ローバーミニ:テールライトのガスケットを交換して、レンズの曇りやバルブソケットの錆を防止してみる。

今回はローバーミニのテールライト内部に水が入らないようにしている防水ガスケットの交換をDIYでしていきたいと思います。作業自体はドライバー1本あればできる簡単な作業ですが、ちゃんとガスケットが生きているだけで内部のサビ発生状況が違ってくるので、予防修理として古くなったら交換したいところです。

テールライトが不点灯になる原因の多くは水分によるサビだと思う。水分を防ぐためにガスケットが切れていないことが重要。

うちのつゆだく(ローバーミニ)は97年モデルでmk3に該当するので、よくある3色レンズです。ブレーキの赤、ウィンカーのオレンジ、バックの白(透明)の3段重ねですね。そしてレンズ自体は赤とオレンジの部分が上段レンズ、白の部分が下段レンズの2パーツ構成になっています。このレンズを少ないネジでボディ側に押し付けて密閉しているだけの超シンプルな構造になっています。

ローバーミニのテールライトランプパッキン交換

この密閉というのがレンズでは大切で、密着させるためにウレタンスポンジ製のガスケット(パッキン)が入ってます。しかし所詮はただのスポンジシートなので経年で劣化しますし、レンズのつけ外しを繰り返すとだんだん切れてきたりします。これによって隙間があると雨などで水分が入って水蒸気で曇ったり、サビに繋がったりするのが困り物。正確にはライトのレンズ類というのは密閉にはなっておらず水抜き穴があったりするのですが、少なくとも直接雨の水滴が入っていくようなら問題です。

つゆだくもサビによる接触不良が発生している箇所があって、過去に2回ぐらい端子をサンドペーパーがけしたりして接点を復活させています。

ローバーミニ:テールライトの光量は小さい。そして不点灯の修理。

でも以前このガスケットがちょっと切れかかっていることに気づいたので、他の諸々の部品をネットで注文したついでにこのガスケットも注文をしておきました。

ガスケットの交換作業は簡単。ガスケットの位置決めをするのに両面テープを使った方がベターだと思う。

作業としては説明するほどのこともないんですが、まずプラス(ポジ)ドライバーでレンズのネジを3本外します。ネジ山をなめやすいのでしっかりボディ側に押し付けながら回すのと、ドライバーの先でレンズを傷つけないように注意です。

ローバーミニのテールライトランプパッキン交換

レンズを地面に落とさないように気をつけて外したら、テールライトの土台についている黒いスポンジのガスケットを外します。接着剤が塗りたくられてない限りは簡単に外れるはず。こちら側は切れてはないですがよれてますし、潰れきっています。

ローバーミニのテールライトレンズガスケット交換

そしたら新しいガスケット。購入時点ではこんな感じに、なんというか中の塗りつぶし部分もスポンジが入っていました。使うのはこの枠部分だけです。

ローバーミニのテールライトランプパッキン交換

でもこれ取っておけば次回ガスケットは買わずに、薄いウレタンスポンジシート買ってきてこの塗りつぶし部分のスポンジを型にして自分で切り出せばいいのでは?とケチくさいことを考えてしまいますが、お値段を考えると買った方が楽かも・・・。

  • 3色テールランプ用レンズガスケット:¥870 × 2枚 = ¥1,740

新しいガスケットを取り付けるのですが、まずは向きに注意です。表裏があって、指で差している2箇所の切れ込みが車体の外側です。

ローバーミニのテールライトレンズガスケット交換

それとガスケットがちょっと小さい部分があります。そうするとレンズで挟み込む時にずれやすいのと、変な挟み方をすると隙間ができるor切れる可能性もあるためここでちょっと工夫します。瞬間接着剤でも薄い両面テープでもいいのですが、ガスケットの4隅に小さくつけて土台に仮固定できるようにします。それでもズレるなら6点止めに。次回交換する際に綺麗に剥がすことを考えると両面テープがいいかなと思います。

ローバーミニのテールライトレンズガスケット交換

これで良い感じに位置が決まったらレンズを上から取り付けて交換作業は完了です。絵的には最初の画像と変わらないですね。笑 消耗品なので交換するときは左右両方とも交換しておいた方がベターですね。