テスタロッサ:とりあえずバッテリーを充電して満タンにしておく!テスタのバッテリーへのアクセスはこうやる。

前回フェラーリテスタロッサにはバッテリーキルスイッチがついていて、長期で乗らない場合にはバッテリーが上がらないようキルスイッチをオフにしておけることを書きました。とはいえキルスイッチを切ればバッテリーが復活するわけではないので定期的に充電はしておきたいと思います。今回はその方法について。

前回のキルスイッチの位置と使い方はこちら。それとスーパーカーの保管環境(充電できること)の難しさについても書いています。

テスタロッサ:クラシックフェラーリってどうなってるの?バッテリーキルスイッチが付いていて1ヶ月乗らないなら切るべし。
スーパーカーの保管で気になるのはバッテリー消耗が激しくて少し放置するとバッテリーが上がってしまうことですが、今回はテスタロッサの...つづく

スーパーカーかどうかによらず、乗る頻度が高くない場合は(電源さえあれば)充電器によるバッテリー充電がおすすめ。

都心に住んでいると、ましてや近年のようなコロナの環境下だとどうしても車を動かす頻度は下がってきます。ましてや普段乗りに使っていない車だとどうしても駐車しっぱなしでバッテリーだけが消耗していきがちです。そこでバッテリー単体を充電器経由で電源に繋ぐことによって定期的に充電するというのが通常の保管方法です。ただこれも電源が駐車スペースの近くにあることが条件なのでなかなか限られた条件でもあるんですけどね・・・。試したことはないですが個人的に有効かもしれないと思うのがポータル電源(キャンプや災害用のでかいやつ)を使って、充電器を経由してバッテリー充電すること。1回で満タンにできるのかはわかりませんが、駐車場に電源がなくとも(盗難に注意ですが)充電ができる方法として実現性があるかもしれません。ちなみにポルシェで車検時に充電してもらったら3,000円でした。笑

フェラーリテスタロッサのリヤビュー

たぶんバッテリー弱ってきたから用もないのにちょっと走らせて充電する、を繰り返しても(エンジンや走行系は動かした方が良いけど)バッテリーとしては弱った状態で推移し続けるだけで劣化しやすいような気がします。それよりも定期的に満タンに充電してあげた方が長持ちしそうです。

しかーし。幸いなことに僕はガレージに電源があるので、これまでどのクルマも定期的な充電をしつつバッテリー上がりを防いできました。バッテリーというのは一度上がってしまうと容量が下がってしまうらしく、要は満タンまで充電できなくなってしまうので基本的には交換が推奨されます。そして例えば長期間何かを点けっぱなしにしてしまったなど、完膚なきまでバッテリーが消費されるともはや再充電もできなくなります。。

ケイマン:弱ってきたバッテリー用に充電器を買ってきた。

ミニJCW:バッテリーが弱ってきたら充電すれば安心。バッテリーチャージャーの使い方。

ちなみに充電を繰り返したとしてもバッテリーには寿命があるので交換が必要になる時があります。特に旧車だとバッテリーを自分で交換するのは容易でなのでDIY作業すると安く上がります。

ローバーミニ:バッテリーを交換する。絶対に自分でやるのが安い。

今回テスタロッサが納車されたもののバッテリーの元気具合はわからないので、とりあえず充電をしておきたいと思います。数ヶ月はショップで在庫していたのでその間充電していなければバッテリーは弱っている可能性もあるからです。

テスタロッサのバッテリーボックスはフロントラゲッジルーム内の右ヘッドライト後ろにある。ボンネットを開けるにも気を遣うぜ。

まずはバッテリーボックスにアクセスするところから。前回書いた通りテスタロッサはフロントラゲッジルームの右側オーバーハングに設置されてるので、まずはボンネットを開けます。ボンネットもリヤエンジンルームを開けるのも、運転席の左側にあるフラップを引っ張ることでワイヤーが引っ張られてロックが外れる仕組みです。

フェラーリテスタロッサのボンネットオープン

これ跳ね馬の向きがこう(クルマの前方に足が向いている)なんですよね。シートに腰掛けて左のフラップに指をかけるにしても見える跳ね馬は逆さま。ドアを開けて外からフラップに指をかけるにしても逆さま。なんでなんでしょうね?フェラーリとは謎多き生き物です。笑

フェラーリテスタロッサのボンネットオープン

そして同じようにフロントボンネットを開けるためのエマージェンシーワイヤーがすげーわかりやすいところにあります。エマージェンシーと思わないぐらい丸出しで手の届きやすいところにありますね。笑

フェラーリテスタロッサのボンネットオープン

そしてボンネットオープン。この後方側が上がる感じがTHE・スポーツカーという感じでワクワクするのは僕だけでしょうか。荷物を積む分にははっきり言って使いづらいのですが、ミッドシップスポーツカーはフロントの先端に重量物を積むことを避けるため(テスタロッサは色々積んでいるけど)室内寄りに色々なものが設置されるため、ボンネット後ろ側が開いた方が作業性が良いのでしょうね。

ちなみにこの不安になる巨大なボンネット。これ結構重いです。面積が広いのとダンパーの反発が強くない(持ち上がる方向にアシストがない)ので気合いを入れて持ち上げる必要があります。ついつい手の触れやすい両端の角を持ち上げたくなりますが、そこに力を入れて持ち上げると結構ボンネットがたわむので僕はなるべくフロントグラスぎわの中央を持ち上げるようにしています。

バッテリーボックスはツマミ2つで開けることができる簡易的な構造。

そしたらバッテリーボックスにアクセスします。こういうところは昔の「ざっくりカーペット敷いとけばいいっしょ」な感じが出ていてニヤッとしてしてしまいますが、右ヘッドライトのすぐ後ろをめくると黒い蓋が出てきます。カーペットも経年に伴って弱くなってきているのでベルクロをベリベリッ!と乱暴に引っ張るのではなく、なるべく丁寧に扱うようにします。

