コルベット:そう、実はコルベットが欲しかった。新型のデリバリーがスタートした今、C7はチャンスか!?~後編~

前回に引き続き、今更ながらC7コルベットのレビュー。

コルベット:そう、実はコルベットが欲しかった。新型のデリバリーがスタートした今、C7はチャンスか!?~前編~
ダウンサイジングターボ、プラグインハイブリット、そしてEV・・・ 世の中はどんどんゼロエミッションに近づいていってますよね...つづく

残念ながらタイミングが合わず試乗はできませんでしたが、今回はショールームでいつもより多くの写真を撮ってきたので紹介したいと思います。

■これで茶碗3杯米食える。美しい外装デザイン。

ということでここからは外装の画像をたっぷりと。ちなみにグレードはグランスポーツですが、Mitsuokaのアニバーサリーモデルでイエローのラインやリップスポイラーなど結構スポーティなオプションがついています。

まずはフロントマスク。よく見るとフロントグリル内の左右にカメラがついていますが、これは見通しの悪い路地などで左右から車や人が来ていないかモニターで見るためのもの。ロングノーズがゆえの装備ですが、こういう実用性の高さはアメリカ人の素晴らしいところですね。

筋肉質なボンネットラインがふつくしい・・・

ヘッドライトのアップ。ブラックインナーにキリッと縦長のデザインはマッスルカーなのに女性的ですらあると思います。横長のC8コルベットよりも、C7の顔が圧倒的にタイプなんですよねー。

フェンダーライン。コックピットに向かって下がっていくラインはもはや性的な興奮すら覚えるほど(ど変態)。ダッジヴァイパーと共に、このラインを持てるクルマは現代にはかなり少ないですね。

ルーフはダブルバブル。バブルとは本来ヘルメットのスペースを確保するための山だけあって、スポーツ感を醸し出すデザインですね。

そしてびっくりなのが、ルーフを外してタルガトップにできるということ。僕はボディの美しい流線形は損なわず、そしてハードトップに近いある程度の強度を保ちながらも空を楽しめるというタルガトップにめちゃ憧れています。

リヤフェンダー。曲線と直線が混ざったデザインでポルシェとは全く異なるテイストです。ドアハンドルが隠れたところにあるのもカッコいい。

ただフロントエンジンなのにこのエアインテークは何に使うんだろう・・・笑

このワイドフェンダーは必須ですね。スポーツカー然としています。

リヤビュー。独特のテールライトとワイドな押し出しで迫力がありますね。車体が低いのでテールライトの位置が高くても全く気になりません。むしろウェッジシェイプっぽさを強調します。

そしてこれ。4連ラッパのマフラーエンド。やりすぎでしょ!と思いますが、6.2リッターもの排気量を捌いているので納得のいく容量ですね。これが3リッターエンジンのスポーツカーだったら

「どうせ2本はフェイクの飾りだろ」

と思ってしまうところです。

テールウィングというかテールエンド。なんと直角に切り立っています。ここまでいくとダウンフォースもあるのでしょうが気流を乱さないの?と思ってしまいます。

テールライト。このライトとエアダクトがセットになったデザイン好きなんですよねー。僕は機能美が好きなんです。

リヤホイール。見るからに軽量そうなホイールとスリットローターはまさにスポーツカーといったところですが、「あれ?飾り用?」と思うようなツルッツルのタイヤサイドウォールは何ですかね・・・

あとは未舗装路まで見据えたアメ車だからなのか、ホイールハウスとタイヤの隙間は広すぎ・・・確かにサスペンションの稼働領域は広いですが、これはローダウンしないと満足できなくなるかも。

■内装は欧州車のような優雅さと美しさはないが、コックピット感は満載。

内装は必要な機能が揃っているがイタリアンスポーツのような優雅さはないかなーというところ。でもカーボンが使われていたり、合理的な仕様。

A80スープラを思い出すような”囲まれたコックピット感”があっていい感じですね。シートはガチガチに硬い印象はなく、座りやすいですね。

展示車両はATですが、マニュアルモデルが用意されているのも大きな魅力。無駄に大きなエンジンで、クラシックな伝統も引き継いだ設計、そして操る楽しさを重視してマニュアルが残っているのも良いところ。

2シーターですがリヤトランク内はわりと荷物が載りそうです。というのも外したタルガトップをリヤゲート内に収納できるのだから驚き。ポルシェケイマンほどではないですが、結構便利そうな2シーターですね。

分厚いサイドシル。しかも低く張り出したサイドスポイラーがさらに広さを強調してきます。

でも、でもですよ。何と乗り降りで足が降りるところはサイドスポイラーがえぐれてるんですよ!これで靴がスポイラーを蹴ってしまうこともなく、デザインも犠牲にしていない。荒いイメージのあるアメ車ですがこういう合理性が、普段乗る際にグイグイと突き刺さってきます。よく考えるなオイ。

■2年たった今でもやっぱり欲しいかも。理想はイエローかブラック。ちなみにディーラーは結構オシャレ。

実写を見に行って数年経ちますし、モデル自体も型落ちになってしまいました。でもこうして改めてブログを書いていると「買わない理由はないんじゃないか」と思えます。

カラーバリエーションはあまり多くありませんが、購入するならイエローかブラックですね。

イエローはアメ車っぽい感じでコルベットにすごく合いますが、一方でブラックのモンスターマシン感はすごい。夜の高速を走っていてバックミラーにこれほどの低いフォルムでブラックのクルマが走ってきたらすぐ左にウィンカーレバーを倒してしまいますね。

あとブラックだと好きな差し色を入れられる点は、カスタムのしがいがあります。

ちなみに初めてアメ車のディーラーに行ったのですが、子供に出してくれたカップといい、この手拭きといい、とってもアメリカっぽくてグアムを思い出しました。このラベンダーの厚手の手拭きシート、めちゃめちゃイイ匂いがするんですよね・・・笑