ローバーミニ:後部座席の暑さ対策。リヤウィンドウガラスにスモークではなくドットフィルムを入れてみる。

今回はつゆだく(ローバーミニ)の覗かれ対策、暑さ対策としてリヤウィンドウにフィルムを貼っていこうと思います。貼るのはブラックとシルバーのドットフィルムです。これで視線と直射日光をある程度遮ることができたらいいなと思っています。

先日、真夏にローバーミニを乗り回すためにクルマの冷却対策と、室内の対策について書きましたが、今回はその続きということで、これまでの簡易対策ではなくウィンドウフィルム貼りに踏み切ってみました。

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スモークじゃなくてドットメッシュのフィルムを貼ればいいんじゃない?室内からの視認性と、車外からの見えない具合を両立したい。

一般的にはクルマのリヤ3面、つまりリヤウィンドウとリヤクウォーターウィンドウは(プライバシーガラスのオプションをつけることで)スモークガラスになっていることも多く、外から後部座席の中が見えづらかったり、直射日光で暑くないようになっています。でもローバーミニは全くもって透明なガラスとなっていて、狭い車内も相まって後部座席に乗っている人の顔まで外から丸見え。

ただ全体の外観を捉えると透明なガラスだからこそクラシックでかわいいデザインが活きるのであって、これにスモークを入れると雰囲気が崩れそうな気がしてずっと踏み切らずにいました。透明なフィルムでUVカットだけするという手もあるのですが(法規上、いずれにせよフロント3面は透過性の高いクリアフィルムでないとダメ)、暑い・丸見えの状況は変わらなそう。うーん、ファミリーカーとして機能してもらうにはある程度のところは妥協しなければいけなそうです。。

ミニF56 JCWの洗車

それともうひとつ思いついたことが。

クラシックミニでわりとメジャーなアイテムとしてリヤウィンドウ用のユニオンジャックフィルムがあります。これは模様がありながらもちゃんと後方確認ができる優れもので、半透明なのではなく細かな穴が大量にパンチングされています。つまりドットメッシュ状態なので、ある程度近い距離(つまりバックミラー越し)から見ると半透過して向こう側が見えるというもの。ただ結構お高かったり、僕の場合はこれ以上ゴテゴテさせたくないので模様入りは避けたく使っていませんでした。リヤ用はあってもクウォーターウィンドウ用はないというのもあります。

でも「ドットメッシュのフィルム」として考えると、車用に限らず普通の住居窓用に一般製品が存在するんじゃないの?と思ったわけです。

外から見たらシルバーでミニの雰囲気を崩さず、室内から見るとブラックのフィルムを発見。これは都合がいいかも。

ということで調べてみたら、世の中にドットフィルムの存在は少ないものの、なんとひとつだけ都合のいいものが!

それは外から見るとシルバーで、内側から見るとブラックの両面別カラーのパンチングフィルム。外から見た時にシルバーというのがいいですね。クルマの透明なウィンドウを単純に絵で描こうとするとシルバー(白)かブラックにすると思いますが、シルバーならミニの雰囲気をあまり崩さずに済むかもしれません。そして室内側はブラックなので運転席から目視する分には反射して見づらいということはなさそう。

ということで早速ポチッと購入。普通の家の窓用なのでクルマ専用品と違って無駄に高くないところもありがたいです。

ローバーミニのリヤウィンドウスモークフィルム貼り

届いたものはこんな感じ。一般的な窓ガラスって平面が前提なのでフィルム自体は一切伸縮性がないことが多いのですが(多分技術的に伸びるフィルムだと透けて見た時に向こう側が歪んで見えたり、完全に透明にはできないんだと思う)、このフィルムは伸びそう。ということはリヤの曲面ガラスにも伸ばして貼れるということですね。

ローバーミニのリヤウィンドウスモークフィルム貼り

でも思ってたのと違う点もありました。まず上の画像をよく見るとわかる通り、2ヶ所大きく色が剥げていてシルバーが見えていること。返品しようかとも思いましたが、なんかもう返送とかそういう手続きがめんどくさすぎてその部分は切って捨てることに。この辺は残念品質ですね。


それともう一点がパンチング(つまり穴部分)は穴として打ち抜かれているのではなく、透明なフィルムだったということ。想定では黒いフィルムにひたすら穴が空いているのかと思っていたのですが、穴部分がクリアフィルムだということはフィルム自体は破れたりしづらいものの、透過性は低い可能性があります。つまり思ったより車内から外の視認性が低いってことで、これは安全性として問題になるかもしれません。とりあえずつけてみてから判断ですね。