フェラーリテスタロッサのバッテリーボックスアクセス

次に黒い蓋に2箇所ついているツマミを90°回せばフタのロックが外れます。フロント方向から蓋がパカっと開くので、そしたらバッテリー本体が見えてきます。

フェラーリテスタロッサのバッテリーボックスアクセス

ちなみにこのツマミの金具、蓋からスポッと抜けてしまう簡易な仕組みなので金具を無くさないように注意する必要がありますね。たぶんこういうニッチな部品は無くすと手に入りづらく、しかも逐一高額だと思うので・・・。

フェラーリテスタロッサのバッテリーボックスアクセス

バッテリーはこれ。整備記録にも残ってましたがバッテリーを交換してから1.5年なのでまだまだ使えますね。そしてプラス側の端子には赤いカバーがついていますのでこれを取ります。

フェラーリテスタロッサのバッテリーボックスアクセス

端子のキャップは持ち上げれば外れます。端子は年季入ってますねー。もしかしたら接点磨いたりした方がいいかもしれません。いやさすがにバッテリー交換時にそれぐらいの作業はしてくれてるかな・・・?

フェラーリテスタロッサのバッテリーボックスアクセス

今回の目的はバッテリー充電なので、これでチャージャーをつなぎます。

バッテリー充電はなるべく小さいアンペアで長時間かけて行う方がバッテリーが長持ちするみたい。アンペア設定を変えられる充電器がおすすめ。

バッテリーのプラス端子とマイナス端子が充電器のクリップを経由してショートしたりすると非常に危険なので、ただの充電とはいえ結構慎重に接続作業をします。片方のクリップをぶらぶらさせないよう、左右の手でひとつずつクリップを持った状態で作業するのと、もちろん端子を繋ぐ前には充電器をコンセントに挿してません。


充電器も色々種類がありますが、電流を設定できることと充電完了したら自動で接続が切れる機能が付いている方がいいです。最近はスマホもEVも急速充電が主流ですが、高度なバッテリーマネジメントのもとに急速充電するならまだしも、こういった単純な充電は時間をかけて行った方がバッテリーが長持ちすると思ってます。iPhoneも寝る前に充電すると充電が80%ぐらい?まで行ったあと残りのわずかな充電を朝まで時間かけて行ってくれてるようですが、それはその方がバッテリーに優しいからだと思います。

フェラーリテスタロッサのバッテリー充電

クルマのバッテリー充電は超高機能の充電器を使わない限り、なるべく低めのアンペアで充電するようにしています。Auto機能もあるのですが、2A、8A、12Aと選べるのでいつも2Aを指定して充電しています。時間は数時間(ひと晩とかそういうレベル)かかりますが、急いで使うようがないときに充電しているので問題なし。自宅駐車場とはいえ屋外の場合は雨に降られたりしないように注意が必要ですね。

フェラーリテスタロッサのバッテリー充電

ボンネットはダンパーが弱ってたりすると突然閉まったりするリスクがあるので、いつも充電中は下ろしていて、ガレージ内なのでロックしない程度に半開きになっている状態です。コードを出すところはなるべく半閉めにしても隙間がありそうな場所を選び、ボディが傷つかないようにコードが触れる部分はマイクロファイバータオルを敷いておきます。

フェラーリテスタロッサのバッテリー充電

バッテリー診断機能があるので最初にバッテリー残量がわかるのですが、示されたのはLo。というか毎回最初にLo以外表示されないので気にしてないんですけどね。これで2Aに設定して放置しておきます。そうそう、全く関係ないとは思いますがなんとなくキルスイッチがついてるのでオフにした状態で充電しておきました。笑

1日置いておいたら90%になっていたので、まぁ良しとしましょう。100%まで長くおいておいた方がいいのかもしれないけど・・・。

『テスタロッサ:とりあえずバッテリーを充電して満タンにしておく!テスタのバッテリーへのアクセスはこうやる。』へのコメント

  1. 名前:Y・KAZU 投稿日:2022/02/09(水) 16:33:38 ID:a3ecbd343 返信

    こんにちは・・
    テスタロッサご購入おめでとうございます・・
    私もテスタロッサ購入して10年以上になります・・
    91年最終のコーンズ物・完全オリジナル車両です・・
    少しアドバイスとして、まず気温30度以上の時は乗らない方がいいです・・
     冬でも渋滞道路も基本的に走らない・・ 季節は今頃が一番いいです・・
    私の場合・夏は乗りません・・ 冬と春・秋だけ気温20度以下・・9割高速道路のみ
     年間走行距離1500kくらい・・  現在トータル2万2千キロ
    クラシックフェラーリの域に入っております・・
    ある意味ダラダラ運転していると、熱で色々な箇所・必ず故障します・・
     十分な風を後部のエンジンに送り込むような運転が大切です・・
    そのため、私のテスタは絶好調を維持しております・・
    バッテリーですがキルスイッチさえOFFにして置けば充電の必要はありません・・
    私は7年以上充電もしなければ・バッテリー交換もしていません・・
    外出先の駐車場は広い場所でないとドア開けられません・・
      頑張って維持してください。。

    • 名前:Kamibukuroman 投稿日:2022/02/19(土) 10:35:16 ID:bc4fc8fb1 返信

      Y・KAZUさん

      ありがとうございます!なかなか乗るタイミングを選ぶ車ですよね。
      僕は乗っていく先をかなり気にしてしまっています。行き先が都心だとどうしても駐車スペースが狭くて隣の車が近いので、郊外に出ていくドライブがメインになりそうです。
      頑張って維持していきます!