パナメーラ:トラブル、というか天井の生地が垂れてきた。

気がつけば9月も半ばに差し掛かってきました。このところ一気に涼しくなって、なんとなく曇り空が続いていますね。

ブログも全然更新できていませんでしたが、それは仕事のせい。8月は残業だけで200時間(総労働時間で言うと360とか)という、文字通り死ぬほど働いていた状況なので、ブログどころかクルマもノータッチ。夏を1ミリも感じないまま終了してしまいました。

■あかん、美しいパナメーラの内装にトラブルが・・・

そんな大事な夏をロストしてしまった僕ですが、まぁ今年はコロナの影響で時間があっても出かけることはできなかったから仕方なかろうと気持ちに整理をつけつつ、とにかく今は疲れた心身を癒すことに集中し始めています。(この記事も贅沢ながら露天付きの部屋から温泉に浸かりつつ書いてます。笑)

そんなクルマにも触れない最中に悲しい事件が。。

めぇこと我が家のパナメーラSですが、久々に乗って「なんだか後方視界が狭いなぁ」と思ったら、天井の内張が垂れ下がってきているではないですか!これは欧州車あるあるなのですが、日本の高温多湿な夏に接着剤が合っておらず、天井の内装張りが剥がれてきてしまうという事象です。これがまた結構厄介で、もちろん頭に布が被さるので無視することもできず、しかもどう見ても手間(=修理費用)がかかりそうなのです。

実はぽすけ(以前所有していたケイマンS)も同じ現象が発生しており、困った僕は自分で内装の天井部分を真っ赤なアルカンターラに張り替えました。確か記事には書いていないですが、結構大変な作業で終わったときには

「これはショップに頼んでたら結構な金額取られただろうな・・・」

と思った記憶があります。その通りこれがまた大変で、もちろん室内灯類だけでなく、全ピラー類を取り外さないと天井の内装ボード(内装布地が貼り付けられている土台のボード)を取り外すことができません。2シータークーペだからまだできたものの、それが4ドアになるとピラーの数も増えますし、作業は桁違いに大変になります。。天井の面積が桁違いですから。。さらにパナメーラはサンルーフもありますよね・・・

しかもケイマンについてはギリギリ、リアゲートからボードを取り出せましたが、パナメーラだとそれができるのかわかりません。

■パナメーラはコストで局面にきているかもしれない。

見積もり次第ですが自分でやるのが大変なことはディーラーでやることも大変なことなので、おそらく天井の修理は結構な金額がいくようにも思います。そもそもホワイトの内装生地を本国から取り寄せるところからになるのでは?と思ったりもしますね。このレベルの修理だと自分でやる自信もないので基本的にディーラーに任せたいところですが、尋常じゃない値段になるのであれば一度考える必要があるかもしれないですね。

そしたらまた自分でやるか?いやー、パナメーラの隙間のない内装をこじ開けていくのは厳しいな。。と思うのが正直なところです。。

今年はめぇ(パナメーラS)は車検の年で、つまり保有して4年になるということです。ここで車検費用とまとまった修理費を使って保有し続けるのか、売却するのかは考えなければいけませんね。僕はパナメーラ購入時に残価設定型の5年ローンで組んでいますが、そもそも当初想定よりもかなりのペースでビックセダン全般の値下がりが進んでおり(国の税金やエコカー補助金、そもそもの車離れなどの影響)、このままでは売却価格が残価設定価格割れしてしまいそうです。それは何かというと、「5年後にXXX円で売れるはずだから」というアテが外れたことになります。そうなると売却する=追加で100万ぐらいは支払いが発生する可能性がありますね。自分の資産を売っているはずなのに、さらに支払額が発生するということです。

この辺りが残価設定ローンのリスクであり、今回はそれが顕在化したということになります。既に昨年時点ぐらいで現在の売却価格をディーラーに問い合わせたところ、残価に近い金額だったので、コロナの今売ったら最悪かもしれません。ディーラーの営業担当の人にも「すいません・・・」と謝られているぐらいなので想定していなかった下がり幅なのかもしれません。

■特に高級車のセダンは値下がりがヤバい・・・。

こういった、いわゆる高級車のうち特にセダンは新車で購入してから著しく価格が下がっていきます。でも一定のところで落ち着くというのがこれまでの経験則で、「腐っても鯛」というとクルマに失礼ですが、型落ちしたってポルシェのフラッグシップサルーンであるわけです。どんなに古かろうと50万円で買えるかというと、そうではありません。

そう思っていてい、僕はある程度下がったと思われるタイミングでパナメーラを購入していますが、それを外してさらに下がり続けたのが今回の結果になります。予想を外したわけで。

値下がりしづらいのはピュアなスポーツカーかSUV(とはいえ台数が出ると下がる)なので、それ以外は買わないという選択もありますが、やっぱり家族ができると美しいセダンにも乗りたくなるもの。なので値下がり覚悟で高級セダンに乗るか、あるいは値が下がりきった高級セダンに乗るか。オイシイ抜け道はありませんね。

ただ年式のたった高級車は、購入価格が安くとも維持費用はめちゃくそかかるので、それはけいさんに入れたうえで買ってくださいね・・・