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ローバーミニ:ユーザー車検で落ちないための事前準備。~下回りの点検とヘッドライト光軸調整~

前回はタイロッドエンドの長さを調整してアライメントを適正値に合わせました。その際ジャッキアップしてタイヤを外し作業したので、そのついでに車検の下回り検査の対策としてブーツの破れやオイル漏れの確認をしておきたいと思います。それと今回は最後に車検で引っかかりやすいヘッドライトの光軸調整をして車検の準備を完了したいと思います。

前回までの記事はこちら。

ローバーミニ:ユーザー車検で落ちないための事前準備。~アライメントを調整編~
今回は車検に向けてローバーミニのアライメント、具体的にはタイロッドエンドの長さによってトー角の調整と測定を行なっていきます。DI...つづく

事前に各ブーツの破損チェックは必須。検査場でひっかかったときにその日に修理して再度検査を受けるのは現実的じゃない。

まず車検ではブーツに破れがあると下回り検査で×がつきます。しかもブーツは交換部品を用意して交換作業まで行うのに時間がかかる(国産車と違ってローバーミニは)ので引っかかるとその日は車検を諦めかねません。ただ事前にチェックしておけば当日は確実なので忘れずにチェックしておきます。

まずドライブシャフトのアウターブーツ。ドライブシャフトとハブの接続部分をカバーしているのですが、これがステアリングを切ると結構な角度でブーツが変形し、かつその状態で高速回転するんですからかなりの負担がかかります。よってドラシャのアウターブーツが一番破れやすいですね。

ローバーミニのドライブシャフトアウターブーツチェック

上から覗いて破れてなくても、たまたま下側が破れてることもあるのでめんどくさがらず1周見ます。それと手でブーツを引っ張ってみて蛇腹の溝の中に亀裂がないかも見ておきます。

ローバーミニのドライブシャフトインナーブーツチェック

次にドライブシャフトのインナーブーツ。これが覗き込んでもかなり奥なので見づらいです。手で1周撫でてみて割れを探したり、スマホを差し込んで写真を撮って拡大して見たりしてチェックをしました。ただインナーブーツは蛇腹じゃないので亀裂を見つけやすいのと、そもそも回転はしますがアウターブーツのように角度が大きくつくことはないので破れづらいブーツです。

ローバーミニのステアリングラックエンドブーツチェック

最後に確認するのがステアリングラックエンドブーツ。ここはちょっと前に新しいブーツに変えたばかりなのでもちろん問題なし。ただここはステアリングを切るたびにブーツが伸び縮みさせられる箇所なので、ここはここで破れやすいです。

オイル漏れも下回り検査で引っかかる。オイル滲み程度なら通るかもしれないが、少なくとも「問題ないっぽく見える」ようにアンダーカバーの掃除はしたほうがいい。

あと右のホイールハウス内でダクトが外れているのを発見しました。

ローバーミニのエアダクトホース

まぁここが外れてても実害はないのかもしれませんが、しっかりとはめ直しておきます。またそのうち外れてしまうようならテープを巻いて留めることも必要そうですね。

ローバーミニのエアダクトホース

それとオイル漏れもチェックします。ローバーミニ乗りの人は常日頃オイル漏れに怯えつつ定期的なチェックは欠かさないと思うので、車検直前になって新たにオイル漏れが発生して困ることは稀かと思います。ただ1滴もオイルが漏れていないミニの方が珍しく、多くのミニはじわじわとどこかからオイルが漏れているかもしれません。それぐらいであれば車検は問題なく通ります。でもポタポタしちゃってるとたぶんダメです。

それとじわじわ滲む程度のオイル漏れでも、日頃のオイル滲みが蓄積してエンジンミッション、そしてアンダーカバーがオイル塗れだったりするとオイル漏れを指摘される可能性があります。なのでオイル漏れてますよ感が出ないように、車検直前にこの辺りは綺麗に掃除しておくと安心です。ホームセンターなどでパーツクリーナーを買ってきて、下に厚く段ボールや紙をひいたらクリーナーをスプレーしてオイル汚れを上から落としていきます。エンジンブロック、ミッションケース、そしてアンダーカバーと進めていきつつ、特にアンダーカバーはクリーナーを吹いてから厚手のペーパーを突っ込んで拭いたらかなり綺麗になります。

