎用的にいろんな車種に使えないものが多く、大量生産でコストダウンできないので結構高いです。

そのわりに車の市場というのは、スーパーカーでもない限り「改造すれば値下がる」のが基本です。新車購入時のメーカー/ディーラーオプションすら、中古で車を売るときにはほとんど売値に乗らないことが多いです。

そんな中でも「これは欲しい」と思ったのがアルミペダル。これはDIYで作るの難しいですからね。今回はそんなアルミペダルの取付です。

■購入するものを間違えないで。

「そんな凡ミスしないよー」と思われる方も多いかもしれませんが、一応。
アルミペダルもAT用とMT用でペダルの数が違うので購入の際は間違えないようにお気を付けください。笑

またペダル自体も車種に関係ない汎用品から、車種専用品までありますね。走行に関わるところなので作りがしっかりしていれば専用でなくてもいいと思っています。

ただ専用品だとフットレストとアクセルペダル(床から生えているタイプなら)はノーマルの部品のうえにアルミペダルを付けることが多く、土台の形とぴったり合うのでいいですね。そもそもフットレストのアルミプレートは、アルミペダルセットについている製品とついていない製品がありそうです。

ということで僕は専用品(メーカー純正ではない)を購入したのですが、「Porsche」のロゴが入っているだけで、空中に浮いているクラッチとブレーキペダルは何でもいいのかもしれません。

それでもPorscheのロゴが欲しいのが人情というものです。笑

デザイン的にもなかなかいいですね。ペダルの黒い部分は穴ではなく、ラバーの突起になっていますのでペダルを踏むときに滑らないのも、結構重要なポイントです。

お値段は・・・案外良心的?な9,000円ぐらいでした。今回はヤフオクで購入ですが、ストア販売の新品です。

■ではさっそく取付方法。

取り付けていくのですが、今回MT用のペダルは4枚あります。

  • アクセル
  • ブレーキ
  • クラッチ
  • フットレスト

です。

アクセルとフットレストは床から生えていて、元々ついているプレートのうえからネジ止めをする方式です。まずはこちらから。

作業風景がなくてすいませんが、ドライバーで付属のネジをねじ込んでいくだけ。僕はいったんプレートの位置を仮決めして、土台にネジ穴を開けずに直接プレートの上からネジをねじ込んで行きました。先端が尖っているネジなので可能です。

ただし、プレートを乗せて位置を決めた時に、良い感じだからと言ってすぐにネジを締めてはダメです。

土台のネジが刺さる箇所がアルミだったりしないように位置を調整してください。
ケイマンもそうなのですが、元々のフットレストやアクセルプレートにはプラスチックの土台にアルミ調の細いプレートが並んで加飾されています。今回のネジはそのアルミ調の間にあるプラスチック部分にネジを刺すことになり、アルミ部分で止めようとすると刺さらないorアルミプレートを外した時に見苦しいことになります。

なので位置決めをするときにはネジの刺さる場所も確認してください。

■あれ、ブレーキだけネジが入らない・・・

次にブレーキとクラッチは元々ついているプレート(ケイマンの場合、カバー?)を外して、ねじ止めする感じです。

ケイマンの元々のブレーキ・クラッチペダルカバーはゴム製でできていて、それにアルミの加飾がされています。外し方は簡単でゴムのカバーをめくるように引っ張ると簡単に外れます。下の写真は外したもの。アルミペダルの方が大きくなりますね。

特にクラッチは重くて渋滞時にキツいので、ペダルの面積が大きくなるのは大歓迎です。

外したらペダルの土台にネジで止めるだけなのですが、一つ問題が。

それは「ブレーキべダルだけ土台が金属でできている」ということ。つまりネジを直接ねじ込めば穴が開くわけではありません。そもそも金属になるとハンドドリルで穴を開けるにもキツイ状況です。

ポルシェ車が全てそうかどうかはわかりませんが、アクセルとクラッチはプラスティック製、ブレーキは金属製になっているようです。確かに強度の話で言えば、アクセルとクラッチはポキッと折れてもフェイルセーフで何とかなりますが(止まれる)、ブレーキだけは折れたら死にますからね。笑

そんな風に素材を使い分けているのは、もしかしたら軽くできるところは軽くする(金属よりプラで作ったほうが軽い)という細かな積み重ねの結果なのかもしれませんね。素晴らしい。

素晴らしいのですが、僕としてはブレーキだけペダルを替えられないのです。笑 困った困った。いつか気合いでコツコツハンドドリル開けするか、何かの機会に電動ドリルを借りるかと考えていたのですが、結局装着から2、3年、このままでおります。笑

■でも仕上がりはかっこいい。

最後に装着した画像がこちら。やっぱりアルミにすると目立ちますし、やる気がわきますね。

それとこのグリップするゴム製の突起が思ったよりすべり防止に役立ちそうです。

その半面、僕は靴によって操作感が変わるのが嫌で運転をするときに靴を脱ぐのですが、足の裏がちょっと痛くなりますね。足つぼマッサージだと思って甘んじて受け入れます。笑

またアクセルペダルは既存のプレートに重ねてつけたことで厚みが増しています。元々ブレーキの位置に対してアクセルペダルが結構奥にあったのですが、アクセルの厚みが増してブレーキと高さが近くなったことで、つま先でブレーキを踏みながらかかとでアクセルを踏みやすくなりました。

これはかなり満足度の高いモディファイです。気が向いたらブレーキも替えたいですね。笑