ローバーミニ:自己満とは。DIYでサンバイザーをレザーに張り替える。

いぇぇぇぇぇぇい!!ゴールデンウィークですよ!!こういう長期休みがあるから普段キツくてもなんとかやっていけますね。ゴールデンウィークは毎日ブログを更新したいと思います。

最近眉毛の伸びの早さに年齢を感じているかみぶくろまんです。どもども。

さて、うちのつゆだく(ローバーミニ)はSports Pack Editionなのでボディカラーに関わらず内装が一律ブラックです。クーパーの内外装が同じカラーは憧れましたね。その点はミニを買うときに悩んだポイントではあります。

でも結局「なんとか自分で張り替えればいいや」という若干何を言っているのかわからない発想のもと、ボルケーノオレンジのスポーツパックを購入しました。なのでコツコツと内装を張り替えています。もちろんDIYで。

そんなこんなでみんな大好き内装のレザー張りです。レザー張り系はアクセス数が多いんですよね。みんな案外やってるんでしょうか?笑

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■サンバイザーをレザー化すると・・・

今回はサンバイザーです。ローバーミニはフロントガラスの角度がかなり立っているので、日差しが差し込むことはあまりなく、それほどサンバイザーの使用機会は多くないように思います。ただ、それでも真冬の朝は太陽が低いので使う機会が全くないわけではありません。

一時期サンバイザーを外してことがあるのですが(レザー張りをしようと思っていて、ずっと面倒で放置してしまっていたんです・・・笑)、それでも支障がありませんでした。それならいっそ外してしまうのもいいですね。

ましてやそれをレザー化する意味を問われると、完全なる自己満なわけです。でも、サンバイザーって運転していて何気なく視界には入っているんですよね。しかもミニのサンバイザーは素材がちゃちいレザー風のビニールで、経年劣化で少し汚い印象も受けます。

だとしたらこれが綺麗で上品なレザー、そしておしゃれなステッチに彩られていれば印象が変わるというものです。

その過去の記事はこちら。

ローバーミニ:内装のレザー張りをDIYでがんばる。ステアリングカバー編

ローバーミニ:内装のレザー張りをDIYでがんばる。ステアリングカバー編 失敗の巻

ローバーミニ:内装のレザー張りをDIYでがんばる。ステアリングカバー編 塗装でやり直しの巻

ローバーミニ:んーおしゃれ。ドアポケットにDIYでレザー張り。その1

ローバーミニ:んーおしゃれ。ドアポケットにDIYでレザー張り。その2

サンバイザー自体はプラスドライバーがあれば取り外し可能。付け根に見えているネジを2本外すだけで取り外しができる何とも簡単な機構です。説明の必要なしですね。

■まずはサンバイザーに合わせてレザーを切り出す・・・

さて、取り外したサンバイザーにレザーを貼っていきます。まずは取り外したレザーに原寸合わせで切り出し線を書いていきます。サンバイザーは左右の2枚あるので両側で同じサイズの型が使えます。今回載せている写真は2つめを作っているときなので、すでに作成した型があります。

今回はサンバイザーを包むようにレザーを2つ折にして張り、周囲を塗っていく餃子スタイルです。周囲は大きめに切り出しておいてあとで切り詰めるようにしていますが、折り返し部分(下の画像の中心を折り目に、上下を重ねます)はピッタリサイズにしておかないと、あとで余分は斬り落とせません。

使うレザーはいつものレザー。ベージュのシボ模様でフェイクレザーです。

まずは型を使ってレザーに線を引きます。裏面は粘着シールになっているので、その台紙にペンでマーキング。

切り出しはハサミでいいと思います。僕が使っているのは裁縫用の裁断バサミで、普通のハサミより大振りかつ切れ味が良いので、柔らかいレザーの切り出しにも使っています。もちろんカッターでも大丈夫ですが複雑で細かい形でもないので、ハサミでも綺麗に切り出せました。

