ローバーミニ:フロント足回りトラブル続出!ステアリングガタ、テンションロッドブッシュ変形、そしてナックルジョイントブーツ破れ・・・

フロントはリジットラックに乗せてホイールを外すと一通りのチェックができます。今回はステアリングのガタつき、テンションロッドブッシュの劣化、そしてナックルジョイントブーツの破れを発見。

前回リヤタイヤを外してブレーキフルード交換、ついでにリア足回りのチェックを行って問題なし!となったつゆだく(うちのローバーミニ)。今回は続いてフロントの足回り点検というか、常々気になっていたステアリングのがたつきを修理していきたいと思います。

前回までのリヤ足回りメンテナンスはこちら。

ローバーミニ:余っていたブレーキフルードは劣化する前に交換しちゃおう。リヤだけ簡易交換。
つゆだく(ローバーミニ)のブレーキフルード(ブレーキ液)は前回2020年の春頃、つまり1年ちょい前に交換していました。ブログに書...つづく

■元々作業しようとしていたのはステアリングガタの修理。

まずはいつも通りホイールナットを緩めてからジャッキアップします。うちのホイールナットは純正から交換して17mmに換えてあるのでミリソケットで外すことができます。

ナットを緩めたら片輪ずつジャッキアップしてウマ(リジットラック)をサブフレームにかけていきます。しっかり作業する時はジャッキじゃなくてちゃんとウマかけましょうね。

そしたら緩めたホイールナットを全て外してタイヤを取り外します。とりあえずブレーキパッドの残量だけチェックしておきましょう。

ローバーミニのフロントブレーキパッド

今回フロント足回りでメンテナンスしたかったのがステアリングのがたつき。要はステアリングを切るとき物理的にホイールに接続されているのですが、そのアソビが大きいということです。

わずかなガタ付きなのですが、カーブに入るときにステアリングを切った車体の反応が一瞬遅れるのと、まっすぐ走っていても轍(道路の凹み)が大きいときにまっすぐステアリングをギュッと握っているのに一瞬ハンドルが取られます。特に後者はかなり恐くて、まっすぐ走ってるのに急に車線を外れそうな挙動を示すのでヒヤッとします。うちのつゆだく(ローバーミニ)は太いホイールを履いているので顕著に轍の影響を受けるので特にですね。

■なんだと!テンションロッドの内側ブッシュがよじれてる!

本当はホイールがついていて、ホイールナットがしっかり締まった状態でジャッキアップしてホイールを左右に揺すってみるのがガタ付きチェックとしてわかりやすいのですが、今回はガタ付き自体わかっているのでホイールを外してハブを持ってがたつきチェック。

上下方向は先日調整したので大丈夫、左右方向はわかっていた通りちょっとガタつきありですね。ステアリングを回してからフロントハブが角度を変えるまで複数の部品を通ってきているのでいくつかの原因が考えられるのですが、いずれにせよ磨耗していて交換が必要なタイロットエンドから作業していきたいと思います。

と、思って周囲を見渡すとなんと!!

テンションロッドの内側のブッシュが潰れて捩れてるじゃないですか!ひび割れは起きてないので劣化ではなく、僕の締め付けトルクが悪かったのかもしれません。今回は交換ですね・・・

■うわーめっちゃめんどくさ!ハイローナックルジョイントが破れてる!

そしてさらに気付きます・・・

なんか破れてる!しかもフロントサスペンションのハイローキットナックルジョイントのゴムブーツだ!!めっちゃめんどくせー!!

なぜめんどくさいかというと、このナックルジョイント(球体の部分)をアッパーアームのソケットから抜くためにはめちゃくちゃアッパーアーム周りを分解しないといけないからです。。

ローバーミニのフロントアッパーアーム

以前アッパーアームシャフトをオーバーホールしつつ、ラバーコーンからコイルスプリングに替える際にハイローキットも新調したのですが、その際にこのブーツも交換したからそんな前ではないはず・・・ブログでは2020年4月ごろ記事を書いていますが、作業は2019年末。つまり1.5年しかもってねーじゃねーか!!笑

ローバーミニ:リヤサスペンションをラバーコーンからスプリングに交換してみる。~前編~

ローバーミニ:フロントサスペンションをスプリングに交換する。~テンションロッド編~

いやぁ、オイルフィルターとエアクリーナーフィルターではその品質を気に入っているミニスペアーズ製のハイローキットだったのですが、それについてきたゴムブーツはめっちゃクソですね。笑 ローバーミニというとゴム製品の消耗といたちごっこですが、とにかくゴムは国産品にした方がいいですね。英国はゴム製品を生産するな。

実際部品を購入しようとすると国産ゴム製品(ブッシュやブーツなど)は下手すると倍額ぐらい国産品が高いのですが、しかしゴム製消耗品を交換するだけでめちゃくちゃ分解が必要になる箇所も多く、今回もまさにそんな感じ。数百円の部品をケチったせいでこの分解作業の頻度が非常に高まると思うと、ゴム部品は部品代をケチるのはやめようと誓うわけです。。

しかしこのナックルジョイントブーツ。フロント左右とも同じように裾がべりっと割れてもげていたので、両方である以上これは消耗による劣化ですね・・・最近足回りに負担をかける走り方もしたとはいえ、貧弱ですね。これはディオ様も怒ってます。。

まずはタイロッドエンドから直していきましょう・・・

ローバーミニ:ステアリングのガタ付き修理。タイロッドエンドを交換する。~前編~
ステアリングにガタ付きがあることがわかったので、今回はDIYでフロントタイロッドエンドを新品に交換する作業手順を書いていきます。...つづく