ローバーミニ:マフラー替えようかなと思ってきた。理由は最低地上高を上げてパレット駐車場に入りたいから。

今回はローバーミニの困りどころである”車高が低い”ことについて、実際に普段使いするうえでぶつかる壁と、その改善策について書いていきます。

先日じょんじょん(うちのF56ミニJCW)を売却しようと思っていると書いた通り、このところ普段の移動で使っているのはほぼつゆだく(ローバーミニ)です。コロナということもあって用事があって出かける時も、出社のように長時間駐車しておく必要がなければクルマで出かけています。

中でも都心部に向かう場合は大きなビルの地下駐車場に停めることも多く、駐車場によっては2段のパレット式になっていることがあります。感覚ですが、オフィスビルの地下駐車場に多いかもしれません(商業施設には基本的にない)。そこで困るのが最低地上高で、ローバーミニはラリーをやってたくせに最低地上高が低く、パレットの中央にある段差(突起)にマフラーがぶつかってしまうのですね。

基本的にパレット形式のパーキングでは断られがち。

なのでローバーミニはパレットのパーキングに行くと断れることが多いです。なのでもはや僕はパレットパーキングにトライすらしません。重ステでUターンして戻ることになったりすると辛いのでね。

ただし入った瞬間に断られるのはタワーパーキングのときのみです。タワーパーキングというのはエレベーター内にあるパレットにクルマを停めると、エレベーター内でクルマがどこかに収納されていく形式のことです。これは隣に誰かが駐車してぶつけられたりするリスクもなく、クルマにとって安心して預けられるかなり良い形式だと思っています。

ローバーミニ

でも一方で最低地上高(つまりは車高)の低いクルマや、サイズが大きなクルマは収納できないことが多いという欠点があります。高級車がガンガン停まるところで、わりと新しいタワーパーキングだとパレットが広くて大きな車が入ったり、パレットが平面(車体中央部分に突起がない)だったりしてどんなクルマでも停めることができるのですがあまり見かけないですね。東京都内だとミッドタウンの駐車場なんかがコレでした。

一方で困ってしまうのが地下駐車場でパレットがあるところ。タワーパーキングだと必ずエレベーターに乗せるところに係員がいるので、停められない時はその場で断られます。でも地下駐車場だと、平面駐車スペースとパレット式駐車スペースが混在していることも多く、しかも係員はいないので”入って行ってみないとわからない”のですね。しかも混在式だとだいたい平面駐車場から埋まっていくので、”空車”と表示されていても入って行ったらパレットしか空いてなかったなんてことも。

地下駐車場で平面とパレットが混在する場合が厄介。

なんでパレットって左右の車輪の間が出っ張ってるんですかね。いらねーじゃん。笑

つゆだく(ローバーミニ)で問題になるのはこのパレット中央の出っ張りにマフラーのパイプ類がぶつかってしまうことです。最近はこの突起がかなり低いパレットもありますが、古いほど高さがあるという印象ですね。ちなみに屋外平置きのコインパーキングも、地面に設置されているロック板の付け根がデカいものだとマフラーが当たることがあります。これも油断せずに気をつけましょう。

ローダウンミニなら仕方ないと思うのですが、うちのつゆだくはしっかりと車高を確保しています。これ以上車高を上げると不格好でおかしいので、あとはマフラー、というか正確には触媒あたりの高さを上げるありません。車体裏を覗き込んだ時に純正マフラーだとあまりに車体裏から出っ張っています。最近のクルマだと車体裏のフレームから?このパイプ類がはみ出してはいけないらしく、車体裏がパイプに沿ってくぼむような設計になっています。

ローバーミニ

ローバーミニでできることはマフラー交換です。この最低地上高に配慮し、触媒などがより薄い設計になっているものがあります。これをつけると車体の車高は変わらなくても最低地上高が上がるというわけですね。実際に使ったことはないのでどれぐらい最低地上高が上がるのかわかりませんが、結構改善するならパレット駐車場に入れるようになる気がしています(あとちょっとのところで擦ることが多い気がする)。もしそうであればマフラー交換もアリですね。いっそのことアメリカでやりそうなボンネットから上方排気にしてしまえば車体裏にパイプが一切無くなりますね。笑

マフラー周りをぶつけると後々結構な問題になりやすい。排ガス漏れとか車検が通らないことも。

ちなみにこのマフラーをぶつけると何が困るかというと、もちろん破損すると車検に通りません。破損をしなくても、力がかかったことによってパイプの接続部分がズレて排ガスが漏れることがあります。僕は以前雪解け途中の轍を走った時に、道の中心で盛り上がった雪(というか氷)で腹を擦ってしまって排ガス漏れを起こしました。

ガスケット部分に隙間ができちゃったぐらいでめちゃくちゃ漏れていたわけではないのですが、それでも低回転での加速、つまり信号からの走り出しが体感できるほど悪くなりました。背圧が低いことによる低回転のトルク低下ってやつです。僕は走行系ドノーマルを貫いてますので純正マフラーですが「もしスポーツマフラーに替えたら低速はこんな感じなのかな」って思ってしまいました。もちろん製品によって程度はありますが、”走り”に関して言うと4人乗って街乗りメインの僕には純正マフラーが最適な気がします。特にATだと加速時に低ギヤ高回転で引っ張れませんので(やれるけどミッションに負担がかかるので滅多にやらない)。これまで交換を躊躇ってきたのはこれが理由です。

ローバーミニのフロア下

それと排ガス漏れを起こしやすい箇所はエンジンルームのエギゾースとパイプとダウンパイプ接続部分で、漏れた排ガスがちょっとずつ室内に入ってきて「なんか排ガス臭くない?」という状態になります。健康に悪いですし、悪化すると気持ち悪くなります。。

ということで世の中にはパイプ周りを薄くする(ことを兼ねたパフォーマンス向上パーツ)マフラーがちょこちょこあるみたいです。まぁ単純にマフラー単体で替えて良い音すると、同じように走っていても気持ちいいというのも事実でしょう。でも排気側を太くするなら吸気側も弄らないと大きな効果はないでしょうし、さらにはエンジン本体もハイカムにした方が良いんでしょうね。結局のところは空気が入ってガソリンと混ざって爆発し出ていく、その一連の流れでチューニングをしていかないと速くはならないので、チューニングするならしっかりと投資すべき。だからこそここまでドノーマルを貫いてきているのですが、これでちょっと音が良くなってパレットに入る便利さが手に入るなら、、、それはそれで良いのかもしれません。