切り出したら本当にサイズが合っているか実物に合わせて確認したほうがいいです。今回はもちろんピッタリ。

仮合わせがOKであれば、裏の台紙をはがしてサンバイザーに貼り付けます。ずれないように、しわが寄らないように慎重に貼り付けましょう。もともとサンバイザーのフレームに貼ってあるビニールははがしませんでした。おそらく中のスポンジと接着されていると思うので、剥がすとプラの骨組みしか残らない気がします。そしたらスポンジから張り直しになるので、まぁ見えなくなるなら上から貼ってしまおうという魂胆です。

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また今回僕は化粧鏡を使わないと思っているので潰しました。鏡部分のレザーをくり抜くこともできますが、粘着力の弱いこのレザーでは、鏡のくりぬき部分からレザーが浮いてきてしまうことが容易に想像できます。

折り返しの部分は特にシワが寄りやすいので、軽くテンションをかけながら貼っていきます。鏡のところは浮き出ていますがご愛嬌。

餃子の端を綺麗に貼り合わせます。気をつけないとレザーが波打つので、本体にピッタリ、かつシワに気をつけながら貼っていきます。

貼り合わせると下の画像のようになります。大きく波をうっていますが、この辺りの余白は最後に切り落とすので問題なし。サンバイザー本体のキワにシワが寄っていなければOKです。

使用する糸はオレンジ。これも他の内装レザー化と同じ組み合わせです。ベージュという落ち着いたレザーに対してボディ同色のビビットカラーでステッチを入れることで統一感を失わずにインパクトが出ます。

高級車だと新車購入時にレザーのステッチカラーを選べるオプションがあったりしますが、結構高価なんですよね。つまりカラーステッチが入っているだけで他の車とかなり差別化ができます。

縫っていくための穴を開けていきます。このへんのプロセスは本革でレザークラフトするときと同じです。道具は東急ハンズなんかでも売っています。

穴はサンバイザー本体のギリギリのラインで開けていきます。出ないとレザーがダボついてシワっぽくなったり、見栄えが良くないです。

レザーを縫う際はこの穴あけ作業が綺麗にできていないと、どんなに丁寧に縫っても綺麗な縫い目はできないので丁寧に・均一に穴を開ける必要があります。

さて、縫っていきます。これがハンドステッチなのでめっちゃ時間がかかります。工業製品はみんなミシン縫いですが、僕はレザーミシンを持っていないですし、立体なのでハンドステッチをしています。世の中の製品はハンドステッチで美しいもののほうが、高級品になります。

針は2本使って縫います。まず上の画像の通り、奥から手前に針を通します。そしてその同じ穴に手前から奥にもう一本の針を通して糸をクロスさせていく縫い方です。両側から通したら均一な力で引っ張って締めます。この繰り返し。

いい感じに縫えてきました。ブログで見るとさらりと縫えているようですが、めちゃめちゃ手間がかかっています。贅沢な自己満足です。これもつゆだく(ローバーミニ)のため、プライスレスですね。

ようやく縫い切りました。僕の場合は集中していても縫うだけで1時間以上かかります。レザーのステッチは気長にやりましょう。スキマ時間でコツコツ縫い進めるのも良いと思います。いい感じですね!

余っている餃子の皮を切り落とします。これはハサミのほうが作業しやすいですね。カッターで作業して、少しでもステッチに刃が入ってしまったらすべて台無し。ほどけます。

ここまでひたすら手間がかかったので、最後に結構緊張する作業です。

ようやく完成しました!!大変でしたが、、、なんと左右なので2セット作る必要があります。笑 ここで嫌になって数ヶ月間が開いておりました。笑

なんだか写真の具合で色味が悪いですね・・・

■ようやく装着・・・

2枚共完成したら装着です。長い道のりでしたが、この瞬間がワクワクしますよね。

戻し方は簡単で。ネジ2本を取り付けるだけ。

おぉー。いい感じですね。グレーの天井にベージュのサンバイザーになったので結構目立つのですが、むしろ目立ってほしいぐらい手間がかかってますし、高級感もあります。ユニオンジャック模様にする案もあったのですが、縫う距離が地獄なのと、案外視界の上の方で目立つのでこれ以上はウルサクなってしまいそうです。これぐらいがちょうどいいですね。

さてさて、相変わらずサンバイザーを使う機会は少ないのですが、個人的には満足度の高いDIYでした。まぁDIY優先度は低いんですけでどね・・・

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