テスラ:モデルX P100Dに試乗してきた。これは確かに革命だ!ほすぃ!~買い時と中古価格編~

さて、間が空いてしまいましたがテスラモデルXの試乗について。ちょっとテスラについては未知への興味でいろいろなことを聞いてしまい、かなり様々な新しい発見がありました。なのでちょっと語りたいことも多いんですよ。

テスラ:モデルX P100Dに試乗してきた。これは確かに革命だ!ほすぃ!~グレード編~
唐突ですがテスラのモデルXに試乗してきたので、長くなりそうですが僕の感触を書いてみたいと思います。結論から言えば、やはりこれは革命...つづく


テスラ:モデルX P100Dに試乗してきた。これは確かに革命だ!ほすぃ!~内外装編~
前回に引き続きテスラ モデルXの試乗報告。 前回がグレードについて記載しましたが、今回は内外装編です。 ■外装のデザイン。E...つづく

前回まではモデルXのグレード、そして内外装のインプレッションを記載してきました。実際の試乗インプレッションも書きたいのですが、ちょっと先にズバリ買いなのか否か、僕の印象を書いていきたいと思います。

■シートオプションは意外や3パターンもあり。最も高級なのは6シーター。

モデルXには新車購入時のシートオプションが3パターンあります。

  • 5シーター(2列)
  • 6シーター(3列で、各列2席)
  • 7シーター(3列で、2列目だけ3席)

6か7シーターを選べるのはわかるのですが、5から選べるというところが「そもそもミニバンと違い、たくさん乗れること以外にメインバリューがある余裕感」を感じますね。

さらに「その辺のなんとか7人乗れるSUVではなく、3列目もミニバン並みに広々乗れる」というのがものすごいところ。

じゃあ僕ならどれを選ぶか。
それは7シーターですね。ここは高級路線よりも7人フルで乗っても余裕で荷物が積めるという利を最大限に活かしたいと思います。

5シーターはさておき、6シーターと7シーターの違いが気になります。これらはズバリ高級感の違いであり、2列目に3人座れる幅がありながら1列目と同じ包み込まれるようなシートを2座設置したのが6シーター。席ではこの6シーターでいう2列目が一番高級な席になります(ファルコンドアで広々と迎えられ、一番広くて余裕のある席に座る)。


そしてもう一つ6/7シーターで違うのが3列目への乗り込み。6シーターは2列目が電動シートになり、タッチひとつで2列目のシートが自動で前に詰められ、背もたれも前に倒されます。そうなると非常に余裕の広さで3列目に乗り込むことができ、3列目も天井、幅共に結構な余裕があります。
これが7シーターを選ぶと2列目が電動ではなく手動なんですよね。

さすが、イーロンマスクの家族が全員乗れるクルマを作った、というのは伊達じゃないですね。

■ズバリ今EV買いなの?気にすべきは買う時より売却時の価格だと思う。

僕がEVで気にしている大きなポイントのひとつが中古車の値崩れ。日産LEAFやBMW i3などは中古で買うとめちゃ安く買えます。これは逆に新車で買って、数年乗って売る時には激安価格でしか買い取ってもらえないということ。

それにはインフラや購買層の少なさなど様々な理由がありますが、大きく2つの理由がある気がします。

■技術成長が目覚しく、新車も2-3年経てば陳腐化する■

EVは今まさに発展途上なので、特に充電を満タンにした時の走行可能距離が年々伸びています。それこそ2-3年待つと1.5倍にすらなったりします。これはバッテリー技術の進歩です。

そうなると数年経ったEVは「技術的に古い。陳腐化している」となり、中古価格がめちゃめちゃ下がるわけです。だから技術的に初期加速をかましていた今まではEVをとても買いづらい。新車価格が高いので維持費の安さでも投資回収できないでしょうね。激安になったEVを買うならまだいいかもしれません。

■バッテリーの耐用年数が低い■

日産LEAFの例を取りましょう。中古で調べるとLEAF(多分初期モデル)は30万ぐらいで買えたりします。笑 それは上記のバッテリー容量問題もありますが、バッテリーが劣化しているから激安というのもあります。

LEAFのバッテリー耐用年数は(最新モデルはわかりませんが)3年ぐらいだと聞きました。頻繁に乗っていると新車から初回車検でもうバッテリー交換?しかも数十万円かかる?そりゃあ売りますよね。こんな感じでバッテリーの耐用年数が短いので中古車は劣化したバッテリーの車体が売られています。これも価格を下げる理由。

■じゃあテスラの中古価格はどうなるの?

じゃあテスラは?

モデルXは現在ほぼ中古市場に出回っていないので中古相場は不明です(レアという意味でプレミア価格がついており、参考にならない)。

一方でモデルSは安いもので700万円程度(かなり走行距離が多かった)。ガソリンの高級車と比較してもそれほど悪くはないですね。モデルSの発売は数年前からですが、今のところテスラの値下がりは一般的な範囲に収まっていると言えそうです。

■最大航続距離■

2018年11月時点のモデルXを例にとると、最大航続距離はグレードごとに

  • 75Dで最大417km
  • 100Dで最大565km
  • P100Dで最大542km

となります。これらのグレードは現在日本で新車販売されているグレードですね。

ガソリン車に匹敵するレベルになってきたので、今後新型車においてこれ以上走行可能距離が長くなっていっても、今までほど値崩れはしないかもしれません。ただし2016年のモデルX初期を見るともう少し最大航続距離は短かった気がします。なのでまだまだ技術は進化する可能性は高いです。

■バッテリー劣化■

テスラはこれがすごい。新車はバッテリーについて8年の無償保証がついています。さらに走行距離条件は無制限。それだけの自信があるのでしょうね。


続きます。次はいよいよ買いかどうか判断したいと思います。