ローバーミニのオイル漏れチェック

このあたりつゆだく(うちのローバーミニ)は幸いなことにオイル漏れが特にないのと、それでも漏れた時に気付きやすいようにエンジンブロックやミッションケースは普段から綺麗に掃除してあります。アンダーカバーも洗車毎に軽く掃除をしていますが、とはいえ走行していると油っぽくなってそれに汚れがつくので、車検前に一度クリーナーはかけました。

ちなみに他にもブレーキフルードが漏れているとダメです。漏れやすいとすればリヤのドラムブレーキでピストンシールが劣化している場合ですが、それ以外にもブレーキオイルを伝達するホール類から漏れていると致命的なのでそもそも安全に走るために修理が必要です。まぁ常日頃からミニの下に液体跡がないかチェックしましょう!エアコンの排水が落ちる場所だけ理解しておけば、それ以外が濡れていたらトラブルを疑う感じですね。

今回は先日までの足回りオーバーホールでガタつきも全くなくなりましたし、オイル漏れもないので下回り検査は引っかかることはないでしょう。

最後の面倒ポイント、ヘッドライトの光軸調整。調整は楽なんだけど正確な測定がよくわからん。

最後に光軸を調整します。ヘッドライトの光軸は何らかの理由でずれてしまうことも多く、車検では引っかかりやすい項目だと思います。僕も前回じょんじょん(ミニF56 JCW)でオートレベライザーが付いているにもかかわらず片方のライトが検査にひっかかってしまいました。。

とはいえ初年度登録が1998年より前のクルマ、つまりうちのつゆだくはロービームによる検査ではなくハイビームによる検査です。そしてハイビームの方が測定基準が緩いというオマケがあります。とはいえハイビームはDIYで光軸測定をすることが難しい(測定点がよくわからない)ということがあって、今回はロービームで光軸を調整しておき、そうすればセットでハイビームの光軸も向きが変わるので勝手に基準内に入るだろうという考えでロービーム調整をします。もちろん車高調整をした後で光軸調整しないと、車高調整でまたずれてしまうので注意ですよ!

ロービームの光軸の合格基準はざっくりいうと僅かに下向きになっているのが正常状態。正確にいうと10m先をロービームで照射して、エルボー点がヘッドライト中心の高さから20mm~150mm下の間に収まっていればOKです。10mで15cm以内ということは1mだと1.5cm以内なのでそれなりにシビアです。もちろん左右方向にズレちゃってるのもダメですよ。

この辺りはカットオフラインやエルボー点が何か、どういう基準かJAFなどのサイトなどに書いてあるのでそちらを参照してください。

https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/safety-light/optical-axis-check

ローバーミニのヘッドライト光軸調整

これも高度な機器は自宅で用意できるものではないので簡易測定をします。何かというと、単純に壁を照らして地面からの高さを測定するだけの方法です。10m先で測定するのは現実的ではないので、僕は2mで測定します。幸いガレージには壁があるので、そこからメジャーでヘッドライトまでの距離2mの位置に車を設置して壁に向かってライトをつけます。

作業は夜もしくはガレージ内なら電気を消した方が見やすいです。シャッターを照らすとこんな感じでカットオフラインが出ます。ロービームだと対向車が眩しくないように一定以上の高さは照らさないようになっていて、その境目をカットオフラインと言います。そんで日本だと左車線走行なので、左側の歩行者は遠くまで照らせるようにライトの中心から左は左肩上がりに照らす範囲が広がります。

ローバーミニのヘッドライト光軸調整

で、エルボー点というのはこのカットラインが左から下り坂になって、ライトの中心から地面と並行に変わる、その分岐点を指しています。このエルボー点がどこにあるかで測定しているようですね。なのでこのエルボー点をメジャーで地面から高さを測ります。

