ミニパナメーラ:クルマ的には最悪の季節。まとめて洗車だ。

桜が綺麗な春ですが、毎年クルマにとってはしんどい季節ですね。花粉と砂埃がボディに乗るだけで塗装を痛めますし、僕のようにカバーをかけている場合はさらにそれらがカバーとボディの間でサンドペーパーと化すので、微細な傷がボディに入ります。これは屋内保管でないと避けられないことなので、洗車を含めたメンテナンスをこまめに行うことでダメージを最小化する努力をします。

ローバーミニ:久しぶりの洗車と非硬化型コーティング剤の良し悪しを比較。
通勤で毎日乗らなくなってから、さすがに洗車の頻度が落ちましたね。寒すぎてやる気が起きないという別の原因もあります。笑 今回はだいた...つづく

風が強く、乗らずに置いておいてもかなりの砂埃が乗ってしまうので、この時期はひとまず洗車で砂埃を流してあげるしかないですね。

■外出自粛中はゆっくりと洗車でも。

コロナウィルスの影響で外出自粛中ですが、膝を抱えて座っていても気が滅入るばかりです。そんな時は普段なんやかんやで時間を割けていない自宅作業でもやりましょう。掃除をすれば気持ちもさっぱりしますし、いつもより丁寧に時間をかけて洗車するのも良いですね(自宅で洗車できない場合は悩ましいのかもしれませんが・・・)

ということで最近整備続きで油っぽいつゆだく(うちのローバーミニ)と、久しく乗っていないのに、ちょっとカバーを開けたら運悪く軽く雨に降られてマダラ模様になってしまっためぇ(パナメーラS)を2台共洗車しましょう。

カバーを開けてパッと見でそれほど汚れていないように見えても、薄く花粉や砂埃が積もっています。それが春の小雨に降られるとこうしてマダラ模様になります。まだ前回の洗車から1度しか乗っていないと思うのですが・・・

これが案外水で流す程度では落ちないですし、とはいえタオルでいきなり擦るとボディが傷まみれになるので注意が必要です。

■砂埃は撫で取ってからボディを洗う。

ここで徹底しているのは、普通に洗い始める前に表面の砂埃を撫で取ること。砂が噛んだままボディをタオルで摩擦するとサンドペーパー状態になるので、汚れは落ちても塗装が傷つきます。

なので普段よりバケツの水は多め、洗剤も泡立ちを強くするためにやや多めです。このモフモフの泡をタオルに多めにつけて、タオルの2隅をつまんでボディ表面を撫で(引きずり)ます。タオルの自重だけで表面を撫でる、これがボディへの最小限の摩擦で砂埃を除去する方法かなと思っています。

それと合わせて、50cm四方を撫でるたびにしっかりとバケツの中でタオルをゆすいで、砂粒を水の中に落とします。バケツの底には砂が溜まるので、あまり水を混ぜないかつバケツの底にタオルが触れないようにします。これでボディパネルの砂埃を除去してから、再度洗剤をたっぷりつけて普段通り洗います(と言ってもほとんど力を入れないようにボディを撫でるだけ)。

■隙間にも砂埃は溜まりやすい。柔らかいブラシで掻き出す。

表面の細かい砂埃をタオルで洗うと、それらはパネルの継ぎ目や、モールの継ぎ目などの隙間に溜まりやすいです。なので(普段もやっていますが)ブラシで汚れを掻き出します。カーディティーリングショップでもブラシはかなり使われていますよ。

歯ブラシを使っていた時期もありましたが、結果として傷になることを確認したので使うのをやめました。コシがあるので汚れは落としやすいのですが、ボディに明確な傷が入る(光沢がなくなる)のであれば止めざるを得ません。と言ってもソリッドカラーのじょんじょん(うちのミニJCW)で初めて気づいたレベルの傷ですが(メタリックカラーだと気づかなかった)。

今使っているのは人の顔用のブラシ。オルビスかどこかの化粧品ブランドでオマケとしてついてきたフェイシャルブラシなのでかなり柔らかい毛質です。汚れを掻き出す能力は低いですが、だからと言ってゴシゴシ擦ったら傷になるのでNGです。そもそもこびりついて落ちづらくなる前にこまめに洗車し、その都度こうしてブラシでメンテしろということですね。。

■この時期はコーティングも気持ち厚めに施しておきたい。

ボディ表面が多少花粉で傷んでも、理論上はそれがコーティング層だったら汚れと一緒にコーティングを落としてしまって、再度コーティングすればいいはず。なので特にこの時期はいつもより洗車毎の非硬化型ガラスコーティングを厚めに塗っておきます。

厚塗りするとムラになりやすいのであまり美しくないのですが、非硬化型コーティングは何度か洗車していれば落ちるものなので、ムラはリカバリできると考えてこの時期は塗装保護を優先したいと思います。

ラッピングフィルム面は塗装より汚れが定着しやすいのですが(特に表面に凹凸があるマットやサテン)、それもこうして綺麗になりました。サテンホワイトの部分が若干汚れムラが見えるので、そろそろ9800番の研磨剤で磨こうかなと思います。

色々試しましたがラッピングフィルムは研磨してしまうのが一番シンプルになるという結論です。あまり研磨すると表面の色が落ちそうなので気をつけてください。

パナメーラの方もツヤツヤになりました。かけるカバーも地面につかないようにバサバサと砂埃を極力落としてからかけます。バサバサすると目に見えて分かるほど花粉と砂埃が舞うので花粉症の僕は鳥肌が立ちますね。笑

それと洗車・コーティングしたてだと、カバーが滑り落ちすぎてなかなかかけられません。片側をボディにかけようとすればずり落ち、ちょっとした風が吹けばずり落ち・・・コーティングのパワーを思い知らされます。

今回の洗車はつゆだく(ローバーミニ)が1.5時間、めぇ(パナメーラS)が2.5時間ですかね。ボディがでかいのもそうですが、やっぱりデカくてめちゃブレーキダストで汚れるホイールがある分だけ、パナメーラは時間がかかります・・・まぁさっぱりして僕の気分もすっきりしたので良しとしましょう!