フェラーリ:やはり人生1度は跳ね馬に乗るべきだと思う。F430かテスタロッサはどうよ。

僕が胸の内に秘めてきた恋心。基本的に内気な僕ですがここでは熱く語っていきたいと思います。これまでは言葉を交わしたことのない憧れの先輩、学校でも一際輝く赤馬(白馬ではない)の王子様的な存在、フェラーリです。

もう誰しもが恋する圧倒的な存在感と、その一方で到底手の届かない、自分のものになる光景など想像することもはばかられる、それがフェラーリ。ちなみにこのブログを書いているのは女子高生ではなく2児の父です。笑

■What’s your king of super car?

僕はスーパーカー世代ではありません。このブログを読んで頂いている方々は僕が何歳ぐらいだと思っているのかわかりませんが、僕はバブルが弾けて鬱々としているぐらいに幼少期を過ごしています。ポケモンで言うと初代な世代です。笑

そんな僕にもking of super carがあります。それはフェラーリF40。僕の中でスーパーカーと言えば美しい曲線で構成されたボディではなく、ペラペラに薄く、平面とエッジが効いたボディ、そして巨大なウィングを持つF40でした。

今はもう見ないエポック社のスロットルカー。父が買って一緒に遊んでくれたそのマシンの中にはF1が2台と70スープラのGTモデル、そしてF40がありました。F1の車種やスープラがなんであるか、それを認識するのはずっと後ですが、圧倒的に気に入っていたのはフェラーリF40。いつそれを覚えたのかわからないぐらい昔からそれを知っていました。ちなみにこのスロットルカーキットと、もちろんF40はいまだに僕の手元にあります。大事に遊んだ自分と、大事に保管してくれいていた父に感謝です。もちろん完動します。

そしてフェラーリと言えばいまだにこれなのです。もちろん時価1億を超える実車のF40なんぞ到底手が出ませんが、今も昔も僕が憧れるスーパーカーはこれなのです。

■一方で曲線で構成されたF360にも想いがある。

やがて幼少期の僕はミニ四駆(フルカウルのレッツ&ゴー世代)を経てRCカー(本格的なラジコン)に至ります。中学に入ったぐらいでしょうか。当時世の中の全男子はミニ四駆までやっていましたが、RCカーまで手を出すカーガイはほとんどいませんでした。

こういったモノをいつも先に始めるのは父。そしてもちろんその魅力に取り憑かれた僕は”自分のお年玉と、学校の定期テストで良い点を取ったらカンパしてもらう”という条件で、初めてのMyフェラーリを手にします。それがTAMIYA製TA04バスタブシャシーの初モデルであったF360モデナです。当時はミニ四駆ばかりで実車の知識などほとんどなく、F360を見てこれがフェラーリかと思ったらものです。

ミニ四駆ではボディの鮮やかなカラーリング、そして模様を入れることでドレスアップにもこだわってきました。派手な多色づかいのカラーリングでもまとまりよく仕上げるコテコテ感がカッコ良かったミニ四駆。なのにその次に購入したフェラーリF360で選んだのはシンプルな真っ赤。

今思えばそこで真っ赤な単色を選び、ステッカーもほとんど貼らなかったのはフェラーリという美しさへの敬意だったと言えます。(そのとき父のR33 GT-Rはカッコ良くガルフトーンで塗り分け、さらにレイブリックNSXもツートンにステッカーだらけでカッコよかった)

こんな経緯があって、僕の中でフェラーリ像を作ったのはF40とF360モデナなのです。

■でもF40の血脈を汲んだテスタロッサの美しさは異常。手に入れるなら最後のタイミングか。

F40のデザイントーンを辿ればF355が王道かもしれません。でも僕はテスタロッサの方が欲しいなと思います。The真四角フェラーリです。無茶苦茶な幅と低さ、これは良いとか悪いとかバランスとかを超えたエクストリームさがあります。僕の個人的な所感ですが、テスタロッサより後のモデルではエクストリームさでランボルギーニの方が勝ると感じています(F50→エンツォ→ラフェラーリなど限定モノは除きます)。

でも基本的に僕は美しい曲線を持つクルマが好みです。テスタロッサまでのフェラーリや、ランボルギーニの直線的なデザインは美しいですが僕の好みではないのだとも認識しています。幼少期から根付いた圧倒的な憧れがあるだけです。

クルマと女性は曲線のアートです。これは常人に理解されないし僕の変態性を象徴するのですが、これは僕の真理です。笑 だから曲線で構成されるポルシェは”エロい”わけです。美しい。そしてまた曲線の美しさを強調したフェラーリが僕の中でF360、F430。そしてF430は僕の原点であるラジコンのF360をよりシャープにしたデザインであり、フェラーリというブランドと過去の僕に根付いたステレオタイプを取り除けば、BEST BUYな1台と言えるかもしれません。

曲線で構成される美しいフェラーリF430、そして僕の中で一番F40に近いテスタロッサ。どちらも美しい。でも僕の中で美しさの方向性が違う。F430は女性的であってテスタは男性的なのです。いやー僕の頭はオカシイ。笑

■クルマは購入するのに計画性が必要。後でも手に入るクルマより、今しか乗れないクルマを選ぶ?

そしてテスタロッサはバブル時代の車、既に価格は高騰傾向にあります。近年のクラシックカーの高騰を考えれば、所有できるタイミングは今しかないのかもしれません。今後ガソリンエンジンからEVに切り替わっていく流れは変えられないのかもしれません。車の歴史は100年程度、そして100年間ガソリンエンジンでやってきて100年ぶりの変化です。自動車業界が変わるのかも。

F430はまだマーケットに台数があります。だとすれば今台数も少なくなってきたテスタロッサを手に入れるのが最後のチャンスなのでは?もしくは既に高騰してきているのでキツイ?

欲しいクルマは何台もありますが、社会情勢や購入売却時の相場まで含めて購入順を検討していきたいと思います。