いやーミニのディーラーっておされですよね。まず行って出してもらえるお茶がおしゃれ。笑 何ですかこの和陶器をレザーで包んだようなデザインは。売ってたら買ってしまいそうです。コースターも良い感じでブランドの擦り込みが上手だなーと思います。
さて、前回の新型ミニクロスオーバーの試乗に続いてミニクラブマンの試乗です。これは営業さんのご厚意によって「クラブマンも乗ってみます?」と言って頂けたことから急遽試乗できることに。
前回のミニ・ニュークロスオーバーの試乗記事はこちらです。
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例えば、
・家族で乗る
・普段から荷物をたくさん載せる
といった用途でミニの購入を検討している人であれば、積載性に優れるクロスオーバー、クラブマンという2台は比較検討することになるのではないでしょうか。スノボに行ったりする人であればクロスオーバーかもしれないですし、高級感を求めるのであればクラブマンという選択かもしれません。まぁ日本に限って言えばガチンコオフローダーでないと行けないような場所はあまりないので、好みの問題とも言えます。
ちなみにミニはご家族を納得させるための5 Doorもありますよ。
■グレード・価格
まずはグレードです。詳細な装備やスペックは色々なサイトに記載があるので割愛しますが、バリエーションは豊富ですね。
・One 290万~
・Cooper 344万~
・Cooper D 364万~
・Cooper S 394万~
・Cooper SD 410万~
・Cooper S ALL4 416万~
・John Cooper Works 500万~
Oneだけとても安い(と言っても国産車と比較すると高い)ので装備をかなり抑えているのかもしれません。
まずJohn Cooper Worksの設定があるのがいいですね。予算を無視すれば断然John Cooper Worksが欲しいと思います。ただ冷静に見ると500万から。ちょこっとオプション乗っけて諸費用で600万くらいになるのでしょうか。そう思うとかなりの高級車ですよね。
現実的に考えるとCooperかCooper S。個人的な好みとして、ディーゼルは実用性が高くともガラガラというエンジン音から選択肢に入れませんでした。東京はめったに雪が降らないですし、雪が降る日は基本的に車に乗らないのでALL4でなくてもOKです。3Doorなんかを見ていると、装備・価格・リセールのバランスが最も優れているのはCooper Sなので、(できれば速い車がいいという気持ちも含めて)そのあたりがねらい目なのでしょうか。
Cooper→Cooper Sで+50万、Cooper S→JCWで+106万だと考えると、乗り比べてみて価格差とスペック・装備で落としどころを決めるのが良さそうです。グレードを選択するときは絶対評価よりも相対評価で考えたほうが後で後悔もないと思います。(Cooperで良いと思ったけど欲しいオプションたくさん載せたら結果としてCooper Sの方がお得になることもある)
今回試乗させて頂いたのはCooperです。
でも写真に写っているのは展示されていたJCW。やっぱり見ちゃうと気持ちは一気にJCWいっちゃいますね。めっちゃかっこいい。配色も僕の好みです。
紺のボディにブラックのホイール。そしてレッドキャリパー。大人のスポーツカーですよ。しかしミニは選べるカラーにソリッドカラー(非メタリック)が多く、これはとっても憧れるのですが傷がめっちゃ目立ちます。。展示車両もかなり洗車傷が見受けられますが、これが室内保管でピッカピカだったらとてもうつくしいですね!
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■乗った感じの加速感
まずストレスは感じません。上のグレードの存在を知らなければCooperでも良いと思ってしまうぐらいです。もちろん一般道で軽く踏み込んだ程度なので、高速域での中間加速等はガッツリターボチューンされている上位グレードと差が出るかもしれません。
上り坂でも車体の重さは感じなかったので、オシャレに乗りたい人ならCooperで十分かもしれませんね。
■乗り心地
クラブマンは高級車路線だと思っていますが、ミニの遺伝子として足回りはスポーティです。これはミニに乗りたい人の趣向だと思っていますので問題なし。交差点を曲がるときに車体が大きくロールすることもないですし、加速時にふらつくこともそれほどありません。
ただ高級車に乗りたい方からすると、少しロードノイズは拾いますのでお気を付けください。コンクリ荒目の舗装路ですとタイヤが地面を転がっている微振動はわかります。個人的な指標で参考になりませんが、ビルシュタインに換装しているぽすけ(ケイマンS)と同じぐらいでしょうか。
僕が仮にクラブマンを購入する場合、車の性格からめぇ子(パナメーラS)と入れ替えになりますので、どうしてもそれとの比較になってしまうんです。そうなるとやはりエアサスのパナメーラは水に浮かんでいるような、多少の路面ギャップは滑るようにヌルリと乗り越える乗り心地の良さがあります(助手席の人間が寝るのが早い。笑)。このへんは好みと言えます。
クラブマンはブレーキを踏んで前に大きくのめったり、コーナーでロールが大きくて外によれたりしないので、個人的には好みです。
■おしゃれなインテリア
今回試乗したCooperはオプションでCooper Sのレザーシートが乗っています(この辺が試乗車のわかりづらいところ。しっかりチェックしないと買った後で思ってたのと違うことになる)。Cooperではベンチっぽい広々とした雰囲気のシート、Cooper Sでは包み込むようなスポーティなシートになるそうです。
そしてこのCooper Sのシートが抜群に良かったです!固さもちょうどよく、何より形状が日本人にとても合います。それを感じたのはシートのサイド面、つまり肩から下の横脇腹を包み込んでくれる部分です。(ちなみに僕は身長173cmと標準)
正直ポルシェのシートはドイツ人に合っているのか、サイドの体を包む部分が高いんです。つまり肩まで変に支えられてしまい、肩を前にすぼめるような体勢で運転することになります。これがスポーツ走行ならいいのかもしれませんが、長距離走ると肩や首が凝るんですよねー。。ケイマンはセミバケットシートっぽいから仕方ないとして、パナメーラも若干包み込んでくれるものの、肩はすぼめる感があります。寝るには安定するのかもしれません。笑
ちょっと写真がなくて申し訳ないのですが、センターコンソールあたりはデザイン・質感共にクロスオーバーとおんなじ感じ。プラスティック面の大きいコンソールは好みが分かれるところですね。あとレザーがツートンだったり、パネルにグロスブラックを使っているところは高級感があります。
また、クラブマンの特徴である観音開きテールゲート。これは観音開きになっていることでリアガラスの真ん中に縦にフレームが入ります。つまりバックミラーの視界は若干さえぎられるということです。ただ運転してみた感じでは視界がすごく狭くなる感じではないですし、すぐに慣れることができそうなレベルです。
あ、ナビはやはりクロスオーバーが1世代新しいようで、試乗したクラブマンはスマホのようなタッチスクロールはできませんでした。
■総評
総評ってほどでもないんですが、思っていたよりも好きだったという印象です。
正直乗ってみる前は、3Doorハッチバックのコンパクトでスポーティな感じがスポイルされていたり、大きくなった分重さを感じたりするのかと思っていました。でも実際はそんなこともなく、一回り大きくて荷物が乗るいつものミニという感覚です。3Doorのホットハッチに乗りたいけど家族のことを思ってクラブマンにする、と言っても全く妥協ではないでしょう。
あとお値段・・・お値段ね。お高め。笑
偉そうにすんません。
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