フェラーリ:まさかの599GTBフィオラノはどーよ!?V12フェラーリの見積もりをとってみる。~レアな認定中古車編~

最新のV12フェラーリと言えば812スーパーファスト。自分でスーパーファストとか言っちゃえるのはフェラーリ様ですね。その次のモデル名前どーすんの・・・とか思ったりしますがそれは庶民の杞憂でしょう。

1世代前のV12フェラーリはF12ベルリネッタですね。こちらは安くても中古で¥2,300万以上は必要だと思います。平均的にみると¥2,600万ぐらいでしょうか。お高い・・・

(前回までのフェラーリ購入検討の記事はこちら)

フェラーリ:やはり人生1度は跳ね馬に乗るべきだと思う。F430かテスタロッサはどうよ。
僕が胸の内に秘めてきた恋心。基本的に内気な僕ですがここでは熱く語っていきたいと思います。これまでは言葉を交わしたことのない憧れの...つづく

■V12フラッグシップフェラーリを手にするということ。

812スーパーファストはめちゃめちゃかっこいいですが、めちゃめちゃ高いです。で、F12ベルリネッタはかっこいいのですが、僕がデザインとして好みなのはどちらかと言えば599GTBフィオラノ。日本のモデル名としてはGTBもフィオラノもつかない”599″という名称ですが、本来フィオラノという美しいイタリアの地方名を持ったV12フェラーリです。

世代としては2世代前、つまりF12ベルリネッタの前なので基本的に新車から10年以上経っているV12フェラーリということになります。恐ろしい・・・笑

ただし価格はグッと下がってきます。下がってもまだめちゃめちゃ高くて、¥1,500万はみておいた方がいいのですが、6リッターV12 NA 620馬力のフェラーリフラッグシップを手にできるとすればなんと魅力的な価格なんだと思ってしまうのはトチ狂っている僕だけでしょうか。

フェラーリのフラッグシップはV12 FRですが、実際に人気なのはV8ミッドシップモデルですね。ザ・スーパーカー然としたフォルムとミッドシップの魅力を備えたV8フェラーリはむしろ予算によらず積極的に選択される傾向にあると思います。そして「これほど値下がらないのか・・・」というのもV8フェラーリですね。

以前書いた通り、僕もV8フェラーリが大好きです。低くて俊敏なV8フェラーリはまさに誰しもが憧れるものですね。デザインとしては曲線を主体としたF430が好みで、フェラーリを買うなら(②かもしれない相場価格の意味も含めて)F430か599が主力候補として考えています。

■MTのクルマが欲しいが、もう世の中にはMTの選択肢が少ない。そしてセミATのクラッチ交換費用の恐怖。

僕は高出力のクルマにMTの組み合わせで扱い切れるとは思っていないのですが、公道で踏み切れるものでもないわけですし、最高のエンジンをMTでダイレクトに乗りたいという思いがあります。ただフェラーリを選択するとF430と599が最後のMTモデル世代で、実際のところこれらの世代でMTはほぼ存在せずもやはプレミア価格なので手が届きません(599のMTはオークションで¥8,200万ついたとか・・・)。

となるとセミAT一択になってしまうのですが、やはりスーパーカーで心配になるのが維持費。セミATはクラッチ摩耗による交換が付き纏い、そしてその作業はミッションを下ろすこともあって80万だか100万だかの費用がかかります。めっちゃかかります。なのでこういったクルマの中古車情報にはクラッチ残がどれぐらいという情報が載っていたりするわけです。

これがF12ベルリネッタ、そして458イタリアの世代になるとDCT、つまりツインクラッチになり構造上クラッチ交換頻度がグッと下がります。つまり維持費の痛いところが減ったフェラーリなわけです。

新車で乗り継ぐオーナーには気にならないのかもしれませんが、中古で一か八かの気持ちでフェラーリに乗る人間たちからするとこのクラッチから解放される差は結構大きい気がします。クラッチが減っていくことを気にしすぎて普段乗る時も渋滞に巻き込まれないような時間しか走らなかったり、坂道発進で異常に気を使ったりすることで”乗るのが億劫になる”のは大きな心理障壁ですね。

■そして怖いのは見えている消耗品交換よりも、突然の故障。理想は認定中古車で1年保証か。

とはいえどんなフェラーリもイタリア車ですし、壊れたら異常な修理費用がかかると思います。ポルシェ乗りの僕からしても、おそらくその維持費用は全く違うのだろうということが予測できます。。むしろポルシェはべらぼうな額がかからないとても合理的なクルマというのもあります。

そして購入しようとしているクルマは10年落ちなわけです。カジノでRed or Blackに全額チップを積む程度には勝負な感じがします。ほとんど乗ってないのに故障によってとんでもない金額がかかるリスクも高い。こればっかりは買ってみないとわからないし、個体によるというのが事実かもしれません。

でも僕の経験則からすると、めぇ(パナメーラS)もじょんじょん(ミニF56 JCW)も認定中古で1年保証をつけて購入し、その保証期間内にトラブルが起きているわけです。とするとやっぱりオーナーが変わって1年以内には一定の”膿み”が出るのではないかというのが僕の考え。

でもこんなエキゾチックカーに保証をつけて販売するリスクテイカーは普通いないわけです(ついていても1ヶ月1000km)。それはみんな何かしらトラブルが発生する可能性が高いと思っているからに決まってるでしょ。笑

しかし今回出物が現れました。静岡ですが、なんと正規ディーラーで認定中古車として売りに出された個体が出たのです。年式の古いフェラーリが正規ディーラーから認定中古として出ることは珍しく、しかし認定中古なので1年保証つき。これはめっちゃありがたい。個体として経歴のクリーンさも、納車時の整備品質も保証されているわけです。

これはもう巡ってこないチャンスなのかもしれません。なので思わず問い合わせをしてみることに・・・

フェラーリ:まさかの599GTBフィオラノはどーよ!?V12フェラーリの見積もりをとってみる。~上品なホワイト×レッドの車体を眺める編~
さて、とうとう見積もりを取って(電話ですが)商談でリアルなフェラーリを堪能していきたいと思います。結構珍しい、年式が経っているの...つづく