フィルム貼りつけ。ウィンドウフィルムは室内側から貼るのが基本。

とりあえず今回はお試し半分なのでクウォーターウィンドウから貼っていきたいと思います。というのもローバーミニのサイドウィンドウは完全な平面なのでフィルム貼りが非常にしやすいからです(フィルムを伸ばす必要がない)。

ということで大きな紙でざっくりと型取り。ここは暇そうにしていた息子に両腕いっぱいに広げて手伝ってもらいます。ちょうど良い幅感ですね。笑

ローバーミニのリヤウィンドウスモークフィルム貼り

紙を押さえていてもらって、ペンで内周を型どります。作業しやすいので車外から型を取っていますが、貼るのは室内側からです。ローバーミニの場合は車外と室内側でウィンドウのフィルムを貼るサイズが一緒なので外から型をとっても問題ないのですが、一般的には室内側の方がガラス範囲が狭いこともあるので内側から型をとった方が確実。ただくそ暑い中、狭い室内で作業したくなかったので・・・。

ローバーミニのリヤウィンドウスモークフィルム貼り

そしたら紙とフィルムを切り出し。さっきの色が剥げている部分は避けています。それと型をとったとはいえシワシワの紙でざっくりしか取れていないので、やや大きめに切り出して原寸合わせで調整したいと思います。これを左右反転で2枚用意しました。

で、早速ですが貼り終わりました。笑

ローバーミニのリヤウィンドウスモークフィルム貼り

貼っている最中は余裕がなく写真を撮り忘れたのですが、室内側の窓をきれいに掃除したうえで霧吹きで水を吹きながら貼っています。水貼りにしたのは商品自体がそのように貼るよう指定があったからです。思ったよりもフィルムは伸びやすく、ちょっとでも引っ張りながら貼るとフィルムが歪んでしまうのでその点は苦労したかも。

それとちょっとフィルムを小さく切りすぎちゃった・・・のはご愛嬌。

貼った感じは外から見ると狙った通りの雰囲気で良い!でも室内から見るとちょっと見づらいかも・・・。

でもシルバー感は想像していたよりもいい感じに思いますし、外から室内への見えない具合も十分です。やっぱりシルバーを選択したのは正解でした。

でもその反面で室内から見ると、思ったよりも外の景色がぼやけて見づらいかも。。見えなくはないのですが、一瞬脳が「よく見て!あれはなんだ!」と指示を出すことによって目視している時間が僅かに長くなります。そういう微妙な見え具合。

ローバーミニのリヤウィンドウスモークフィルム貼り

ドットフィルムはフィルムと目の距離によって向こう側の見え方が違いますが、運転席から右後方を目視するとこんな感じ。窓の先にあるパナメーラの見え方は結構ぼやっといている気がします。これは先ほど書いた通り、ドットの穴部分がくり抜きではなく透明なフィルムなので透過がクリアでないことと、ドットがちょっと細かいというのもあるかもしれません。

ローバーミニのリヤウィンドウスモークフィルム貼り

それとドットフィルムだと特に、フィルム面に対して浅い角度で見ると向こうが見えづらいというのがあります。リヤクウォーターウィンドウはどうしても運転席から振り返って見ると浅い角度で覗くことになるのでそれが見づらさになっているのかも。(見た目が汚いのはまだ水が乾いてないからです)

むむー、この視認性はちょっと悩ましいですね。目視できないならNGなので剥がすことになると思います。ということでちょっと使ってみたのですが、フィルム越しにクルマがいるかどうかはちゃんとわかりますがハッキリ車種までパッとわかるかというとビミョーなところ。昼でも夜でもそれなりに見えますが、夕方に光が強く当たったりすると反射で見えなくなる時がありました。

嫁の反応としては、

「見づらい」

とのこと。まぁ元々が完全に透明なガラスだったので慣れもあるとは思います。

広角で助手席から撮ってみると下の画像のような見え方。リヤウィンドウに貼ってあるのは元々使っていた簡易日除けフィルムです。見えないわけじゃないんですけど、確かに見やすくはないんですよね。

ローバーミニのリヤウィンドウスモークフィルム貼り

うーん、安全に代えられるものはないのでこれは剥がすことになるかもしれません。やっぱり大人しくスモークにするべきか、あるいは外からは見づらいミラーフィルムの方が良いのかも。どちらもつゆだく(ローバーミニ)の雰囲気を崩すかもしれませんが、まずは視認性が大事ですからね。。

ただ今のところはもう少し様子を見ることにします。

ただ以前乗っていたじょんじょん(ミニF56 JCW)のリヤ3面はスモークガラスだったのですが、そのスモークは結構強く、目視しても暗すぎて見づらかった(特に夜だと見えない)という経験があります。なのでスモークでもその濃さはちょうど良い具合にしなければならないですし、こればっかりは製品を買って貼ってみないとなんともいえないところ。もう少し試行錯誤は続きそうです。。