ローバーミニ:ブレーキフルードをDIYで交換する。~後編~

つゆだく(ローバーミニ)のブレーキフルード交換最終編です。前回までの記事はこちら。

ローバーミニ:ブレーキフルードをDIYで交換する。~中編~
つゆだく(ローバーミニ)のブレーキフルード交換中編です。前回までの記事はこちら。 ■さて作業に戻ろう。まずは左...つづく

■同じ要領で他の車輪からもフルードを抜いて交換していく。4輪順番にやらなければならないのが大変。

続いて同じように他のブレーキも作業していきます。次は右後輪ですね。

さて忘れてはならないリザーバータンク。しつこいぐらいにこまめに補充しながら作業を続けます。

右後輪のブレーキも同じ手順で交換します。最も配管の長い左後輪との差分なので、先ほどより少ないブレーキペダル操作で新しいフルードが出てきます。

一応車輪毎に汚れの状況を見たり、新しいフルードの出始めがわかりやすいように、車輪毎にトレイから古いフルードを捨てた方が良いですね(今回は捨てなかったので反省)。僕はオイル交換とセットで作業していたので、ポイパックに一緒に捨てています。

使い込んだブレーキフルード。大きなカスはフルードから出てきたものではありませんが、黒く淀んでいるのはフルードの汚れです。

続いてフロントのディスクブレーキ。こちらはキャリパーの裏側にニップルがあります。位置はわかりづらいですが、下の画像でレンチが伸びている先にあります。

フロントはなんでか7/15インチのメガネレンチがちょうどでした。

ブレーキキャリパー内はドラムブレーキよりもフルードをたくさん蓄えるので汚れも多いだろうと思っていたのですが、意外と後輪よりも綺麗な感じがしました。フルードが結構余っていたので掃除も兼ねて、やや多めに新しいフルードを出しています。

左前輪のフルード交換はこんな感じ。そんな汚れていないように見えますが、新しいフルードの吐出量が多いだけで、よく見ると底の方は茶色いことがわかります。

車体正面から見たときのニップル。上の画像の中央にあるナット部の先端に土管のようなものがついているのがそれです。

■やっと交換完了!試走はブレーキが効かない可能性もあるので慎重に。

同様に、最後の右前輪の作業が完了したらフルードの交換自体は終了です。車体をジャッキから下ろして平らな状態で、リザーバタンクにフルードを満たして終了です。

最後にちゃんとブレーキが効くかどうか試走をしますが、この交換方法でリザーバタンクの新しいフルードを切らさずに作業できていれば問題がないはず。空気が入ってしまった場合は本当に止まらない可能性があるのでかなり注意が必要です。

いずれにせよまずは止まった状態でブレーキを複数回踏んで、奥まで軽く踏めてしまわないことを確認します。そしてATの場合クリープ状態で走り出し、ブレーキを踏んで止めてみます。万一止まらない場合はギアをNに入れサイドブレーキを引いて止めます。

問題なければ20キロぐらい出して止めてみます。こんな感じで少しずつスピードを上げてみて問題がなければ一般道で軽く走ってみます。ここで僕が感じたのがブレーキの効きが戻ってきた!ということ。明らかに効きが回復したので、やはりフルード交換の効果があったということですね。

戻ってきたらリザーバタンクの水位を確認して終了です。今後はできれば1年おきにブレーキフルード交換をしなければいけないですね。。