ローバーミニのヘッドライト光軸調整

基準がシビアと言いつつ光の境界は曖昧です。。なんとなくこのあたりがエルボー点というのはわかりますが、完全に明るい部分から完全に暗い部分まで、だんだんと光量が落ちていく縦幅が2cmぐらいあります。車検の測定器がこの2センチ幅のどこで測定するかによって結果が変わってしまいそう。。

ちなみにつゆだく(うちのローバーミニ)のヘッドライトはWipac製ですが、社外品の精度がイマイチなものを使うとこのカットオフライン(明るい部分と暗い部分の境目)が曖昧で、それはそれで車検で指摘を受けることがあるようです。うちのはこれで何度も車検通ってきてるので照射方向さえ合っていれば大丈夫なはず。

ローバーミニのヘッドライト光軸調整

とりあえず凹凸の多いシャッターだと反射して測定点が見づらかったり、高さがわかりづらかったりします。なのでシャッターにタオルを貼りつけて測ることにしました。白い紙などより、なるべく色の濃いものの方が見やすいかもしれません。

さっきより見やすくなったのでメジャーがなるべく地面から垂直になるよう気をつけながら測定します。見やすくはなりましたが、やっぱりカットラインははっきりしないのでとりあえずキメで測っていきましょう。結果として左右とも地面から60~62cmぐらい。先ほど書いた通り境目に2cmぐらいの幅があるのでこのような記録にしました。

基準となるヘッドライトの高さを測る。どうやらヘッドライト中心部が基準らしいが、丸目ライトのミニは中心がわかりやすい。

そしてこれがヘッドライトからどれぐらい下を向いて照らしているかが測定対象なので、同様にヘッドライトも高さを測ります。まぁ少なくともヘッドライトより照射先が高かったらそもそもアウトです。

ローバーミニのヘッドライト光軸調整

メジャーで高さを測ってみると、

  • カットラインまでの高さが62.5cm
  • ヘッドライト中心までの高さが63.8cm

という結果。ヘッドライト中心を基準にしたとき2m先のカットラインは62cmだとすると1.8cm低いだけなので、ちょっと光軸が高そうですね。なのでもうちょっと低い方向を照らす方に調整をします。

調整方法はプラスドライバーひとつあれば良いので簡単です。ヘッドライトのリングを外したあと、下の画像のようなヘッドライト上部にある調整ネジを回すとライトの上部が前後して、その結果照射角度が変わります。

ローバーミニのヘッドライト光軸調整

これはタイロッドエンドと同じでちょっと回すだけでもそれなりに設定が変わってしまうので慎重に作業します。いじって見た感じだと、ざっくりネジ半回転で2m先の照射高さが1cm程度変わります。今回は2cm下げようとしたので、ネジを緩める方向に1回転しました。これで再度照射を測ります。

そしてちょっとヘッドライトと離した近くでも測ってみました。画像だと反射して指している高さが分かりませんが、ヘッドライトから出たばかりの光だとカットラインがどの高さにあるのかを見ています。反射して見づらいですが62~3cmぐらい。うーんよくわからん。

ローバーミニのヘッドライト光軸調整

とりあえず左右とも59~61cmぐらいの幅になるよう高さを調整しました。今回車検に向けて車高を上げましたが、元々若干前傾姿勢だったところが前後水平ぐらいになったので、元々の車高で光軸が正しかったと仮置きすると車高調整によって光軸が若干上を向いてしまうはずです。とするとこの調整は正しそうな気もします。

ローバーミニのヘッドライト光軸調整

まぁ今回はこれでチャレンジしてみましょうか。正直なところつゆだく(うちのローバーミニ)はハイビームで検査なのでロービームほどシビアではなく、そしてロービームをそれなりに調整しておけばハイビームも勝手にいい感じに合うだろうという甘く見た感じもあります。

これで車検の準備は整った!いざ!!次回はようやく車検本番です。