パナメーラ:自分でポルシェをユーザー車検に持ち込んでみる。~グレーだけどセーフだった箇所編~

さてユーザー車検によって無事に車検を超えた我が家のめぇ(パナメーラS)ですが、最後にクルマ愛好家、特にカスタム派が車検を通すにあたってグレーなポイントについて触れてみたいと思います。そんな攻めたものではないですが・・・笑

ただ規定はあるものの(例えばウィンカーが〇〇○mからみて判別できるとか)、実際にはそれを定量的に判断できないこともあって、結構検査員次第という感じもあります。もしかしたら目検でチェックして、怪しいと思ったら測定機器を持ってくるのかもしれません。

もちろんここで記載する内容は車をノーマルから変更しているものなので、今回の僕と同じように車検を通る保証はありませんが、一部の偏った人たちの参考になればと思います。笑

パナメーラ:自分でポルシェをユーザー車検に持ち込んでみる。~検査コース編~
最後に当日検査場での流れです。一番緊張するというか、引っかかるとすれば実写を検査コースに通すときですね。 検査コース自体は...つづく

■フロントナンバープレートの傾きは浅ければセーフ。

僕は結構やってしまうのですが、フロントナンバープレートの傾き。グローバルでみると日本のナンバープレートは高さがある分だけ面積が大きく見え、目立つというか、新車のオフィシャルフォトを見て感じた雰囲気を削ぐには十分な存在です。笑 なのでこのナンバープレートを傾けることで正面からの投影面積を少しでも小さくしたくなります。あとは地面に垂直な板がついていることの不自然な感覚も緩和できるように思っています。

パナメーラ:やはりナンバープレートの位置が耐えられない件。
世の中にはどうしても美しさを阻害するものがあります。美しい社寺で観光案内用に置かれているカラーコーンだったり、大自然の中に立って...つづく

欧州車に乗っていると横に細長いナンバープレートを前提としたデザインになっていることも多く、日本のナンバープレートがついているところを見るとガッカリしたり。特にポルシェのように低くて曲線の綺麗なノーズを持つデザインだとナンバープレートは出っ歯にしか見えません・・・笑

ということで僕はフロントナンバープレートをやや前傾姿勢にしてしまうことも多いのですが、これは車検で指摘されないのかちょっと疑問でした。これまでのクルマは車検に出すたびにいったん標準仕様にしていましたので。。笑

ケイマン:寂しいけど売却にあたっての部品取り外し作業。~ナンバー・カメラ編~
前回に引き続き、ぽすけ(ケイマンS)売却時に取り外したものの作業履歴です。今回はナンバープレートの傾きを戻すのと、サイドカメラ・バ...つづく

結論から言うとパナメーラは角度が浅いこともあって問題なく車検通過。指摘されたらすいませんを連呼しつつ手で引っ張れば垂直になるので、それで良いかと思っていたんですが、なんにも言われませんでした。

ちなみに角度がキツかったりすると遠くからの視認性を妨げますし、枠をつけたり折り曲げたりしているとマズイかもしれませんので、フロントは車検のたびに標準にするのがよいかもしれません。

■ライト類のスモーク。とりあえずテールが一番ハードル低い模様。

続いてライト類のスモークですが、これに関しては最近標準でスモークテールがあったりするので”カスタムなのか標準なのか”の判定が難しくなっているのかもしれません。ライト類について、要は”暗いと車検で落ちる”ということなので、スモークを濃くすると指摘を受けるのだと思います(実際結構走っていますけど)。

基本的にライト類は特定距離離れた状態で問題なく視認できること、といった基準なので安直に濃いスモークフィルムを貼れば遠方からの視認性は下がっていきます。特にフロントライトは目視だけでなく機械による診断もあるので厳しいかもしれません。

パナメーラ:テールライトにスモークフィルムを貼ってみる。
パナメーラは970世代(つまり初代)の後期型からテールライトがスモークっぽくなっています。後期以降のポルシェ車はテールライトがス...つづく

今回あまり参考にならないかもしませんが、僕は部分的にテールライトにスモークをかけていますが問題なく車検を通過しました。薄いスモークだということもあり単純に標準仕様だろうと思ったのかもしれません。

スモークフィルムは一般的にライトの全面に貼るものですが、僕のパナメーラの場合は非発光箇所やバックライトなど、気にならない場所を重点的に暗く、それ以外を浅くスモークをかけることで”全面的に見るとダークトーンに見えるが、実際のLEDの光を極力阻害しないように避けてスモークフィルムを貼っている”という状態にしています。

なので光量に大きな影響がなく、車検に引っかかることもありませんでした。ヘッドライト以外は検査員が近くで目で見て判定だったので、その人の感覚によるところが大きいかもしれませんが。。

■ルーフキャリアとルーフボックスは規定上もつけっぱなしで問題なし。

最後にルーフキャリア及びルーフボックス。これは結論から言うとルール上問題なし。

車体の長さや幅から載せているキャリア類がはみ出ていたり、ハイルーフ車の屋根にさらにめちゃめちゃ高さのあるものを載せているとNGですが、規定通りの装備であれば車検のたびにキャリアとボックスを取り外す必要はありません。

パナメーラ:THULEのルーフキャリアを装着する!~ルーフボックス編~
キャンプ直前の準備となってしまったため夜の暗い中での作業ではありますが、実際に車体に取り付けをしていきたいと思います。暗いことも...つづく

ルーフキャリアとボックスは”取り外し可能な追加の構造物”なので、検査の対象に含まれないということになります。さすがに一般的なルーフキャリアなので、

「これは取り外し可能なものなのだろうか」

という分解確認もされません。車体への固定ボルトは露出していなくても大丈夫でした。

検査コースを通すにあたっても特に問題なし。僕は中身のキャンプ道具も積みっぱなしで挑みましたし。笑

ということで僕がちょっとグレーかなと思った箇所の、実際の検査場での反応でした!もちろん指摘されて落ちるとやり直しなので、手が回るなら車検に行く前に標準に戻しておくのがオススメですよ・・・