ミニJCW:ミニJCW:ガチの内装DIY。アルカンターラにレーザー彫刻機を導入。~パーツ製作編~

前回は購入したレーザー彫刻機でクルマのDIYに使用する色々な素材をテストしてみました。試し焼きした結果としてはラッピングフィルム、レザー、アルカンターラのいずれもいい感じに焼けることがわかり、これでドレスアップの幅も広がったと言えるでしょう。

特にいい感じだったのがアルカンターラで、大きな模様は焼けませんがワンポイントアクセントはDIYの域を超える仕上がりが期待できます。

■基本は型どおりに生地を切り出してから焼く。まずは型取りだ。

レーザー彫刻機の台座(焼く素材を固定する台)が結構狭いため、基本的に生地は切り出してから焼く方が良いように思います。カッターで切り出すのと異なりレーザーは力が加わらずズレないので、先に素材を切り出しておいてもレーザー模様の位置は失敗しづらいです。

ということで車内を満遍なく型取りするところから。方法はいつも通り養生テープを貼ってペンで型を書き込むというもの。後でわからなくなるので部品の名称も入れておきます。
まずはリヤシートベルトホルダー。リヤシートのベルトをひっかけておくものらしいですが、使ったことはないですね・・・笑

続いてシートバックハンドル。うちは後部座席に子供たちが座っているのでほぼ毎回使います。これを引っ張ってフロントシートの背もたれを倒すのですが、リヤシートに座ってみるとフロントシートバックって味気ないのですよね。

次はフロントシートの背もたれ横についている、名称不明のダイヤル。これをクルクル回すと背もたれの低い腰部分がグッと前面に出てきます。案外これがあるとシートの座り心地(長距離の腰の痛み)が調整できるので便利だなと思います。

こんな感じでシートサイドのひじ置きもアルカンターラを貼ってみましょう。プラではなく、若干のクッション素材なので粘着力がどこまでもつかはわかりません・・・

■ひとまず基本のMINIロゴを焼いてみる。めちゃいい感じだと思うのは僕だけだろうか。

なんやかんやあって色々な型をとってきました。最終的にはさらに追加するのですが、いったんこんな感じでやってみましょう。

まずは簡単で小さなパーツから。そして基本のMINIブランドロゴを焼いてみました。先ほど書いた通り、切り出してから焼いた方がいいですが下の画像は先に焼いています(試行錯誤中)


使用しているアルカンターラはこちらです。東レのエクセーヌは非常に良いですよ。

羽部分の角まで、かなり綺麗に焼けていると思いません?アルカンターラのような毛モノは模様がぼやけやすいですが、焼いて溶けたことでミステリーサークルのようにしっかりとした窪みになっており、模様もくっきり鮮明に出ます。

あとは強力両面テープで貼ってみました。

・・・めちゃいい感じだと思うのは僕だけでしょうか。笑

この後全く剥がれていないので、しっかり脱脂することと強力な両面テープを使えば問題ないようですね。これで分厚いアルカンターラの使い所も広がります。

■やり方が確立されればあとは量産だ!

一箇所うまくいったので、あとは量産します。模様はネットから好きに探してくればよく、モノトーンであれば確実に綺麗に焼けます。カラーの場合はスマホの画像編集アプリでモノトーンにすればOK。ちなみに人物なんかも同じくスマホのスケッチアプリで写真→モノトーンスケッチにすれば焼くことができます。

嫁号なのでハートなんかもあしらっておきます。ユニオンジャックのハートを焼いてダッシュボードにワンポイントで貼ってみました。

これは車外からもアクセントになりますね。案外ダッシュボードは社外から見ると面積が広く、でも反射を防ぐためにブラックであることが多いので地味です。

そしてユニオンジャックハートで揃えたのがシフトノブのサイド。標準ではメッキなのですが、これをアルカンターラに変更します。アルカンターラは触り心地も良いので手に触れる箇所にも積極的に使っています。

逆にラッピングフィルムだとタッチが「ビニールっぽい・・・」という感じなのでマットやサテン以外は手に触れる箇所に使いません。

実際に目に入るのはこんな感じ。握った感じも含めて気に入っている箇所ですね。

こんな感じでアルカンターラをどんどん貼っていき、車内を見渡して全般的にレッドのアクセントが入っていくようにしたいと思います。