パナメーラ:さあ気合入れてDIYで天井内装を張り替える。~天井取り付け完成編~

長い記事になってきましたが、世の中に、いやJapanには天井の内装をアルカンターラにDIYで張り替える人間が少ないのか、そしてそれをブログに記録する人間はもっと少ないのか、まったくもってヒントがありません。

なのでニッチ路線をまっしぐらな本ブログとしては、長くなってもなるべく丁寧に解説をしていきたいと思います。笑

前回までには苦労してようやくアルカンターラ貼りを完了させました。なので今回はサクッと車体に戻していきたいと思います(そんな簡単ではないが戻すのが一番早かった)。

パナメーラ:さあ気合入れてDIYで天井内装を張り替える。~アルカンターラ貼り後編~
前回に引き続きアルカンターラの貼り付け室内作業。1枚で貼れないことがわかって色々な切り貼りを余儀なくされてきています。 ...つづく

■いきなり最大の難関。パネルは簡単に室内に入らない。

出すときも最大に苦労しましたが、同じく苦労するのがパネルを室内に入れるところ。組み上がったクルマにおいては最大の開口部がリヤゲートで、ただしそこからでもパネルを出すには全体をたわませて無理やり出すしかない状況。

なので入れるときもかなり無理やりパネルに力を加え、少しずつ引っ掛かりを通しながら、なるべく引きずらないようにしながら室内に押し込みます。

ということでようやく押し込めたのがこちら。もちろんリヤシートは倒しているのですが、フロントのシートも背もたれを低くしておかないと作業できないので注意。ここから室内に入って、肩と頭で天井パネルを持ち上げ支えつつ作業します。笑

■最初にAピラーを合わせてフロントを天井に固定する。

手順を間違えるとやり直しになるので、今回はまず外しかけのAピラーに天井パネルを差し込んで合わせつつ、パナメーラにおいてはまずフロントのオーバーヘッドコンソールをボルトで固定します。フロントはサンシェードで後からボルト固定をするため、それらの取り付け前はAピラーとオーバーヘッドコンソールしか固定箇所がありません。

写真とか撮ってる余裕ないですね。笑

天井のパネルについては、ピラー接続箇所はピラー側のパネルでつなぎ目が隠れるように、それ以外のサイドはウェザーストリップに隠れるようになっています。なのでピラー裏に隠れるようにパネルを差し込む必要があります。

フロントが固定できたら、続いてリヤにいきます。こんな感じで重たいパネルはぶら下がってしまっているので、黒い棒(先端が天井に刺さって固定されるようになっている)を差し込みつつ、Cピラーの裏側にパネルを回します。

けっこう無理やり押し込みましたが、Cピラーの裏にパネルの端を入れました。これで天井がいったん落ちてこなくなります。

前の画像に写っていた、リヤゲート近くに強力なマジックテープを天井に押しつけたら後端は完了。マジックテープがくっついたのは押した感触でわかります。そしたらウェザーストリップの間にパネルを隠しておきましょう。

Cピラーやリヤゲート内は外した時と逆手順で戻していきます。上の画像でリヤシートの上に置かれているのがCピラーからリヤラゲッジルーム内側面に続くパネル。スピーカーのコネクターとか接続忘れないでください。。

■続いてサンルーフ周辺を天井に固定する。クリップを差し込む先が動くので差し込みづらい。

続いてサンルーフ周りを固定します。パネルにアルカンターラを貼った最後にクリップをパネル側に付け替えたと思いますが、それを天井に固定していきます。

これが多少の融通効くようにしているのか、天井側のクリップを受けるレールが固定されておらずにガタガタ動くようになっています。なのでパネルを天井に向かって押し付けるだけでは固定されないことがあります。

なのでこんな感じでルーフのガラスとパネルの隙間にも手を突っ込んで、固定するレールとパネルを挟むようにしてクリップを差し込みます。

こんな感じですね。もちろんただパネルを押してみてパチンと固定される箇所はそれでOKで、固定されなかった箇所はこんなふうに対応します。これでルーフはしっかりと固定されました。

もはや画像もないですが、Bピラーも外した時と逆の手順で取り付けをします。

■ようやくここまできた!最後に外していたルーフの部品を取り付ける。

最後にオーバーヘッドコンソール、サンシェード、各ルーフハンドル、リヤシートの読書灯を戻していきます。

せっかく外したので、このタイミングでオーバーヘッドコンソールは電球から白色LEDに入れ替え。プラスとマイナスがわからないので電圧計を当てて間違えないように接続します。上の画像でつまんでいる部品の先に電球をつけることになりますね。

そして忘れずにコネクターを接続。結構複雑で、オーバーヘッドコンソールだけで3つのコネクターを接続する必要があります。

そして忘れてはならないのが、この時点でルーフ周りの全ボタンを押して動作確認をすること。コネクターを外して接続するだけではありますが、接触不良などがあると組み上げた後やり直しの手間が大きいので、動作確認をしながら戻していきましょう。

バニティミラーも同様です。ちゃんと明かりがつきますね。これもLEDに変えることはできるのですが、まぁちょっと劣後かな・・・使わないし・・・

LEDに変えたオーバーヘッドコンソール。めっちゃ明るいですね。ホワイト系の内装はやはり白色系のライトが美しさを際立たせます。

実物を見ると、明るいLEDに変えたことで灯を拡散させる半円のパネルには明るさのムラが出てしまいました。元々の電球だと均一に光っているふうに見えていたのですが仕方ないですね。

■ようやく完成したがやっちまった!!アルカンターラはオフホワイトではなくアイボリーを選ぶべきだった・・・

ようやく作業が完了したのですが、やはりアルカンターラ生地の選択を間違った模様・・・

ベージュっぽいホワイトをアイボリー、グレーっぽいホワイトをオフホワイトと呼びますが、僕はここでオフホワイトを購入してしまいました。でも実際はアイボリーを買うべきだったようで、実際の色の違いが以下。(サンルーフのシェードも生地が浮いてきている・・・)

結構色違いますね。。買った時点で買い直すべきだったか・・・

こんな感じでトーンの違いが出てしまいました。乗って運転していると気になりづらいのですが、こうして天井を見上げると目立ちます。。

いずれ元気が湧いた時にまた貼り直す可能性はありますが、今はいったんこれで終了。ボロボロになったスポンジで車内はゴミだらけなので掃除をしていきましょうか・・・

カスは掃除機であらかた綺麗になります。ちなみにリヤラゲッジルーム内のとのカバーとリヤシェードを兼ねたバーは取り外しをしていましたが、再度取り付けています。この時接触不良で電動サンシェードが動かなくなることがあるので、動作確認しておきましょう。

結構困るのがカーペットの糸くず。これが絡まっているので掃除機では取れません。なので濡れた布でかき集めるように擦ると上の画像のように糸くずが集まります。これをつまんで捨てると綺麗になりますね。

洋服のアウターでもそうですが、良い生地であっても糸くずが汚いと古ぼけたりチープに見えるもの。なのでこういった手入れはたまにやってあげましょう。

めちゃクソ長くなりましたが、大変なパナメーラの天井パネル張り替えは完了です。色はかなりの後悔が残りますが、作業や仕上がりに関してはまずまずというところで、30-40万円の節約になったと思えば自身でDIYしてよかったと言えるでしょう。もちろん自分でやってもコストはかかりますが、アルカンターラとスプレーのりで1万円ぐらいで済みました!